クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-12 No.9-1

2006年12月11日 18時55分52秒 | Weblog
<ORFEO>
ORFEOR 680062 2枚組 \3960
メルカダンテ:「誓い」
プラシド・ドミンゴ(T ヴィスカルド)
アグネス・バルツァ(Ms ビアンカ)
マーラ・ザンピエーリ(S エライーザ)
ロバート・カーンズ(Br マンフレード)
ほか
ゲルト・アルブレヒト(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1979年9月9日,ウィーン国立歌劇場(演奏会形式)
ドミンゴ、バルツァ、ザンピエーリという豪華キャストで珍しいオペラ。
サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870)は、ロッシーニ(1792年生まれ)と
ドニゼッティ(1797年生まれ)とほぼ同世代、ドニゼッティが1838年にパリ
に移ってから、ヴェルディの人気が不動になるまでは、イタリアのオペラ界
は彼が天下を取っていた大御所でした。またメルカダンテは、フランスのグ
ランドオペラの手法をいち早くイタリアオペラに取り入れた改革者としても
知られ、ヴェルディがそこから多くを学んでいることでも有名です。「誓い」
は、1837年にスカラ座で初演された、メルカダンテの代表作。エライーザは
ヴィスカルドを愛しているが、彼は人妻ビアンカを愛しており、彼女の夫マ
ンフレードは嫉妬、一方ビアンカはかつてエライーザの父の命を救った恩人
だった、という複雑な人間関係の中、エライーザはビアンカを助け死んでし
まう、という波乱万丈の話。これは1979年9月の、ウィーン国立歌劇場での
演奏会形式の上演のライヴ。驚くほど瑞々しいドミンゴとバルツァはもちろ
ん、この前年にスカラ座の「仮面舞踏会」でセンセーションを巻き起こした
ザンピエーリと、実に充実したキャスト。さらにご存知アルブレヒトの引き
締まった音楽によって、メルカダンテのオペラが生き返っています。





<ALPHEE>
ALPHEE 9810010 \2250
ショパン:
(1)4つの即興曲
(2)舟歌 嬰ヘ長調Op.60
(3)スケルツォ第1番ロ短調Op.20
(4)12の練習曲Op.25(全曲)
フィリップ・ジュジアーノ(P)

ALPHEE 9703008 \2250
ショパン:
(1)24の前奏曲Op.28
(2)ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
フィリップ・ジュジアーノ(P)

ALPHEE 0401016 \2250
ラフマニノフ:
(1)練習曲集「音の絵」Op.33
(2)練習曲集「音の絵」Op.39
フィリップ・ジュジアーノ(P)
2006年11月にトッパン・ホールで行なわれたリサイタルでも得意のショパン・
プログラムで聴衆をとりこしたジュジアーノ。1993年より始まった来日公演
を通して、また新たにMIRAREからもアルバムがリリースされるなど、ますま
す目が離せないピアニストのひとりとなっています。
彼は1990年第12回ショパン国際ピアノ・コンクールで最年少入賞(当時17歳)
を果たし、続く1995年の第13回同コンクールではアレクセイ・スルタノフと
ともに第2位(最高位)を得たことで一躍その名を知られるところとなりまし
た。コンクール本選でも絶賛されたというエチュードをはじめとしたショパ
ン。華麗なテクニックで鮮やかに描き切ったラフマニノフ。いずれも今後の
さらなる飛躍を実感させる注目の内容です。
フィリップ・ジュジアーノ…1973年フランスのマルセイユ生まれ。マルセイ
ユ国立音楽院でオディル・ポアソン、ピエール・バルビゼ両教授に師事。さ
らにパリ国立音楽院ではジャック・ルヴィエに師事、16歳で満場一致のプル
ミエ・プリを得て卒業。93年には奨学金を得て、ザルツブルクのモーツァル
テウム音楽院でカール・ハインツ・ケマリングに師事。89年から93年には毎
年1ヶ月間「オランダ音楽セッション」においてヤン・エキエル教授(20世紀
を代表するショパン研究家、ピアニスト。ポーランドの国家事業ショパン・
ナショナル・エディションの校訂者として知られる)にも師事しています。




<Opus蔵>
OPK 7030 \2250
チャイコフスキー:
(1)交響曲4番ヘ短調Op.47 
(2)眠りの森の美女より
カラヤン(指)フィルハーモニアO
音源 初期英Columbia LP 33CXシリーズ使用(1952録音)
前回の第5番に続きカラヤンが多く録音を残した第4番の最初の録音です。
ホルンがマイクに入りやすくするため指揮者の後に背中を向けて並んで録音
したとのこと。「イギリスのオーケストラの持つ品格と風合いを活かしなが
ら、カラヤンは氷上を滑りぬけていくような快速のスピード感と鮮やかさで、
泥臭くない、洗練されたチャイコフスキー演奏をここで聴かせている。第3楽
章のピツィカートの連続から、第4楽章の息をつかせぬ畳みこみの迫力には、
その特長がよく出ている。後年のベルリン・フィル盤はもっとオーケストラ
が重いし、最晩年のウィーン・フィル盤ではカラヤンの緊張が途絶えがちに
なる。それぞれ、よくもわるくも録音時点でのカラヤンの音楽を端的に示し
た盤なのだが、このフィルハーモニア盤の颯爽たる演奏は、45才のカラヤン
の才気を見事に捉えたものと言えるだろう。」(山崎浩太郎)

OPK 7031 \2250
レオポルド・ウラッハのモーツァルト
モーツァルト:
(1)クラリネット協奏曲K622
(2)クラリネット五重奏曲K581
(1)カラヤン(指)ウィーンPO (2)シュトロス四重奏団
音源 私家版SP, ベルテルスマンLP
オーパス蔵としてもモーツァルト生誕250年にあたって何かと思いましたがウ
ラッハに落ち着きました。どちらもウェストミンスター盤が有名でその前に
録音されたものは評価も購入も後回しにされる傾向があります。そこでマイ
ナーレーベルの特権を(面子が要らない)利用して2つの録音を一緒にまとめま
した。協奏曲もロジンスキー盤よりいいと思っています。いかがでしょう。
(レーベル・オーナー 相原氏談)

OPK 2065 \2250
ベートーヴェン:
(1)フィデリオ序曲Op.72 
(2)トリプル・コンチェルトOp.56
(3)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.39
ワインガルトナー(指)
(1)ロンドン・フィル(1938)
(2)R オドノポソフ(Vn) S アウベル(Vc) A モラレス(Pf) ウィーンPO
(3)マルグリット・ロン(Pf) パリ音楽院管弦楽団(1940)
日本盤、アメリカ盤、フランス盤SPより復刻
ワインガルトナーのベートーヴェンを聴くと、ベートーヴェンはこのように
演奏していたのではないかと思ってしまいます。今回は協奏曲を中心とした
ものです。「これらの演奏に関して感じられるとても大切なことは、これら
は、レコードが今のように大量消費財ではなく、まだ音楽家達が演奏してい
る音楽に没頭できた時代のものだということです。恐らく、これらの録音は、
私たちがすばらしいクラシック音楽がただの娯楽の一形態ではなく、道徳的
な力であった日々を思い起こさせるものなのです。」
(Ralph Steiberg, New York ライナーノートより)




<Altus>
ALT 138/9 2枚組 \3900
ブルックナー:交響曲第5番
セルジュ・チェリビダッケ(指)ミュンヘン・フィルハーモニー管
録音:1986年10月22日東京サントリーホール
梶本音楽事務所 アルトゥス共同企画
スケール、音質、テンポとあらゆる面で既出演奏を大きく上回り伝説となっ
たサントリーでのブル5がついに正規で発売。しかも海賊盤もさすがにこの演
奏だけはでていなかったと思われます。また1986年はサントリーホールの開
館の年でもあり、ヨッフム、コンセルトヘボウも来日して名演のブルックナ
ー7番(ALT015/6)を残し当時チェリかヨッフムかと大いに世間を騒がしま
した。そのチェリのブルックナー5番がまさかのCD化でチェリの御令息イオア
ン総裁も激賞で、チェリのテンポに言及した素晴らしい一文を解説によせて
おり必読。音楽評論界穏健派の重鎮岡本稔氏も「これほど再現性の高いチェ
リビダッケの録音は数少ないというのが率直な印象だ。ここに真のチェリビ
ダッケの芸術と呼ぶにふさわしい音の記録が残されている」と手ばなしの模
様でございます。




<GRAND SLAM>
GS 2018 \2250
(1)フランク:交響曲ニ短調
(2)ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
(3)リスト:交響詩「前奏曲」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1953年12月14、15日(2)1952年12月2、3日
(3)1954年3月3、4日以上すべてウィーン・ムジークフェラインザール
使用ソース:
(1)London LL 967(イギリス・デッカによる片面テスト・プレスU.K. Decca
single sided test pressing)
(2)(3)HMV(U.K.) ALP 1220
制作者より
フルトヴェングラーは晩年、英デッカと契約を結びましたが、LP用に残され
た録音はフランクの交響曲ニ短調のみにとどまりました。この録音はフルト
ヴェングラーの生の音に最も近いとも言わるほど鮮明な音質で知られていま
すが、このCDでは英デッカがアメリカ・ロンドンのために制作した片面カッ
ティングの2枚組テスト・プレスLPから復刻しています。片面プレスのLPは通
常の両面プレスよりも制約が少ないために情報量が多く、当時のオリジナル
・マスターに最も近い音とも言えます。しかも入手したテスト・プレス盤は
1枚目が新品同様、そして2枚目は封印されたままの新品という、復刻の素材
としてはこれ以上は望めないものです。
このフランクのセッションの直前、フルトヴェングラーはウィーン・フィル
の定期公演(1953年12月12日、13日)で、このフランクと当時にワーグナーの
「タンホイザー」序曲を指揮しているので、カップリングにはHMVの同序曲
(1952年)を組み合わせました。また、その「タンホイザー」と同じLPに収
録されているリストの交響詩「前奏曲」も収録されますが、これは約15分の
曲をゆったりとLP片面にカッティングしているため、フランク同様、異様な
までに生々しい音質を誇ります。
解説書の内容
収録されている3作品の初出時の批評(英グラモフォン誌、抜粋)を邦文訳で
掲載します。あとは制作手記を少々。(平林 直哉)
おことわり:LPよりの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33496(DVD-Video) \3780
字幕:伊独仏英西
ヴェルディ:「エルナーニ」
マルコ・ベルティ(T エルナーニ)
カルロ・グエルフィ(Br ドン・カルロ)
ジャコモ・プレスティア(Bs シルヴァ)
スーザン・ネヴィス(S エルヴィーラ)
ほか
アントネッロ・アッレマンディ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
演出&衣装:ピエーラリ
パルマでの「エルナーニ」が映像で発売です。演出のピーエラリ(本名はピ
エールルイージ・ピエーラリ)はフィレンツェ生まれの演出家。シャイー時
代のボローニャ歌劇場で活躍した人。このパルマの舞台では、極めてヴェル
ディらしい重厚な舞台を作り上げています。歌手は、マルコ・ベルティ、ス
ーザン・ネヴィス、ジャコモ・プレスティア、カルロ・グエルフィと、いず
れも各地で引っ張りだこの逸材たち。そしてイタリアオペラの次世代の巨匠
と評価うなぎのぼりの指揮者アントネッロ・アッレマンディの音楽も見事。
《エルナーニ》の熱気溢れる世界を楽しめます。

DYNDVD 33508(DVD-Video) \3780
字幕:仏英独伊西
マスネ:「シェリュバン」
ミシェル・ブリート(Ms シェリュバン),
パトリツィア・チョーフィ(S アンソレイヤード),
カルメラ・レミージョ(S ニーナ),
ジョルジョ・スーリアン(Bs 哲学者),他
エマニュエル・ヴィヨーム(指)
カリアーリ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ポール・カラン
収録:2006年1月
CD(CDS 508)で発売されていた、カリアーリ歌劇場でのマスネの珍しいオペ
ラ「シェリュバン」が映像で発売!「シェリュバン」は1903年に初演された
オペラで、シェリュバンとは、モーツァルトの「フィガロの結婚」のケルビ
ーノのこと。少年だった彼が17歳になった時の、青年に足を踏み入れ始めた
頃の恋の物語です。演出は、今年6月のボローニャ歌劇場日本公演でもヴェル
ディの「トロヴァトーレ」で個性を発揮しいていたポール・カラン。すっき
りした中に、マスネらしいお洒落な雰囲気を醸した良い舞台です。シェリュ
バン役はミシェル・ブリート、2005年4月に新国立劇場の「フィガロの結婚」
でケルビーノを歌って好評を博した南アフリカ出身のドイツのメッゾソプラ
ノ。さらに、アンソレイヤードにパトリツィア・チョーフィ、ニーナにカル
メラ・レミージョ、哲学者にジョルジョ・スーリアンと、歌の面でも高水準。
エマニュエル・ヴィヨームの指揮も、マスネの味わいを見事に引き出してい
ます。フランスオペラを愛する人には大推薦のDVDです。

CDS 526 2枚組 \3760
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」
マリアンナ・ピッツォラート(Ms イザベッラ) 
マキシム・ミロノフ(T リンドーロ)
マルコ・ヴィンコ(Bs ムスタファー) 
ブルーノ・デ・シモーネ(Bs タッデーオ)
バルバラ・バルニェージ(S エルヴィーラ) 
ホセ・マリア・ロ・モナコ(Ms ズルマ)
アレックス・エスポージト(Bs アリ)
ドナート・レンゼッティ(指)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団、プラハ室内合唱団
録音:2006年8月12,15,19日,ペーザロ
DYNAMICがお届けする、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルのシリーズ、
新刊です!なんとつい数ヶ月前の最新録音。「アルジェのイタリア女」です。
このオペラの新録音自体久々のものですが、加えて歌手が皆新鮮ピチピチ。
マリアンナ・ピッツォラートは、2004年にカサロヴァの代役で「タンクレー
ディ」のタイトルロールに抜擢、大成功を収めたシンデレラ・ガール。マキ
シム・ミロノフは、10月に藤原歌劇団の「ランスへの旅」で話題となったロ
シアのテノール。マルコ・ヴィンコも、2003年に藤原歌劇団の「イタリアの
トルコ人」で大好評を博したバス。この三人はいずれもまだ若い歌手で、こ
うした才能を積極的に発掘するこのフェスティヴァルの意欲がズバリと当た
っています。そこに、ベテランのブルーノ・デ・シモーネがタッデーオ役で
加わって、存在感を出しています。ロッシーニの大御所、レンゼッティの指
揮にボローニャのオーケストラと、バックも万全。第2幕のリンドーロのアリ
アは、ロッシーニが新たに書き直したものを使用しています。
なお、DVDでの発売が予定されています。

CDS 520 \1950
カヴァッリ:
5つのラウダーテのヴェスプロ
8声のカンツォーナ
「喝采せよ」(3声)
「神よ、お恵みを」(3声)
6声のマニフィカト
「主をほめ讃えよ」(8声)
「エルサレムよ、主をほめ讃えよ」
ブルーノ・ジーニ(指)クレモナ・モンテヴェルディ合唱団
アンサンブル・ド・サックブティエ、ほか
録音:2006年5月11-14日
モンテヴェルディの後継者として知られるヴェネツィアの作曲家、カヴァッ
リの宗教曲集。いずれもモンテヴェルディの衣鉢を継いだ名曲です。ブルー
ノ・ジーニは、スカラ座少年合唱団を指導していたこともある合唱のプロ。
2000年にクレモナのモンテヴェルディ合唱団の芸術監督に就任、精力的に活
動しています。





<Triolila>
7427 99022 \2080
J.S.バッハ:
(1)トッカータとフーガニ短調 
(2)小前奏曲 ハ短調BWV.999 
(3)「マタイ受難曲」-「神よ、哀れみたまえ」
(3)平均率第1巻-前奏曲第2番ハ短調、前奏曲第1番ハ長調 
(4)G線上のアリア
(5)ハ短調の前奏曲による幻想曲
(6)クリスチャン・バッハ:ヴィオラ協奏曲より
アンジェリカ・アクバル(Pf)、エルカン・イルマク(ネイ)、
ミシルリ・アーメト(ダルブッカ、カホン)他にサズ、コブス等の中近東の
楽器多数
おなじみの「トッカータとフーガ」がピアノで響き始めるとすぐに打楽器が
響き始めてベリーダンサーが眼前で踊り始めるイメージが・・・。大バッハ
の超有名曲に多種多様な民族楽器がからまってワールドミュージックの世界
に。「絶世の美女」と呼びたい、アンジェリカ・アクバルはモーツァルトの
交響曲も、バッハの偉大な音楽も山奥の羊飼いの歌もインドのラーガもクロ
アチアの舞踊もそれらはみんな一つのものと信じてこのアルバムを制作した。

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06-12 No.9-2

2006年12月11日 18時55分22秒 | Weblog
<BRIDGE>
BCD9186 \1980
「ベネット・ラーナー/ドビュッシー・ピアノ作品全集第1巻」
ボヘミア舞曲、2つのアラベスク、間奏曲、小さな黒人、夢想、舞曲、
子供の領分、前奏曲第2集
ベネット・ラーナー(ピアノ)

BCD9211 2枚組 \1980
「ベネット・ラーナー/ドビュッシー・ピアノ作品全集第2巻」
12の練習曲(第1集、第2集)、ベルガマスク組曲、見出された練習曲、
ベルガマスク組曲第2番
ベネット・ラーナー(ピアノ)
録音:2006年
ラーナーはコープランド、ポウル・ボウルズ、チェレプニン、ヴァージル・
トムソンなどの20世紀音楽の初演者として知られている。そのせいか、この
ドビュッシーでも新しい作品を読み解くように知的なアプローチがとられて
いる。

BCD9212 \1980
「シンフォニック・ジャズ:グローフェとガーシュイン」
グローフェ:ミシシッピ組曲
(ポール・ホワイトマン楽団初演によるオリジナル版)
ガーシュイン(グローフェ編):セカンド・ラプソディ(世界初録音)
グローフェ:サックスとピアノのための「ガロドロのセレナーデ」
グローフェ:グランド・キャニオン組曲
(ポール・ホワイトマン楽団初演によるオリジナル版/世界初録音)
スティーヴン・リッチマン指揮
ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク、
アル・ガロドロ(A.Sax)、
リンカーン・マヨルガ(Pf)、
録音:2004年
アメリカ音楽界の大立者、キング・オブ・ジャズといわれたポール・ホワイト
マン楽団が初演したオリジナル版によるグローフェとガーシュインの名曲。
ラプソディ・イン・ブルーのオリジナル版の録音はすでに世に出ているが、
セカンド・ラプソディはこれが初めて。またグランド・キャニオンのオリジナ
ル版、グローフェの知られざる室内楽曲もあり、アメリカ音楽ファンにはたま
らない一枚。

BCD9206 \1980
「ゴットシャルク(ゴトチョーク):ピアノ作品集」
二番目のバンジョー、孤独、そよ風、ハヴァナのお土産、殉教者の歌、
マンチェガ、サヴァンナ、ユニオン(国歌星条旗よ永遠なれ、ヤンキー・ドゥ
ードゥル、コロンビア万歳によるコンサート・パラダイス)
ランバート・オーキス(Pf)
録音:1982年
アメリカの初期の作曲家ゴットシャルクの珍しいピアノ作品集。使用されてい
るピアノはスミソニアン博物館収蔵の1865年製のもの。オーキスはムターや
ロストロポーヴィチなど大物演奏家の伴奏者としても知られ、録音ではムタ
ーのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集のような名盤もある。他に
も当レーベルへクラムの作品集やベートーヴェンの熱情を3つのピアノで弾き
わけたアルバムを録音するなどユニークな活動をしている。

BCD9207 \1980
「ギャリック・オールソン・エディション-ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
集第3集」
第3番ハ長調Op.2-3、
第9番ホ長調Op.14-1、
第10番ト長調Op.14-2、
第25番ト長調Op.79
演奏:ギャリック・オールソン(Pf)
録音:2003年
オールソンは1970年のショパン・コンクール1位を獲得して華々しいデビュー
を果たし、その後地道に活動を続けるも録音にはあまり恵まれていなかった
(テンシュテットとのブラームスの協奏曲などあったが)。近年これまで当
レーベルに2枚のベートーヴェン・ソナタ集とピアノ・パートでウォーリネン
のヴァイオリン作品集を録音している。知的なアプローチで知られている。





<CEDILLE>
CDR7001 \1980
メノッティ:Missa"O Pulchritudo"
ルイ・ヴィエルヌ:荘厳ミサ
ウィリアム・フェリス指揮
ウィリアム・フェリス合唱団、
コンポーザー・フェスティヴァル・オーケストラほか
いずれも珍しい20世紀の宗教声楽作品。フェリスは上の2人の作曲家のほかバ
ーバー、コリリアーノ、パーシケッティなど多くの作曲家の初演を手がけて
いる。

CDR90000 091 \1980
「パトリス・マイケルズのアメリカ歌曲集」
収録作曲家/リー・ホビー、ローリー・アルトマン、レスリー・アダムス、
リタ・グリアー、ダン・タッカーほか
パトリス・マイケルズ(Sop)、エリザベス・ブッケリ(Pf)
録音:2004-2005年
さまざまな世代のアメリカの作曲家の歌曲。いずれも親しみやすいものばかり
である。パトリス・マイケルズは当レーベルにたくさんの録音があり、バロッ
クから20世紀音楽までこなすマルチ・タレントである。

CDR90000 092 \1980
「パシフィカ四重奏団/大戦間の弦楽四重奏曲」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」(1928)
ルス・クロフォード・シーガー:弦楽四重奏曲(1931)
ヒンデミット:弦楽四重奏曲第4番(1922)
パシフィカ四重奏団
録音:2005年
メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集が予想外のヒットとなったパシフィカ・
クァルテットの最新録音。大戦間の弦楽四重奏曲と銘打ち、チェコ、ドイツ、
そしてアメリカの作曲家を取り上げている。特にクロフォード・シーガーは
近年再評価の著しいアメリカの女流作曲家。アメリカ民族主義と実験性の融
合したユニークな弦楽四重奏曲である。

CDR90000 093 \1980
ブリテン:幻想四重奏曲(1932)
ブリス:オーボエと弦楽のための五重奏曲(1927)
ブリテン:弦楽四重奏曲第3番(1975)
フェルメール弦楽四重奏団、
アレックス・クライン(Ob)
TELDEC等に大量の録音がある名カルテットと元シカゴ響首席オーボエの共演。
オーボエと弦楽四重奏のための作品を集めた。この編成には武満の「アン・
トゥル・タン」があり作曲家のイマジネーションを刺激する何かがあるらし
い。オーボエのクラインはシカゴ響に首席奏者として在籍したこともあり、
その後ソリストとしてフィラデルフィア管、スイス・ロマンド管と共演、
2002年にはグラミー賞を受賞、近年は指揮者としても活動している。




<CELESTIAL HARMONY>
13247 \1980
「マックス・レーガー:オルガン作品集」
序奏とパッサカリア ニ短調(1899)、トッカータとフーガ イ短調Op.80、
キリエOp.59,7、ベネデクトゥスOp.59,9、幻想曲とフーガ ニ短調Op.135b、
受難Op.154,4、BACHの名による幻想曲とフーガOp.46
フランツ・レールンドルファー(Org)
録音:2003年
厳格ななかにも後期ロマン派の豊穣な響きを湛えたレーガーのオルガン作品
集。名オルガニスト・レールンドルファーは当レーベルにバッハ、レーガー、
即興演奏集など、計7枚のCDを録音している。

13248 \1980
「ムソルグスキー:ピアノ作品集」
組曲「展覧会の絵」、涙、瞑想曲、古典様式による間奏曲、ホパック、
禿山の一夜(コンスタンチン・チェルノフ編)
ニコラウス・ラフゼン(Pf)
録音:2004年
ラフゼンは1960年生まれでエッシェンバッハ、ゲルバーらに師事した。特に
エッシェンバッハから、その才能を高く評価されている。昨年惜しくも44歳
で亡くなりました。ムソルグスキーのピアノ作品だけ集めたアルバムは珍しい。

13262 \1980
フリッツ・ハウザー&ミハイル・アスキル:スペース-ベル、シンバルとゴン
グのための音楽
フリッツ・ハウザー&ミハイル・アスキル
ほぼ即興演奏(と思われる)瞑想的な音楽。セレスチャル・ハーモニーらし
いミステリアスな瞑想音楽。

13263 \1980
バーバラ・トンプソン:サキソフォン四重奏曲集
(第1番、第2番「暗闇から光へ」、第3番「ボディ・ランゲージ」)
アポロ・サキソフォン四重奏団
録音:2003年
トンプソンは1944年オックスフォード生まれ。デューク・エリントンやコルト
レーンを聴いて育った彼女の音楽はジャズ、ミニマリズムの折衷様式で常に活
き活きとしたリズムに溢れている。アポロ・サキソフォン四重奏団は1985年
設立の、この分野でのスター的グループでナイマン、フィットキン、ロドニ
ー・ベネット、マイケル・トークなどポップな傾向の現代音楽を得意として
いる。

14260 2枚組 \3960
ショパン:夜想曲全集
ロジャー・ウッドワード(Pf)
録音:2006年
オーストラリアのピアニスト、ウッドワードはコンクールであのヘルフゴッ
トに勝ったこともあり、武満作品のスペシャリストとして知られているが近
年はショパン演奏に力を入れている。2002年には来日して武満、ショパンの
演奏で話題となったがその最新の成果がこれ。ますます色鮮やかに、そして
深みを増している。

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06-12 No.8-1

2006年12月11日 16時18分32秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 0734 8枚組 \8320
J・ハイドン:ミサ曲全集
(ミサ曲第1番-第12番/同ト長調《天より降りたまい》/同《スント・ボナ・
ミクスタ・マリス》)
ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、スーザン・グリットン(ソプラノ)、
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、ローナ・アンダーソン(ソプラノ)、
パメラ・エレナ・スティーヴン(メゾ・ソプラノ)、
キャサリン・デンリー(メゾ・ソプラノ)、
ルイーズ・ヴィンター(メゾ・ソプラノ)、
マーク・パドモア(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(バス)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
コレギウム・ムジクム90
「イギリス音楽のスペシャリスト」、「イギリス屈指のオペラ指揮者」と称
されるなど、様々な音楽への積極的な取り組みが世界的評価を呼んでいる現
代イギリス屈指の名匠リチャード・ヒコックス。
同郷でバロック・ヴァイオリンの達人、サイモン・スタンデイジと共に1990
年に結成したオーケストラであるコレギウム・ムジクム90とのコンビで録音
を行った8枚に及ぶハイドンのミサ曲全集が限定特別ボックス仕様&特別価格
で登場!
ピリオド楽器を用いているコレギウム・ムジクム90は、バロックや初期古典
派の様々な編成のレパートリーを中心に数多くの名演を残しており、その名
前を確立している。

CHAN 10411 \2080
リチャード・ロドニー・ベネット-ワーズ・アンド・ミュージック ――
春の如く/天使のささやき/ゲット・リッド・オブ・マンデイ/サムワン・
トゥー・ウォッチ・オーバー・ミー/エンジェル・アイズ/スプリング・
キャン・リアリー・ハング・ユー・アップ・ザ・モスト/レット・ミー・
ダウン・イージー/アイ・ウォント・ダンス/キリング・タイム/ハウ・
ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン?/オン・セカンド・
ソート/アーリー・トゥ・ベッド/ウェイク・アップ・チラン・ウェイク・
アップ/グッバイ・フォー・ナウ/ワーズ・アンド・ミュージック
リチャード・ロドニー・ベネット(ヴォーカル&ピアノ)
イギリス映画音楽の巨匠であり、ジャズ奏者としても活躍を続けるベネット
の70歳記念リリース。リン・レーベルからリリースされたアルバム「ホエン・
ライツ・ア・ロー」(AKD 260)で共演を果たしたイギリス最高の女性ヴォー
カル、クレア・マーティンからも全幅の信頼を受ける経験に裏打ちされた音
楽が響く。

CHAN 10425X \1750
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
チェロ協奏曲Op.40/ヴァイオリン協奏曲/前奏曲/ロマンス
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
タスミン・リトル(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
イギリスを代表するチェリストとヴァイオリニストによるフィンジの大作が
24/96kHzデジタル・リマスターで移行再発売。ちなみにタスミン・リトルの
演奏によるヴァイオリン協奏曲は同曲の世界初録音となった音源である。

CHAN 10426X \1750
海のための作品集 ――
A・バックス:海辺にて
F・ブリッジ:管弦楽組曲《海》
B・ブリテン:4つの海の間奏曲
C・V・スタンフォード:ネイ湖の漁師と彼が見たもの
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、アルスター管弦楽団
イギリスの作曲家による「海」を題材とした作品を集めたシャンドスの面目
躍如たる意欲に満ちた1枚。中でもブリテンの「4つの海の間奏曲」はこの曲
のベスト・パフォーマンスとの呼び声が高い名演。24/96kHzデジタル・リマ
スターによる移行再発売。

CHAN 10427X \1750
ウーノ・クラミ(1900-1961):管弦楽作品集 ――
カレリア狂詩曲Op.15/カレヴァラ組曲Op.23/組曲《海の情景》
ペトリ・サカリ(指揮)、
アイスランド交響楽団
シベリウスに続く20世紀フィンランドを代表する作曲家ウーノ・クラミ。
フィンランドの民族叙事詩である「カレヴァラ」を題材とした作品を多く書
き上げたことも有名なエピソード。
CHAN 9268からの24/96kHzデジタル・リマスターによる移行再発売。

CHAN 241-36 2枚組 \2080
C・M・V・ウェーバー:クラリネットのための作品全集
ジャネット・ヒルトン(クラリネット)、キース・スワロー(ピアノ)、
リンゼイズ、ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
バーミンガム市交響楽団
クラリネットの重要レパートリーとして盛んに演奏が行われているウェーバー
の作品を網羅したセット盤。スコットランド室内管弦楽団やマンチェスター・
カメラータの首席奏者を歴任したイギリスのベテラン女流クラリネット奏者
である。




<Etcetera>
KTC 1307 2枚組 \4360
ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981):
ヨハン・クーナウの主題による幻想曲とフーガ(録音:2005年5月2日/+)
交響曲第3番(録音:1968年9月4)
クープランの主題による変奏曲(録音:1965年1月13日/*)
交響曲第1番(録音:1947年5月23日/§)
リチェルカーレ(録音:2005年5月7日/#)
交響曲第2番(録音:1969年1月23日/*)
交響的エチュード(録音:1962年9月17日)
交響曲第4番(録音:1982年5月13日)
ジャン・フルネ(指揮)、ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)*、
エド・デ・ワールト(指揮)#、ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)+、
アルベール・ファン・ラールト(指揮)§、
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
ヘンドリク・アンドリーセンは、オランダの音楽一家アンドリーセン一族最大
の音楽家として歴史にその名を残している人物であり、神秘的で簡潔な音楽の
作曲を行ったことにより、オランダ・カトリックの教会音楽を刷新したことで
知られている。
アンドリーセンの管弦楽曲の中でも「ヨハン・クーナウの主題による幻想曲と
フーガ」はオランダのオーケストラの重要レパートリーとして数多くの演奏が
行われている。
この作品集最大の魅力はなんといっても豪華絢爛の指揮者陣!
惜しまれつつも引退した巨匠フルネを中心にオッテルロー、デ・ワールト、若
き鬼才ズヴェーデンなどオランダを代表するマエストロたちによる演奏が一度
に聴けてしまうというなんとも豪華な布陣なのである。
名匠たちのタクトと絶好調オランダ放送フィルによるアンドリーセンの決定盤
登場!

KTC 1314 2枚組 \4360
ヒエロニムス・ローウェリン・ファン・ワーテルフリートのソングブック
エギディウス・クヮルテット&コンソート
ブルージュのシャンソニエによる25曲のオランダ歌曲集。シャンソニエとは主
にシャンソンを集めた手写本または印刷本のことを指している。シャンソニエ
には15世紀各国の特色が反映されており、シャンソンだけでなく様々な言語で
書かれた歌曲が含まれていることも多い。
エギディウス・クヮルテットは1995年にトン・コープマン率いるアムステル
ダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成されたオランダの男声合唱
グループ。名リコーダー奏者サスキア・コーエンも参加するエギディウス・
コンソートとの演奏は中世の雰囲気を如実に再現している。

KTC 4018 \2180
ペドロ・リモンテ(1565-1627):レクイエム
セバスティアン・アギレラ・ダ・エレディア(1561?-1627):
ティエント、オブラード、Discurso sobre Los Saeculorum、オブラ、
Registo baixo
ヨリス・ヴェルディン(オルガン)、
バルト・ファンデウェーゲ(指揮)、
ラ・ヒスパノフラメンカ
16世紀-17世紀初頭のスペインで活躍したサラゴサ出身の作曲家ペドロ・リモ
ンテのレクイエムと、同じく16世紀スペインのウエスカ大聖堂のオルガニスト
を務めていたエレディアのオルガン作品を収録。ラ・ヒスパノフラメンカは
16世紀、17世紀のポリフォニー音楽を得意とするマドリッドの合唱グループ。
初のリリースとなった前作でもリモンテの聖週間の哀歌集を素晴らしい歌声
で聴かせてくれた。全曲世界初録音。

KTC 4019 \2180
恋愛の音楽 ――
作曲者不詳:ダフネ
ジョン・ダウランド(1563-1626):パヴァン
ガレアッツォ・サッバティーニ(1597-1662):Congregavit Dominus aquas
ニコラス・ケンピス(c.1600-1676):シンフォニア
ウィリアム・ローズ(1602-1645):Up Ladies up
マシュー・ロック(c.1621-1677):Lucinda wink or veil those eyes
ジョン・ジェンキンス(1592-1678):Newark Siege、ガリアルド
他 全22曲
アングハラッド・グラファイド・ジョーンズ(ソプラノ)、
マーク・レヴィ(指揮)、コンコーディア
イギリスの貴族キャヴェンディッシュ一族の初代ニューカッスル公爵、ウィリ
アム・キャヴェンディッシュのアントワープ時代(1648-1660)と同時代の作
品を集めた作品集。演奏は古楽器演奏に大きな定評のあるイギリスのバロック
・アンサンブル「コンコーディア」。ポッジャーとのデュオで大活躍中の鍵盤
奏者ゲイリー・クーパーの参加も大きな魅力!

KTC 5251(SACD-Hybrid) \2850
J・ハイドン:
チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1/同第2番ニ長調Hob.VIIb-2
交響曲第60番ハ長調《うかつ者》Hob.I-60
キリーヌ・フィールセン(チェロ)、
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)、
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールでオランダ人初の入賞を果た
し、2000年のルツェルン音楽祭ではメータ&ウィーン・フィルと共演を行うな
ど目覚しい活躍を見せている女流チェロ奏者フィールセンのハイドン。コン
バッティメント・コンソート・アムステルダムは1982年に1600年から1800年
の間の作品の発掘を目的として結成されたバロック・アンサンブルである。





<Pavane>
ADW 7461 \2180
L・V・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30-1
S・プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番へ短調Op.80
J・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
フィリップ・フィルシュホーン(ヴァイオリン)、
エリザベート・レオンスカヤ(ピアノ)
バルト三国の小国リトアニアが輩出した名ヴァイオリニスト、フィルシュホー
ンがレオンスカヤとのデュオで1993年11月30日にアムステルダム・コンセルト
へボウで開催したコンサートのライヴ録音!ベルギーを拠点に活躍していた
フィリップ・フィルシュホーンは、1965年のパガニーニ国際コンクールで第2
位を獲得。続く1967年のエリザベート国際コンクールではクレーメルやカント
ロフを抑えて第1位に輝いた名匠である。

ADW 7449 \2180
トランペットとオルガンのための作品集 ――
M・A・シャルパンティエ:《テ・デウム》より 前奏曲
A・ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調Op.3-7
ミシェル=リシャール・ドラランド(1657-1726):トランペット協奏曲
ジャン・ラングレ(1907-1991):3つのコラール
J・S・バッハ:
G線上のアリア、主よ人の望みの喜びよ、目覚めよと呼ぶ声あり
F・シューベルト:アヴェ・マリア
G・ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》より カヴァティーナ
ジョルジュ・ドルリュー(1925-1992):叙唱とコラール
シモン・フルニエ(トランペット)、
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)、
フレデリク・マドレーヌ(バロック・ティンバレス)
1973年にベルギーの都市アンジェで生まれたシモン・フルニエは、フランスの
アンサンブル・オーケストラ・トロワでソロ・トランペット奏者を務めている。
2000年7月にはバシュメット&モスクワ・ソロイスツのツアーに参加するなど、
その輝かしいサウンドに大きな期待が寄せられている。

ADW 7454 \2180
フロリエージュ・ワロン-ピエール・マトー:
ワロン地方の民謡によるサクソフォーンとオルガンのための組曲
ジャン=ピエール・ロリーヴ(サクソフォーン)、
ピエール・マトー(オルガン)
ベルギーのフランス語圏ワロン地方に伝わる民謡18曲を、サクソフォーンとオ
ルガンで奏でた心地よい調べを届けてくれるアルバム。リエージュ音楽院を主
席で卒業し、デュファイエやロンデックスなどサクソフォーンの重鎮の下で学
んだロリーヴが駆使するアルト、ソプラノ、ソプラニーノといった3種類の楽
器の音色の聴き比べも魅力的。

ADW 7455 \2180
A・ヴィヴァルディ:フルート・ソナタ集 ――
フルート・ソナタ ト短調Op.13-6,RV.58/同ハ長調RV.48/同ト短調RV.51/
同ニ短調RV.49/同ホ短調RV.50/同イ長調Op.13-4,RV.59
マクサンス・ラリュー(フルート)、
ジョルジュ・キス(チェンバロ)
フルートのマクサンス・ラリューは、1954年のジュネーヴ国際音楽コンクール
で優勝という輝かしい経歴を持ち、パリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者などを
歴任したフランスのフルート界を牽引してきたベテラン奏者である。

ADW 7456 \2180
セファルディ-スペイン系ユダヤ人の音楽 ――
Morena Me Yaman/Puntcha Puntcha/Mi Padre Era De Fransya/
Doz Amantes Tengo La Mi Mama/La Roza Enflorese/他 全12曲
ラ・ローザ・エンフローレーゼ
中世イベリア半島へ移り住んだユダヤ人である「セファルディ」に伝わる伝統
音楽12曲を収録。セファルデイの伝統音楽の中でも特に名作と言われる「La
Roza Enflorese」を名に冠する5人組のアンサンブルがイベリアとユダヤの融
合を聴かせてくれる。

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06-12 No.8-2

2006年12月11日 16時18分00秒 | Weblog
<Phaedra>
DDD 92020 \2180
In Flanders' Fields Vol.20-見て、私の庭のバスクラリネット! ――
ディルク・ブロッセ(1960-):エレジー
ヨハン・フォヴォレール(1957-):ゼブス
アラン・クラーンス(1957-):ディヴェルティメント、エクスペリエンス
ウィルフリード:ウェステルリンク(1945-):ピエロ
ヨーク・ボーウェン(1884-1961):幻想五重奏
湯山昭(1932-):ディヴェルティメント
チャールズ・カミレリ(1931-):デュオ・ソナタ
ヤン・ギュンス(バス・クラリネット)、
モスクワ・チェンバー・ソロイスツ、
トリオ・クラシクム、ジェミニ・アンサンブル
1972年にアントワープ歌劇場でプロ奏者としてのキャリアをスタートさせたヤ
ン・ギュンス。現在は名門フランダース放送管弦楽団に在籍しておりベルギー
だけでなく世界を代表するバス・クラリネット奏者として知られている。演奏
活動以外にも、王立アントワープ音楽院の指導や世界中でマスタークラスを開
催するなど幅広い活動を展開中。深く豊かで暖かみのある音色と卓越した演奏
はバス・クラリネットの魅力と可能性を存分に感じさせてくれる。ちなみに
ブックレットには9ページにわたって日本語解説が封入されている。

DDD 92026/2 2枚組 \4360
In Flanders' Fields Vol.26
ペーター・ベノア(1834-1901):歌曲集《人生における愛》
ヘンリエッタのアルバムより-ピアノのための5つの小品/
歌曲集《愛の悲劇》より
ウェルネル・ファン・メヘレン(バス・バリトン)、
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ) 
フランダース地方の音楽の発展に尽力した19世紀ベルギーの作曲家ペーター・
ベノワ。白井光子&ハルトムート・ヘル、シュワルツコップ、フィッシャー
=ディースカウのマスタークラスで研鑽を積んだベルギーのバス・バリトン
奏者がベノワの歌曲に秘められた感情を上手く表現している。

DDD 92024 \2180
In Flanders' Fields Vol.24-
ステファン・メイラールス(1970-)-ある作曲家の肖像 ――
あるハンガリーの夏/エレジー/波/組曲/3つの愛の歌/瞑想/ノクターン
/レイメント/トリオ/荒野/宵のワルツ
ルック・ベルゲ(ホルン)、
ピート・ファン・ボックスタル(オーボエ)、
マルク・ヴェルテッセン(クラリネット)、
クルト・ゲイセン(バス・バリトン)、ヴェラ・バリコ(チェロ)、
クーン・ケッセル(ピアノ)、ステファン・メイラールス(ピアノ)
1970年生まれのベルギー、フランダース地方の作曲家ステファン・メイラール
スの室内楽作品、歌曲などによる作品集。メイラールスはモネ劇場とレメンス
音楽研究所を拠点として作曲家としてだけでなくピアニストや指揮者としても
活動を行っている。ブックレットには日本語による作曲家紹介等が掲載されて
いる。

DDD 92023 \2180
In Flanders' Fields Vol.23-フランダースのスリリングなトロンボーン ――
ラオル・デ・スメット(1936-):カームサ1
ルシアン・ヘサルス(1931-):サルヴァトーレ・アランドのラメント
ヤン・ピーター・ビーセマンス(1939-):ディスコルソ・ア・シンク
ヨリス・デ・ラート(1947-):イリヴァーシブル
クロード・コッペンス(1936-):スライディング、ザ・シフト
ウィルフリード・ウェステルリンク (1945):“S”
カームサ・トロンボーン五重奏団
Iフランダース地方のトロンボーン奏者であるレオ・フェルヘイエンへのトリ
ビュートとして製作されたアルバム。フランダースのアヴァンギャルド・ミュ
ージックを知ることの出来る興味深い1枚となっている。新たなレパートリー
探しにも最適!?




<Musique En Wallonie>
CYP 3616 \2180
ピエトロ・アントニオ・フィオッコ(1654-1714):
春(Le Retour de Printemps)/ソナタ ハ長調/カンタータ《Tutto acceso
d'amore》/ソナタ ト短調/アリア《告げよ、愛の神よ》
キャロリーヌ・ペロン(ソプラノ)、ジュリー・ハスラー(ソプラノ)、
ラファエル・ケネディ(ソプラノ)、ジル・ゲナール(カウンターテナー)、
フィリップ・ノンクル(オートコントル)、
ヴァンサン・ブーショ(バリトン)、
ユーゴ・レーヌ(指揮)、ラ・サンフォニー・デュ・マレ、他
17世紀ヴェネツィアで生まれ、ベルギーのブリュッセルへと活躍の場を移した
ピエトロ・アントニオ・フィオッコは、後にベルギー音楽に多大な貢献を果た
すジョゼフとエクトールのフィオッコ兄弟の父でもある。アントニオ・フィオ
ッコの現存する作品は宗教音楽が多数を占めており、器楽作品などの音源は
貴重と言える。1999年のライヴ録音。

CYP 3614 2枚組 \4360
クララ・クレアベール(1899-1970)-ヒストリカル・レコーディング集
G・マイアベーア:
歌劇《プロエルメルのパルドン祭》より、歌劇《ユグノー教徒》より
G・ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》より
A・トマ:歌劇《ミニョン》より
C・グノー:歌劇《ミレイユ》より、歌劇《ロメオとジュリエット》より
L・ドリーブ:歌劇《ラクメ》より/他 全30曲
クララ・クレアベール(ソプラノ)、様々なアーティスト
19世紀から20世紀にかけて活躍したオペラ歌手の歴史的録音を復刻するシリー
ズ。

CYP 3612 \2180
エクトル・ドゥフランヌ(1870-1951):ヒストリカル・レコーディング集
A・アダン:Le Chaletより、Si Jetais Roiより
A・トマ:歌劇《ミニョン》より
L・ドリーブ:歌劇《ラクメ》より
G・ビゼー:
歌劇《真珠採り》より、歌劇《美しきパースの娘》より、
歌劇《カルメン》より
C・ドビュッシー:歌劇《ペレアスとメリザンド》より/他 全22曲
エクトル・ドゥフランヌ(バリトン)、様々なアーティスト
Arias/Dufranne(br)




<Musiques Suisses>
MGBCD 6240 4枚組 \9200
パウル・ザッハー-指揮者と音楽の代弁者 ――
I・ストラヴィンスキー:
ヴェノーサのジェズアルド400年祭のための記念碑、宗教的バラード《アブラ
ハムとイサク》、カンタータ《説教、説話、祈り》、3楽章の交響曲
J・ハイドン:交響曲第39番ト短調Hob.I-39
B・マルティヌー:リディツェ追悼
F・マルタン:チェロのためのバラード
B・バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
L・ベリオ:夢の回想
D・ミヨー:歌劇《オルフェの不幸》
W・A・モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調K.314
W・フォルトナー:アウロディ
H・ホリガー:2つのリスト・トランスクリプション、塔の音楽
ハインリッヒ・シフ(チェロ)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
ハインツ・ホリガー(オーボエ&指揮)、
パウル・ザッハー(指揮)、
バイエルン放送交響楽団&合唱団、
バーデンバーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団、
バーゼル室内管弦楽団&合唱団、バーゼル交響楽団
バーゼル室内管弦楽団、バーゼル・スコラ・カントルムを創設。多くの近現
代作曲家への協力や資金援助を行いパトロンとしての役割も果たしたスイス
の音楽家パウル・ザッハー。バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタの
ための音楽」などザッハーの委嘱によって作曲された作品は数多く、近現代
の音楽の発展に多大な影響を及ぼしたことは非常に有名である。今回のリリ
ースは、ザッハーの代名詞でもある近現代音楽からハイドン、モーツァルト
など1961年から1987年にかけて収録された音源を収めた貴重なボックス・
セット。またマルタンではシフ、ベリオではロストロポーヴィチ、モーツァ
ルトではホリガーなど、超一流のアーティストがソリストとして参加してい
るところもザッハーの偉大さの証明だろう。スイスの偉大なる音楽家の記録
がスイスのレーベルから登場という素晴らしい企画である。

MGBCD 6246 \2300
アルペンホルンのための新しい作品集 ――
アルカディ・シルクロペール(1956-):
ファンファーレ、アフター・ストーム、アルペン・トレイル、行列、ブ
レイン、クレステッドビュート・マウンテン
ハンス=ユルク・ゾマー(1950-):牧歌風舞曲
マティアス・リュエック(1952-):エアバウリッヒェ・スタディ
ジョン・ヴォルフ・ブレンナン(1954-):
トゥ・ザ・サミット・アンド・バック、歌と変奏
アルフレッド・レオンツ・ガスマン(1876-1962):悲しい時間
ダニエル・シュナイダー(1961-)アルペンホルン協奏曲より カデンツァ
ハンス・ケネル(1939-):5つの踊り
アルカディ・シルクロペール(アルペンホルン&フレンチホルン)
Neue Alphornmusik/Shilkloper(Alphrn&hrn)
スイス山間部の民族楽器であり、ブラームスやロッシーニもその音色に影響を
受けたアルペンホルンのための作品を集めたユニークなアルバム!1956年モス
クワ出身のホルン奏者アルカディ・シルクロペールはモスクワ陸軍音楽学校で
ホルンを学び、ボリショイ歌劇場管とモスクワ・フィルのホルン奏者を歴任し
た歴戦の猛者。その後ソリストとして活動を始めたシルクロペールは、クラシ
ック、ジャズや即興など枠にとらわれない幅広い活動を展開している。この
アルバムでは全てのパートをアルペンホルンとフレンチホルンを用いた多重
録音でシルクロペールが演奏。クラシカルなスタイルの作品から、現代風の
作品などバラエティに富んだラインナップとなっている。スイスのレーベル
ならではの意欲作である!

MGBCTS-M101 \2300
ロルフ・ルーザー(1920-2001):レチタティーヴォと賛歌
コリャ・レッシング(1961-):Metaphysical Muse on a Street Lit
フリーデマン・トレイバー(1971-):無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲
バルツ・トランピー(1946-):The Intertwined Paths
エリック・ゴーディベール(1936-):奇想曲
ハイディ・バーデル=ノブス(1940-):二重奏曲
エリオット・カーター(1908-):4つの賛美
ハンスハインツ・シュネーベルガー(ヴァイオリン)
1926年10月にスイスのベルン出身で今年2006年で御歳80歳というスイスの老
ハンスハインツ・シュネーベルガーのポートレート・アルバム。ハンブルク
北ドイツ放送交響楽団では1958年から1961年にかけて第1コンサートマスター
を務め、マルタンのヴァイオリン協奏曲、バルトークのヴァイオリン協奏曲
第1番の世界初演を行うなどスイスのみならず世界トップクラスのヴァイオリ
ニストとして君臨してきたシュネーベルガー。20世紀の無伴奏ヴァイオリン
のための作品を集めた今回の最新録音では、老練で巧みな技と衰えを知らぬ
テクニックを存分に披露してくれている。2006年5月-6月の録音。

MGBCD 6248 \2300
フリードリッヒ・テオドール=フレーリッヒ(1803-1836):
4声のモテット集/12声の《ミゼレーレ》
ミカイエル・バルヤン(ハンマーフリューゲル)、
セバスティアン・ゴール(指揮)、
バーゼル・ヴォーカル・ソロイスツ
スイス・ロマン派最大の作曲家の1人とされているフレーリッヒは、父の希望
により作曲家から弁護士となり、その後再び音楽家に戻るという経歴を持って
いた。12人の若き声楽家たちによって結成されたバーゼル・ヴォーカル・ソ
イスツの澄み切った歌声が美しく響き渡る。

MGBCD 6237 \2300
Bonifacius Amerbach(1495-1562)の楽譜より(全25曲)
ミハエル・ゴンドコ(指揮)、コリーナ・マルティ(指揮)、
ラ・モッラ
M中世ドイツ語圏の知られざる作曲家たちの作品集。ラ・モッラは、2000年に
結成されアントワープでデビューを果たしたバーゼルを拠点とする新しい古楽
アンサンブル。

MGBCD 6239 \2300
ペーター・ミーク(1906-1990):
弦楽三重奏曲/弦楽四重奏曲第1番/オーボエ協奏曲/
トッカータ、アリオーソとジーグ
ストライフ・トリオ、カルミナ・クヮルテット、
トーマス・インダーミュール(オーボエ)、
マルク・キソッツィ(指揮)、
カメラータ・チューリッヒ、
セバスティアン・トゥインケル(指揮)、
南西ドイツ室内管弦楽団
ペーター・ミークは作曲家、画家、そしてジャーナリストなど多くの分野で
活躍したスイスの作曲家。オーボエ協奏曲のソリストであるインダーミュー
ルは、オランダ室内管弦楽団やロッテルダム・フィルのオーボエ奏者を歴任
したベルン生まれの名手である。

MGBCD 6241 \2300
F・マルタン:室内楽作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番/同第2番/アイルランド民謡による三重奏曲/
ギターのための《4つの小曲》
アルメーネ・スタキアン(ヴァイオリン)、
パスカル・デザルツェンス(チェロ)、
ダニエル・フックス(ピアノ)、
ミゲル・シャロスキー(ギター)
様々な楽器のための「バラード」などを残したスイスの大作曲家マルタン。
弦楽器のための作品集となったこのアルバムの中でも特筆すべきは「 ギター
のための《4つの小曲》」だろう。アルゼンチン出身のミゲル・シャロスキ
は、1988年ジュネーヴ国際音楽コンクールのギター部門で3位入賞の実績を持
つ。

MGBCD 6242 2枚組 \4600
パウル・ユオン(1872-1940):
弦楽四重奏曲Op.5/同ロ短調Op.11/同イ短調Op.29/同第3番Op.67
ニツィオル四重奏団
ロシアに生まれたパウル・ユオンはその後ドイツへ移住。スイスの市民権を持
ちながらも人生の大半をドイツで過ごした作曲家である。ロマン派的な作風が
特徴。チューリヒ・トーンハレ管とチューリッヒ歌劇場管のメンバーで構成さ
れるニツィオル四重奏団による充実の演奏が光る。

MGBCD 6243 \2300
パウル・ユオン:五重奏曲ニ短調Op.33/室内交響曲Op.27
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の奏者たち
J同じくパウル・ユオンの作品集。こちらは弦楽器、木管楽器、ピアノなどに
よる編成の2作品を収録。チューリヒ・トーンハレ管の奏者たちのレベルの高さ
は流石の一言!ロマン主義を持ち続けたユオンの作品を鮮やかに描いている。

MGBCD 6245 \2300
フランツ・ティッシュハウザー(1921-):3つのモルゲンシュテルン
エディス・マティス(ソプラノ)、
フランツ・ティッシュハウザー(ピアノ)、
フリッツ・ナフ(指揮)、
スイス室内合唱団、スイス・クラリネット・プレーヤーズ
スイスのベテラン作曲家ティッシュハウザーが詩人クリスティアン・モルゲ
シュテルンの詩を題材として書き上げた合唱作品を収録。

MGBCD 6247 \2300
ヴィリー・ブルクハルト(1900-1955):
オルガンのための《パッサカリア》/7つの詩篇Op.82/幻想曲とコラール
Op.58/無伴奏合唱のためのモテットOp.51/ソプラノとオルガンのための
《マニフィカト》Op.64/テ・デウムOp.33
マリア・C・シュミット(指揮)、
クライネ・カントレイ、ダイエル・シャイドゲル(ティンパニー)、
アドリアン・ウェーバー(トロンボーン)、
アンネッタ・ゲイゼル(トランペット)、
ハインツ・バリー(オルガン)
マルタン、オネゲル、シェックなどの大作曲家を世界へと羽ばたかせた20世紀
前半のスイスにおいて、彼らと並ぶと期待されながらも55歳でこの世を去った
作曲家ブルクハルトの宗教作品集。

MGBCTS-M97 \2300
ゲオルギス・アペルギス(1945-):イン・エクストリミス
ワン・ド・クン(1972-):4つの詩
メラ・マイアーハンス(1961-):スフレ・コンバッタント
マリー・シュワブ(アルト)、
ピエール=アラン・モノ(指揮)、
ヌーヴェル・アンサンブル・コンテンポラン
ヌーヴェル・アンサンブル・コンテンポランは、2005年1月で結成10周年を迎
えたスイスの現代音楽アンサンブル。コンサートではシフを筆頭とした大物
をゲストに迎えるなど評価は高い。

MGBCTS-M98 \2300
トーマス・ケスラー(1937-):
《, said the shotgun to the head.》/ドラム・コントロール/《Is it?》
ソウル・ウィリアムズ(語り)、
マルコ・レトンヤ(指揮)、
バーゼル・ラップ・コアー、バーゼル交響楽団、他
ボリス・ブラッハーの門下生でスイスの作曲家であるケスラーの作品集。主演
映画「SLAM」が全米で話題を呼び一躍話題の人となったアメリカの詩人ソウル
・ウィリアムズのレコーディングへの参加が最大の目玉である。

MGBCTS-M99 \2300
パトリシア・ユンガー(1951-):ヘラー・シャイン/ワルツ・エターナル
エヴァ・チャポ(メゾ・ソプラノ)、
パトリシア・ユンガー(指揮)、
コレギウム・ムジクム・チューリヒ
ドイツのフランクフルトで生まれ、オーストリア人とスイス人の両親を持つ女
流作曲家パトリシア・ユンガー。ドイツ南西放送(SWR)の「Karl-Sczuka」賞
を受賞した初の女性作曲家でもある。

MGBCTS-M100 \2300
メラ・マイアーハンス(1961-):
ディフェランスI/タンネルII/プレリュードとエコー/ナルシサスとエコー
/エッセイI-V
バーゼル・シンフォニエッタ、アンサンブル・エクアトゥオール、
クヮルテット・ノワール、他
コンテンポラリー、電子音楽の作品に定評があるルツェルン出身の女流作曲家
マイアーハンス。その作品はルツェルン音楽祭やバーゼル交響楽団、ワシント
ンのルーズベルト・アンサンブルなどでも取り上げられている。

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06-12 No.7

2006年12月11日 12時39分16秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDC-3755862 \1980
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
スケルツォ第1番 ロ短調 作品20
スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39
スケルツォ第4番 ホ長調 作品54
サイモン・トルプチェスキ(ピアノ)
急速に評価を高める若手ピアニストの雄、トルプチェスキのショパン。
27歳の俊英、トルプチェスキのラフマニノフ作品(CDC-5579432)に続くEMI
クラシックスへの第2弾。スラヴ的な気質とロマンティックな気分が横溢した
魅力的なショパンが味わえる新録音のご案内です。





<ORFEO>
ORFEOR 682062 2枚組 \3960
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
フランコ・コレッリ(T アンドレア・シェニエ)
レナータ・テバルディ(S マッダレーナ)
エットレ・バスティアニーニ(Br ジェラール)
エリーザベト・ヘンゲン(Ms コワニー伯爵夫人)
ヒルデ・コネツニ(S マデロン)
ほか
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1960年6月26日,ウィーン国立歌劇場
1960年6月の「アンドレア・シェニエ」。テバルディ、コレッリ、バスティア
ニーニという、「シェニエ」にはこれ以上考えようのないほどの強力キャス
ト。特に全盛期のコレッリは、シェニエを歌うために生まれてきたんじゃない
かというほどのハマリ役。ラストのテバルティとの二重唱では、マタチッチの
剛毅な音楽とも相まって、扇情の激流にクラクラします。脇にはヘンゲン、
コネツニといった往年の名歌手まで起用、もちろん脇はウィーンの実力派が
固めています。
ウィーン国立歌劇場のライブラリーに残されていた、ORF収録のマスターのコ
ピーを使用、音質はこの年代のライヴとしては極めて鮮明です。
※CDの裏と背にSTREOの表示がありますが、実際にはMONOです。





<DOREMI>
DHR 5709 \1980
(1)モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調KV.581
(2)ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
(1)ハロルド・ライト(Cl) (2)スタンリー・ドラッカー(Cl)
ジュリアード四重奏団
録音:(1)1963年10月11日(2)1968年12月19日
米合衆国議会図書館(ライヴ)
ジュリアード・カルテットによるシリーズ第6弾はクラリネット五重奏の2大
名曲。ボストン響のライトにニューヨーク・フィルのドラッカーと、それぞ
れメジャー・オケの首席奏者を務めた名手との共演がポイント。
1946年の創設以来60周年という長いキャリアから多数の同曲異演盤が知られ
る一方で、当アンサンブルにとって両作品については初めてではないにせよ
たいへん貴重というべきで、このたびのリリースの意味は小さくありません。
しかも、このライヴを含めてゲストとは共演機会にも恵まれていて、演奏内
容もとびきりなのですからなおさら価値あるところです。室内楽の醍醐味こ
こに極まれりといった感で、充実のひとときを与えてくれることでしょう。





<K617>
K617 192 2枚組 \2960
マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
オペラ「オーリードのイフィジェニー」
ファン・バウティスタ・オテーロ(指)
レアル・コンパーニャ・オペラ・デ・カマラ
オルガ・ピターチ(S イフィゲニア)、ベトサベー・アース(S アキーレ)、
レイフ・アルーン=ソレン(T アガメノン)、
マリーナ・パルド(MS ウリッセ)、セリーヌ・リッチ(S アーケード)
ファン・バウティスタ・オテーロは、ポルポーラの「オルランド」(K617 177)
の録音後18世紀のオペラのレパートリーを探求していました。トロイア戦争に
まつわる物語「オーリードのイフィジェニー」はソレールの傑作オペラの一つ
ですが、一般的にはまだまだ知られていません。輝かしいオーケストレーショ
ン、劇的な展開、表現力豊かな歌声でこの作品の規範となる演奏がここに誕生
しました。

K617 189 \2080
クスコ大聖堂でのコーパス・クリスティの祝祭
ガブリエル・ガリード(指)
アンサンブル・エリマ、
スコラ・カントルーム カンターテ・ドミノ、
ミヒャエル・ゲース(合唱指揮)




<ambroisie>
AMB 9997 \2300
テンプル騎士団の聖歌-12世紀のエルサレムの聖墳墓教会
アンティフォナ:聖なる十字架をにないたまえ、
レスポンソリウム:デウスの祝福、
レスポンソリウム:力天使と能天使の名誉、キリエ・エレイソン 他
マルセル・ペレス(指)
アンサンブル・オルガヌム
録音:2005年12月

AMB 109 2枚組 \4360
J.S.バッハ:
オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのための6つのソナタBWV1014-1019
ステファノ・モンタナーリ(Vn)、
クリストフ・ルセ(Cem)
指揮の分野での活躍もめざましいクリストフ・ルセのチェンバロによる、バッ
ハの最新録音の登場です。今回はバッハの「オブリガート・チェンバロとヴァ
イオリンのための6つのソナタ」。第1番の冒頭のチェンバロが鳴ったその瞬間
から、空気ががらりと変わってたちまちバッハの世界へと引き込まれます。
5楽章から成る第6番は、中間の楽章にチェンバロのソロがありますが、これは
パルティータの第6番にも転用されているもの。充実した楽章で、ルセのチェ
ンバロがたっぷりと堪能できます。ヴァイオリンのモンタナーリは、アカデミ
ア・ヴィザンチナでコンサートマスターを努めるなど世界でも評価の高い今
もっとも活躍しているヴァイオリニストの一人。最高の組み合わせによるバッ
ハを、アンブロワジーレーベルの極上の録音で聴く、至福のひとときを味わえ
ます。

AMB 9993 5枚組 \5150
ベートーヴェン:交響曲全集
[DISC1]交響曲第1&2番 
[DISC2]交響曲第3&4番 
[DISC3]交響曲第5&6番 
[DISC4]交響曲第7&8番 
[DISC5]交響曲第9番
ジョン・ネルソン(指)
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
「革命児ベートーヴェン」・・・使い古された言葉ではありますが、まさにこ
の言葉を実感させてくれる演奏がボックスセットになって登場。アンサンブル
・オルケストラル・ドゥ・パリのしなやかで強靭な音色、ネルソンの精緻な
指揮ぶりはまさに完璧としかいいようがありません。第1番の冒頭から、新し
い発見に満ち溢れています。8番の第2楽章のアンサンブルも、どこまでも軽や
かではありますが決して乱れることがありません。
(AMB 120-124のボックス化)





<CASCAVELLE>
VEL 3100 10枚組 \5150
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
CD1:第14番「月光」、第11番、第1番
CD2:第20番、第9番、第10番、第32番
CD3:第5番、第30番、第17番「テンペスト」
CD4:第28番、第6番、第2番
CD5:第31番、第7番、第18番「狩」
CD6:第21番「ワルトシュタイン」、第25番、第4番
CD7:第24番「テレーゼ」、第15番「田園」、第27番、第12番
CD8:第23番「熱情」、第13番、第16番
CD9:第26番「告別」、第3番、第8番「悲愴」
CD10:第19番、第29番「ハンマークラヴィーア」、第22番
アルド・チッコリーニ(Pf) 
使用ピアノ:スタインウェイ D274
録音:1995年(CD1,CD2,CD3)、1996年(CD4,CD5,CD7)、1997年(CD6,CD8,CD9)
1998年(CD10-第19番)、1999年(CD10-第29&22番)
1925年ナポリ生まれ、80歳を過ぎてもなお真摯にピアノに向かい合う巨匠アル
ド・チッコリーニ。100歳まで演奏を続けたいと語るチッコリーニ、その闊達
とした姿に多くのファンを魅了し続けています。イタリア出身ながらロン=
ティボー国際コンクールに優勝、1949年からパリに移住、長らくパリ国立高等
音楽院の教授を務め、1971年にフランス国籍取得。フランス音楽はもちろん
モーツァルトやベートーヴェンのスペシャリストとしても知られるチッコリー
ニ。このセットに収められた全曲録音はBongiovanniレーベルから発売され、
長らく廃盤となっていたベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集の再発BOXです。
伝統を感じる堅実さ、率直な感性から描き出される美音、ダイナミックさと
デリケートさをあわせ持つタッチ。チッコリーニの歩んできた音楽人生を体
現するような演奏です。




<WERGO>
WER 6684 \1950
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):
(1)破滅に瀕して-7つのチェロと2つのアクアフォンのための
(2)深遠なる-バヤンまたはアコーディオンのための
(3)四元数-4つのチェロのための
(4)イン・クローチェ-チェロとアコーディオンのための
(1)ユリウス・ベルガー、ニクラス・エッピンガー、
アレクサンドラ・オアール、ディエゴ・ガルシア、ユーハン・チョイ、
ヨン=ユン・ファン、テイ=ヤン・ツァン(チェロ)
ソフィア・グバイドゥーリナ、ヴィクトール・ススリン(アクアフォン)
(2)ステファン・フッソング(バヤン)
(3)アレクサンドラ・オアール、ディゴ・ガルシア、ユーハン・チョイ、
テイ=ヤン・ツァン(チェロ)
(4)ユリウス・ベルガー(チェロ)、
ステファン・フッソング(アコーディオン)
一曲目の「破滅に瀕して」は、チェロの楽器本体のへりから上の指板で奏でら
れる、高音域による(時にはフラジオレットになります)グレゴリオ聖歌の
『怒りの日』が印象的な作品。また、二曲目は、名手フッソングによるバヤ
ンが堪能できる曲。冒頭は低い音域で楽器自体ががたがたと鳴っていますが、
曲が進むにつれて高揚とともに音域も高まり、宇宙遊泳をしているような雰囲
気の音楽になります。
グバイドゥーリナはハンブルクにほど近いアッペンという村に居をかまえてい
ます。そこの庭は、かつて日本を訪れた際に持ち帰ったシダが生い茂り、彼女
の家の中には、ロストロポーヴィチがプレゼントしたというスタインウェイの
グランドピアノをはじめ、クラシックの楽器のみでなくアジア各地の伝統的な
楽器が実に数多く置かれています。このディスクに収められているのも、チェ
ロといったクラシックの楽器のみならず、グバイドゥーリナ自身によるアクア
フォン、さらには名手フッソングによるバヤンも含まれており、彼女の中に広
がる、深い思考に満ちた音楽世界の一端に触れることができます。

WER 6674 \1950
シュネーベル(1930-):OPXEΣTPA/ ORCHESTRA(1974-1977)
-持ち運べる楽器の奏者のための交響楽的音楽-
「オーケストラ」というと、楽員たちは座席にはじまり、奏法などもかなり
様々な制約を受けざるを得ませんが、それを解消しようという試みとして作曲
されたのがこの作品。30年ほど前に作曲されたにも関わらず、この作品はオー
ケストラという概念に対する挑戦として、常に新しい存在として受け止められ
ています。




<OTAKEN RECORDS>
TKC-308 \2080
(通常のCDです。CD-Rではありません。)
(1)ヴィオラ協奏曲
(2)管弦楽のための協奏曲
(1)プリムローズ(ヴィオラ)
T.シェルイ指揮ロンドン新交響楽団
録音:1950年代前半,キングズウェイ・ホール(ロンドン)
原盤:米バルトークレコーズ #309
(2)F.ライナー指揮シカゴ交響楽団
録音:1955年10月22日,オーケストラ・ホール(シカゴ)
音源:米RCAビクター
今回、オタケンCDのために某氏から提供されたレコードは、何とバルトークの
子息にして、すぐれたレコーディング・エンジニア、ピーター・バルトークの
主宰したバルトーク・レコーズの一枚です。しかも曲目は、父・ベラの遺作
「ヴィオラ協奏曲」で、さらに演奏者がこの曲の依頼者プリムローズとこの曲
の完成者T・シェルイの指揮という豪華版です。
この曲の初演は1949年で、1955年刊の「THE DISC BOOK」(米)にはすでにこ
のレコードが掲載されていることから、この録音は1950年代前半であったと推
定されます。前掲書にはさらにバルトーク・レコーズの紹介もあって、それに
よれば、少ないが厳選されたカタログと「ハイ・ファイ」マニアが高く評価す
る音質を特徴とするレーベル、とあります。なるほど納得の演奏であり音質と
言えましょう。 カップリングは言わずもがなのライナー・シカゴ響の「オケ
・コン」。今回は某所提供のテープ音源で、「ルツェルンの第九」(TKC-307)
同様、特製オタケン・リマスタリングで再現しました。驚きのステレオ臨場感
をお楽しみくださいませ。
オタケン・レコード 太田憲志




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
今回は新堀ギター関連の4タイトルです。ベストセラーになっているギター教
本の模範演奏のCDもあり、魅力的なラインナップです。

JMCC-20203 \1575
新堀ギターアンサンブル ライブ2006-「ハンガリー狂詩曲」
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク
C.P.E.バッハ:シンフォニア第2番より“アレグロ・ディ・モルト”
L.イエッセル:おもちゃの兵隊の行進、
百瀬賢午:ティアーズ・オブ・イオス、渡辺浦人:かぐら、
川正昭:バロック風「七つの子」、S.アサド:珊瑚の市「レシーフェ」、
L.ハーリン&P.チャイコフスキー:星に願いを~眠れる森の美女、
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番、フォスター:草競馬、
F.ミルズ:スパニッシュ・コーヒー、P.モーリア:蒼いノクターン
新堀ギター・アンサンブル
収録:2006年5月18日 日本大学カザルスホール
ギター・アンサンブルの世界最高峰と謳われる〈新堀ギター・アンサンブル〉
の2006ライブは、モーツァルトイヤーにちなみ「アイネ・クライネ・ナハト・
ムジーク」からはじまり、様々なギター・アンサンブル音楽を詰め込んでいま
す。コンサートマスター田口尋夢のソロによるパガニーニのカプリース24番は
超絶技巧で圧巻。エレクトリックギターによる協奏曲や小編成アンサンブル、
大迫力の「ハンガリー狂詩曲第2番」他、必ずお楽しみいただける内容です。

APAC-06091 \2100
「ライブ選集2006」
バロック風「フォスター」(オールド・ブラック・ジョー、窓を開き給え、
愛しの君よ、鳴らせバンジョー)、
J.S.バッハ(黒田康子編):
リュート組曲第4番ホ長調BWV1006aよりプレリュード、
ヘンデル(新堀寛己編)「王宮の花火の音楽」より序曲、
J.S.バッハ(窪田光明編):
ブランデンブルク協奏曲第5番BWV1050より第3楽章、
三留丈樹:バルトークのテーマによるディベルティメント、
ドナジオ-冷牟田幸子編:この胸のときめきを
J.シュトラウス2世:ワルツ「芸術家の生涯」op.316、「南国のばら」op.388
Josef.シュトラウス-ポルカ・シュネル「前進」、「休暇旅行」、
おしゃべりな可愛い口、ピチカート・ポルカ、
J.シュトラウス:ラデッキー行進曲
新堀ギター・フィルハーモニー 他
収録:2003年9月 横浜
みなとみらいホール 他
新堀ギターフィルハーモニーオーケストラの名演奏を1枚に凝縮しました。ア
メリカ公演でも大絶賛を受けた「バロック風フォスター」、チェンバロギター
アンサンブルによる「バッハのプレリュード」をはじめ、創立者新堀寛己の
指揮で近年のライブからシュトラウスのワルツやポルカを集めました。アル
トやバス等の各音域ギターに様々な管楽器や打楽器群を加えた響きは正にシュ
トラウスが演奏していたオリジナルアンサンブルの現代的拡大版のようです。

APAC-06092 \1575
「バロック・コレクション」
ヴィヴァルディ:
ギター協奏曲ニ長調
(原曲:リュートと二つのヴァイオリンのための協奏曲RV.93)
ソプラニーノギターとアルトギターのための協奏曲「海の嵐」
(原曲:フルート協奏曲op.10-1「海の嵐」)、
二本のフルートのための協奏曲ハ長調RV.533、
フルート協奏曲へ長調
(原曲:フルート,オーボエ,ファゴットと通奏低音のための協奏曲ヘ長調RV.99)
M.ノード(越部裕子編):ピッコロ協奏曲ハ長調
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲BWV971より第1楽章、
カンタータBWV208より「羊は安らかに草を喰み」、
カンタータBWV147より「主よ人の望みの喜びよ」、
ヘンデル:
水上の音楽より「アラ・ホーンパイプ」、幸せのガボット(ガボットop.6-10)
演奏:新堀ギター・フィルハーモニー 他
新堀ギターフィルハーモニーオーケストラのライブからバロック音楽を集めま
した。ソプラノ、アルト、バス、コントラバス等の各音域ギターにバロック
音楽にはかかせないチェンバロの効果を出すチェンバロギター、最低音楽器
のギタロン等を加え、撥弦楽器特有の歯切れの良いサウンドでバロック音楽
を表現しています。コンチェルトではソロ楽器にフルートやピッコロを用い、
管楽器とギター・オーケストラによる鮮やかな対比はバロック音楽の醍醐味
を見事に表しています。

APAC-0610 \1575
「新・現代ギター教本」
西川満志(ギター)、哘崎考宏(ギター)
収録:2005年8月 横浜港南区民文化センター
1964年に全音楽譜出版社から出版され、現在までベストセラーを続ける新堀
寛己編著「新・現代ギター教本」の模範演奏CDです。課題曲全曲に加え、著者
新堀寛己作曲による課題曲の伴奏も収録しています。ギター独習者の使用に
も最適です。後半パガニーニのメヌエットやヘンツェのノクターン、カルカッ
シ25の練習曲の抜粋等は鑑賞用としても高いクオリティーです。




<WALHALL>
WLCD0191 4枚組 \3300
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
ハンス・ホッター(ハンス・ザックス)、
グレ・ブラウェンステイン(エヴァ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ワルター・フォン・シュトルツィンク)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(マグダレーネ)
アンドレ・クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1956年バイロイトでのライヴ
以前Musica&Artsレーベルから発売あり

WLCD0192 3枚組 \1650
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
マルタ・メードル(クントリー)、ラモン・ヴィナイ(パルジファル)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(アンフォルタス)
ヨゼフ・グラインドル(グルネマンツ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1956年バイロイトでのライブ
以前ARKADIAレーベルから発売あり。




<DELTA>
DCCA-0030 \2425
モーツァルト:「魔笛」より第2幕(抜粋)
世界初出!
フルトヴェングラー、ウィーン・フィル
ウィーン国立歌劇場合唱団、他
ザラストロ:ヨーゼフ・グラインドル
タミーノ:ヴァルター・ルートヴィヒ
夜の女王:ヴィルマ・リップ
パミーナ:イルムガルト・ゼーフリート
パパゲーノ:エーリッヒ・クンツ
パパゲーナ:ヘッダ・ホイサー
モノスタトス:ぺーター・クライン
弁者:パウル・シェフラー
第一の僧:フレッド・リーヴェール
第二の僧:フランツ・へブリンク/他
モーツァルト生誕250年の今年は、フルトヴェングラーの生誕120年にあたる
ダブル・メモリアル・イヤーだが、まさにそれを締めくくるにふさわしい内容
となった。
この50年の魔笛は存在は古くから知られていたが、著名なディスコグラフィー
をはじめほとんどの資料ではプライベート保管と明記されていた。
しかも、今回が世界初出であるとは少々驚いたが、それはテープを聴いて納得
した。魔笛が全曲収録されていない、いわゆる欠落などが存在し、序曲や第1幕
の音源は今のところ無いとされている不完全な状態なのである。
フルトヴェングラーは49、50、51年とザルツブルクで魔笛を指揮しているが、
49年、51年の演奏は既に、いくつものメーカーにより発売されている。
50年は上記のような理由により、今まで発売されてこなかったのではと推測で
きる。しかし、このほど1950年8月16日のフルトヴェングラー指揮と表記された
「魔笛」の第2幕だけほぼ全曲の私的保管録音が、全く同一内容の複数のオー
プン・テープの形で存在することが判明した。
今回、その内の一つから復刻を試みたが、8月16日の公演は生放送されており、
個人と思われるエア・チェック収録にて保管されていたようで、曲の頭や終わ
りにテープを一時停止(ポーズ)させたと思われる音もあり、それに伴って欠
落も発生しているという難点がある。とは言え、フルトヴェングラーが残した
貴重な演奏がまた一つ新たに聞く事ができる喜びは大きい。

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