クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-12 No.20

2006年12月26日 17時05分30秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VCS-3654832 2枚組 \3960
ヘンデル:歌劇「カスティーリャの王、フェルナンド」
ローレンス・ザッゾ(カウンター・テナー)/フェルナンド
ヴェロニカ・カンジェミ(ソプラノ)/エルヴィダ
マリアンヌ・ピッツォラート(アルト)/イサベラ
マックス・エマヌエル・ツェンツッツィ(カウンター・テナー)/サンツィオ
フィリッポ・アダミ(テナー)/ディオニシオ
アントニオ・アベテ(バリトン)/アルトマロ
ネアル・バネルジェエ(テナー)/アルフォンソ
イル・コンプレッソ・バロッコ
アラン・カーティス指揮
カーティスのヘンデル・オペラ録音の第6作はまさに貴重な金字塔
国際ヘンデル録音賞を3度獲得しているシリーズの最新作。「フェランド」は
後に「メディア王、ソザルメ」に改作され1732年2月に初演された作品。カー
ティスは自身が校訂してこの録音に臨み、ヘンデルの最上の音楽が含まれてい
ると評価される作品を完成させました。80Pブックレット、伊、英での歌詞付



<EMI CLASSICS>
CDS-3532582 2枚組 \2980
チャイコフスキー:
交響曲第4番へ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64
交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
アントニオ・パッパーノ指揮
前作の管弦楽作品(CDC-3700652)に続くパッパーノ/サンタ・チェチーリア
のチャイコフスキー・シリーズの第2作。美しいメロディーとゴージャスで華
麗なオーケストラサウンドで多くのファンを魅了する後期交響曲の傑作録音
です。07年7月にはこの顔合わせで全国9回の来日公演が予定されており(ソリ
ストにはアルゲリッチ)来年度のコンサート・シーンのハイライトとなるで
しょう。そんな期待をさらに盛り上げる注目の録音の登場です。


<EMI UKI>
●CLASSICS FOR PLEASURE
CDZ-3822272 \1000
モーツァルト:ホルン協奏曲第1-4番
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調*
クレア・ブリッグス(ホルン)、*イアン・バルメイン(トランペット)
ロイヤル・リヴァプール・フィル、 
スティーヴン・コヴァセヴィチ指揮

CDZ-3822302 \1000
プロコフィエフ:ピーターと狼、 
ブリテン:青少年のための管弦楽入門 他
リチャード・ベイカー(スピーカー)
ニュー・フィルハーモニアO、 
レイモン・レッパード指揮 他

CDZ-3822312 \1000
ドビュッシー、ラヴェル:
弦楽四重奏曲 他
デイヴィス(フルート)、クリンコ(ハープ) 他

CDZ-3822332 \1000
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
動物の謝肉祭 他
バーミンガム市交響楽団、
ルイ・フレモー指揮

CDZ-3822342 \1000
ショスタコーヴィチ:
ピアノ協奏曲第1&2番、ジャズ組曲第1番 他
(ドミトリ・アレクセーエフ(ピアノ)、
マクシミウク指揮、ヤンソンス指揮 他

CDZ-3822362 \1000
シャンペンと笑い-ヨハン・シュトラウスII世の音楽
シャンペン・ポルカ;美しく青きドナウ/バルビローリ指揮;
皇帝円舞曲/クリップス指揮
「こうもり」より/ボスコフスキー指揮 他 全17曲

CDZ-3822252 \1000
フォスターの歌
金髪のジェニー; 夢見る人; つらい時はもうごめんだ 他 全20曲
ウンガー(フィドル)、メイソン(ギター)、ハンプソン(バリトン) 他

CDZ-3822282 \1000
オルガン・リサイタル
ヘンデル:水上の音楽-アラ・ホーンパイプ
バッハ:トッカータとフーガ二短調
ウォルトン:戴冠式行進曲 他 全19曲
イアン・トレイシー

CDZ-3822292 \1000
プロコフィエフ:古典交響曲 他
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲
プロコフィエフ:交響曲第7番 他
フィルハーモニアO.
ニコライ・マルコ指揮

CDZ-3822322 \1000
ロシアン・スペクタキュラー
グリンカ:「リュスランとリュドミラ」序曲
ムソルグスキー:はげ山の一夜 他
ハレO、ロンドン・フィルハーモニーO. 
ヴァーノン・ハンドリー指揮

●BRITISH COMPOSERS
CZS-3821462 2枚組 \1450
アーノルド・コンダクツ・アーノルド
交響曲第1番; 第2番; 第5番; 2つのピアノのための協奏曲w/スミス、
セリック(ピアノ); 「孤独」より; 序曲「シャンターのタム」 他
ボーンマスS.O. バーミンガム市S.O. フィルハーモニアO. 
ロイヤル・フィルハーモニアO. 
マルコム・アーノルド指揮

CZS-3821512 2枚組 \1450
エルガー:交響曲第1&2番 他
序曲「南国にて」; 劇音楽「グラニアとディアルミド」; 
序奏とアレグロ;弦楽のためのセレナード
フレンド、ウィルソン(ヴァイオリン)、チェンバース(ヴィオラ)、
キャメロン(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニーO、 
エードリアン・ボールト指揮

CDZ-3821562 \1000
エルガー:ヴァイオリン協奏曲*他
序曲「フロワッサール」; 序曲「コケイン」; 帝国行進曲
*ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニーO、 *ニュー・フィルハーモニアO
エードリアン・ボールト指揮

CDZ-3821572 \1000
ヴォーン・ウィリアムズ:
トーマス・タリスの主題による幻想曲; すずめばち;
グリーンスリーヴズによる幻想曲 
バタワース:青柳の堤; エルガー:エニグマ変奏曲
ロンドンS.O. アンドレ・プレヴィン指揮


<EMI FRANCE>
CZS-3841952 4枚組 \3950
レジーヌ・クレスパン/80歳記念アルバム
CD1
ベルリオーズ:歌劇「トロイ人」より3曲; 「ファウストの劫罰」より;
マスネ:歌劇「エロディアード」より4曲
プーランク:歌劇「カルメル会修道女の会話」より2曲
オッフェンバック:喜歌劇「パリの生活」より2曲
CD2
ヴェルディ:
歌劇「トロヴァトーレ」より; 歌劇「オテロ」より; 歌劇「仮面舞踏会」
より; 歌劇「マクベス」より; 歌劇「ドン・カルロ」より2曲; 歌劇
「アイーダ」より
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」より
CD3
ワーグナー:
歌劇「タンホイザー」より2曲; 歌劇「ローエングリン」より2曲; 
楽劇「ワルキューレ」より; 舞台神聖祝典劇「パルジファル」より; 
「ヴェーゼンドンクに5つの詩」
プッチーニ:歌劇「トスカ」(フランス語版)より3曲
CD4
シューマン:リーダークライスOp.39(全12曲)
デュパルク:旅への誘い;遺言; 悲しき歌; ローズモンドの館; 
エレジー; フィディレ 
フォーレ:夕暮れ; 秘密; 川のほとりで; 夢のあとで; 月の光; 
カントルーブ:紡ぎ女; かっこう(以上「オーヴェルニュの歌」より)
ルーセル:危機に瀕した心
ソーゲ:クレオールの子守歌
レジーヌ・クレスパン(ソプラノ) 他
フランスの代表的ソプラノ、クレスパン幅広いレパートリーをしめす気品あ
ふれるアンソロジー。

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06-12 No.19

2006年12月26日 17時05分02秒 | Weblog
<Profil>
PH 07012 2枚組 \4250
(1)マーラー:交響曲第9番ニ長調
(2)R.シュトラウス:交響詩「死と変容」Op.24
ジュゼッペ・シノーポリ(指)ドレスデン・シュターツカペレ
録音:(1)1997年4月6-8日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(2)2001年1月10、11日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
2001年4月20日、ジュゼッペ・シノーポリは「アイーダ」の演奏中に心臓発作
で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。ドラマチックな最期を遂げた彼を
語る上で、まず真っ先に思い起こされる究極のレパートリーといえば、当時
の手兵フィルハーモニア管と作り上げた全集録音(85-94年)と続くドレスデ
ンとの「大地の歌」(96年)で知られるマーラーをおいてほかにないでしょ
う。スタジオ盤より3年あまりを経ての第9交響曲。1992年以来首席指揮者を
務めたドレスデン国立歌劇場管とのライヴは、極端なテンポ・ルバートを基
調とした主情的なアプローチがいっそうの深化を遂げ、えもいわれぬ耽美的
世界が繰り広げられています。トロけるような官能と陶酔。93年録音との端
的な違いの顕れとしては、第1楽章がおよそ5分、アダージョも2分以上と、す
べての楽章の演奏時間が拡大した結果、全曲が10分近くも長くなっているこ
とが挙げられます。
いっぽう、当楽団ととりわけゆかりの深いシュトラウスはシノーポリが世を
去る3ヶ月前のもの。いくつかのオペラや「英雄の生涯」「アルプス交響曲」
など主要な管弦楽作品を録音している当コンビですが、「死と変容」はこの
顔合わせでは初めて。なるほど「シュトラウスのオケ」ドレスデン。こちら
も匂い立つような色気がそこかしこに充満して、浄化の動機が歌われるあた
り時に退廃的な美を醸し出して替え難い魅力です。
いずれにしてもシノーポリのアクの強さもさることながら、“どこまでも精
緻で表情も濃厚”、このオケの底知れぬポテンシャルにはまったく驚かされ
ます。
ここに聴く内容から想像するに、シノーポリ&ドレスデンはまだまだ恐ろし
く凄絶な音楽をやってのけたであろうはずで、突然の死が惜しまれてなりま
せん。
(マーラー)
[シュターツカペレ・ドレスデン / 97年ライヴ]
I.32’51”+II.16’54”+III.14’12”+IV.28’18”(※実測値)
[フィルハーモニアO. / 93年]
I.28’05”+II.15’08”+III.13’14”+IV.25’50”
(死と変容)
[シュターツカペレ・ドレスデン / 01年ライヴ]26’27”(※実測値)
[ニューヨーク・フィル / 87年]28’22”




<ORFEO>
ORFEOR 714061 \1980
“インゲ・ボルク”
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
アルトゥール・ローター(指)ベルリン市立歌劇場管弦楽団
録音:1951年12月,ベルリン
メノッティ:「領事」(ドイツ語)から
アルトゥール・ローター(指)ベルリン市立歌劇場管弦楽団
録音:1951年12月,ベルリン
ウェーバー:「オイリアンテ」から
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)フィレンツェ五月祭管弦楽団
録音:1954年5月8日,フィレンツェ
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」から
ジャン・フルネ(指)モンテカルロ歌劇場管弦楽団
録音:1955年,モンテカルロ
ヴェルディ:「アイーダ」(ドイツ語)から
ハンス・ミュラー=クライ(指)シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:1953年7月10日,シュトゥットガルト
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から
リチャード・タッカー(T シェニエ) 
カート・ハーバード・アドラー(指)管弦楽団
録音:1954年,ハリウッドボール
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」(ドイツ語)から
ピアノ伴奏
録音:1943年,ルツェルン
ミレッカー:「ドゥバリー」から
レハール:「エファ」から
アレクサンダー・クランハルス(指)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団員
録音:1938年,チューリヒ
エルヴィン:容易じゃないわ
録音:1936年5月15日,ウィーン
インタビュー
録音:2006年9月18日,シュトゥットガルト
インゲ・ボルクは、1921年マンハイム生まれのドラマティック・ソプラノ。
一家はユダヤ系の大商人で、第二次世界大戦中はスイスに移住。1951年、バ
ーゼルでのメノッティの「領事」でデビュー、その成功によってウィーンや
ベルリンでも歌うようになりました。とりわけR.シュトラウスのヒロインで
成功を収め、サロメ、エレクトラ、ヘレナ、皇后、バラクの妻などで絶賛さ
れました。さらに、ワーグナーをはじめとする諸々のドイツオペラはもちろ
ん、イタリアオペラでも人気を博しました。このCDには、彼女のキャリアの
初期、1950年代前半の録音が中心になっています。さらに、女優を目指して
いたという十代の頃のミュージカルナンバーやオペレッタの歌、そして2006
年の肉声と、たいへん充実した内容です。




<harmonia mundi FRANCE/JVC>
JMXR 24200 \3180
日本語解説・帯付
2chオリジナルマスター使用
「古代ギリシャの音楽」
序奏,「オレステース」のスタシモン,コントラポリノポリスの器楽曲断片,
デルポイのアポロン讃歌 第1,テクメッサの嘆き,パピルス・ウィーン29825,
太陽神への讃歌,ミューズ(ムーサ)への讃歌,ネメシスへの讃歌,パピルス
・ミシガン,アエナオイ・ネフェライ(不断に流れる雲),セイキロスの墓
碑銘,パイアン,ベレルマンの無名氏,ピュティア祝勝歌 第1,パピルス・
オクシュリンコス,オクシュリンコスのキリスト教賛美歌,ホメロスの讃歌,
パピルス・ゼノン・カイロ断片,テレンティウス「義母」第861行,
「道徳詩」第1歌 第11-12行(ミーニュ版教父全集37,523:f),デルポイの
アポロン讃歌 第2,パピルス・オスロ1413 A/B,終奏
グレゴリオ・パニアグワ(指)アトリウム・ムジケー古楽合奏団
録音:1978年6月 / xrcdリマスタリング:2006年11月25日
ずば抜けた優秀録音と独特の音響世界とでハルモニアムンディ・フランスの
大ベストセラー、もはや説明不要という名盤中の名盤「古代ギリシャの音楽」
がXRCD化!アナログ盤初出時に、今は亡きオーディオ評論家長岡鉄男氏も絶賛
していたあの録音です。
聴き比べの楽しみこそオーディオの醍醐味。通常盤(HMA.1951015)でも十分
に録音の素晴らしさを確かめられますが、それはそれ、より良い音で楽しみた
いというのがオーディオ・ファイルの見果てぬ夢。XRCDで聴くと、アナログ録
音の持つ風合い・空気感がダイレクトに届きます。ぜひ、お手持ちの装置とご
自分の耳でお確かめください。
●ぞっとするほどの生々しい優秀録音。オーディオ評論家 長岡鉄男
SN比がよく、残響がすごく長く豊かで美しく、しかも直接音は鮮明で力強い。
音像の輪郭は自然、定位も自然で、音場は3次元的に深く広い。はるか彼方に
雀の声がきこえる。雀の声はアルバムを通して絶えず入っている。
Dレンジは圧倒的に広く、こんなに力感のある、厚みのある音はきいたことが
ない。ぞっとするほどの生々しさがある。こんな録音は通常の方法では不可能
である。筆者の想像では、録音場所は、人里離れた修道院の、天井の高い礼拝
堂、時間は早朝、マイクは2本、2トラックデッキ直結、リミッター、ドルビ
ー、ミキシング等いっさいなし、というのを基本にしていると思う。とにかく
すばらしい録音である。
(1980年ステレオ誌11月号より抜粋)



<Zig-Zag Territoires>
ZZT 061105 \2150
ラフマニノフ:2台ピアノ&4手のための作品集
(1)組曲第1番「幻想曲」Op.5 (1893) 1.バルカロール2.夜-愛3.涙4.復活祭、
(2)組曲第2番Op.17 (1901)1.序奏2.ワルツ3.ロマンス4.タランテラ、
(3)6つの小曲Op.11(1894)1.舟歌2.スケルツォ3.ロシアの主題4.ワルツ
5.ロマンス6.栄光
(1)I.インマゼール II.シュヴァリエ
(2)(3)I.シュヴァリエ II.インマゼール
使用楽器:
インマゼール/1897年エラール社製エクストラ・コンサート・グランド・ピア
ノ使用、
シュヴァリエ/1905製エラール社製コンサート・グランド・ピアノ使用
録音:2005年7月4-8日、11月7-8日 コンセルトヘボウ(ブルージュ)
リリースの度に注目を集め、最近ではピリオド楽器によるラヴェルの管弦楽
集(ZZT060901)で新感覚の演奏を披露したジョス・フォン・インマゼール。今
回のアルバムは、ラヴェルのアルバムでも本人所有の1905年製エラール・ピ
アノでの「左手の協奏曲」で見事な演奏を聴かせてくれたクレール・シュヴァ
リエとの、これもまたエラール製のピアノを使用したラフマニノフの2台ピア
ノと4手のための作品集。ラフマニノフはニューヨークスタインウェイのイメ
ージが強いですが、若い頃フランスではエラールを弾いたこともあったので
しょう。ここに収められている作品は演奏に使用されているエラール・ピア
ノとほぼ同時期に作曲されたもの。ラフマニノフが本来イメージした音色が
再現されているのではないでしょうか。柔らかく高音の伸びの良いエラール
の音色がこれまでの分厚いラフマニノフの演奏とは一味違った印象を与えて
くれます。壮麗で華麗な「ラフマニノフぶし」というよりも、ラフマニノフ
的な半音階進行による旋律と感情を増幅させる和音、アルペッジョやトリラ
ー風の音型など細部にこだわりを感じさせる演奏で、お互い丁寧に会話をし
ているような優しい音楽に仕上がっています。




<MIRARE>
MIR 012 \2300
パーセル:ヴィオールのためのファンタジア集
グランドによる3声のファンタジア、パヴァーヌ、3声のファンタジア、
4声のファンタジア、一音に基づく5声のファンタジア、6声のファンタジア
「イン・ノミネ」、7声のファンタジア「イン・ノミネ」 
リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指&Vn)
上村かおり、ライナー・ツィッパリング、エマニュエル・バルサ、
ミエネケ・ファン・デル・ヴェルデン、ソフィア・デニズ、
フランソワ・フェルナンデス、ルイス・オクラビオ・サント、
ジョバンナ・ペシ
フィリップ・ピエルロ率いる実力派古楽集団リチェルカール・コンソートに
よるパーセルの秀作ファンタジア集。パーセルのファンタジアは英国伝統の
対位法で作られているのが特徴です。響きも派手さはなく堅実な音楽。反復
低音上に音楽が展開するグラウンドは何度も繰り返して聴きたくなる不思議
な魅力を持つ曲。フィリップ・ピエルロを筆頭にヴィオールの名手が一同に
会した、なんとも贅沢豪華なアルバムです。




<Lyrinx>
LYR 249 \2250
フランク:
前奏曲・コラールとフーガ、
オルガンのための前奏曲・フーガと変奏曲(編:ハロルド・バウアー&ソディ
・ブライデ)
オルガンのための3つのコラール(編:ブランシュ・セルヴァ)、
前奏曲・アリアと終曲
ソディ・ブライデ(P)
ソディ・ブライデは2003年リーズ国際ピアノコンクール入賞、エリック・ハ
イドシェックに見出されフランスを中心に活動している若手ピアニスト。荘
厳なオルガンの曲も彼の手にかかると、美しくピアニスティックな演奏に仕
上がっています。




<IDIS>
IDIS 6505 2枚組 \3300
チャイコフスキー:
交響曲第4番 ヘ短調 Op.36,第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」
シューベルト:
交響曲第5番 変ロ長調 D.485,第8番 ロ短調 D.759 「未完成」
エーリヒ・クライバー(指)
ケルン放送交響楽団(「悲愴」),
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(「未完成」),
NBC交響楽団(チャイコフスキー第4番),NDR交響楽団(シューベルト第5番)
録音: 1935-1955年
エーリヒ・クライバーの指揮した、シューベルトとチャイコフスキーの録音。
ベルリン・フィルとのシューベルト「未完成」は1935年1月28日のTELEFUNKEN
録音。第5番は、1953年1月29日のハンブルクでのライヴ。チャイコフスキー
の第4番は1948年1月3日、ニューヨークでのライヴで、TAHRAからTAH 450で
発売されているものと同じ。「悲愴」は、1955年3月28日のケルンでの録音。

IDIS 6503 2枚組 \3300
D.スカルラッティ:
ソナタ ニ短調K.9,ハ短調K.11,ロ短調K.27,イ長調K.322
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54,ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
シューマン:ワルツ 変ホ長調 KK.IVb-10 BI.133
ドビュッシー:ラモーを讃えて
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音: 1955年3月13,27日,ワルシャワ
altara archiveから発売されていた2枚(ALT 1005とALT1007)と同内容。
35歳のミケランジェリの、悪魔的と言っても良いほどのメカニックの完璧さ
には惚れ惚れするばかりです。





<Ondine>
ODE 1089 \2080
ヨウニ・カイパイネン(1956-):
交響曲第3番 作品72 (2004)、バスーン協奏曲 作品74 (2005)
オット・ヴィルタネン (バスーン)
ハンヌ・リントゥ (指)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
フィンランドの作曲家カイパイネン(1956-) は1990年代になって大きく作風
を変えました。21世紀初頭のカイパイネンの代表作、交響曲第3番は、弾む気
分と瞑想的な気分の交差する、長大な曲 (約46分)。バスーン協奏曲は、ホル
ン協奏曲とチェロ協奏曲第1番 (ODE 1062)、トランペット協奏曲、ギターと
弦楽のための室内協奏曲につづく新作の協奏曲。カイパイネンは、現代フィ
ンランドでもっとも多忙な協奏曲作家としての顔も持っています。

ODE 1088 \2080
きよしこの夜
オルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749-1814):ホサナ
シュレジェン民謡(マッティ・ヒュオッキ 編曲):この世はうるわし
カール・コッラン(1828-1871):ナイチンゲールのクリスマスの歌
マルッティ・ヘラ(1890-1965):クリスマスの奇跡
セリム・パルムグレン(1878-1951):そして、聖母マリアは幼子を抱き
ヘイノ・カスキ(1885-1957):小屋は雪の下に眠る
ミヒァエル・プレトーリウス(1571-1621):一輪のばらが咲いた
テウヴォ・ハカサロ:クリスマスの夜
ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン(1854-1924):クリスマスツリーに挨拶を
ジャン・シベリウス(1865-1957):
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」作品1-4
オット・コティライネン(1868-1936):いと高きところに栄光あれ
ランドール・トンプソン(1899-1984):アレルヤ
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):クリスマスの賛美歌
フランツ・グルーバー(1787-1863):きよしこの夜
オット・コティライネン(1868-1936)(カレヴィ・アホ 編曲):
クリスマスの朝のスズメ
アハティ・ソンニネン(1914-1984):クリスマス讃歌「平和、ただ平和だけを」
ユッカ・リンコラ (1955-):
クリスマス組曲、よろこべ友よ、おそれなく、ひいらぎ飾ろう、
はじめてのクリスマス、ウィー・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス
ヘルシンキ大学男声合唱団 (YL) 
マッティ・ヒュオッキ (指)
ペルッティ・エーロラ (Org) ソイレ・イソコスキ (S)
ヘルシンキ大学男声合唱団と、フィンランドの人たちから敬愛されるソプラノ
歌手イソコスキ。伝統のキャロルと新しいクリスマスソングが歌われます。イ
ングランドとウエールズのキャロルなどを基に書かれた〈クリスマス組曲〉。
ジャズ・ミュージシャンとして知られるユッカ・リンコラがどんなプレゼント
をくれるのか。楽しみです。

ODE 1093 \2080
(1)ジャン・シベリウス:恋するもの 作品14-1、悲しい旋律 作品98b-2
(2)エルッキ・メラルティン:
劇音楽〈眠れる森の美女〉組曲 作品22-メヌエット、蝶々のワルツ
(3)エルッキ・メラルティン:森の小道にそって 作品4-1、
ハンニカイネン:平安
(4)ベルンハード・ヘンリク・クルーセル:
クラリネット協奏曲第3番 変ロ長調 作品11-アダージョ
(5)ジャン・シベリウス:
10のバガテル 作品34-ワルツ、思い出、田園舞曲、探索、竪琴弾き
(6)エイノユハニ・ラウタヴァーラ:メランコリー
(7)トイヴォ・クーラ:朝の歌、マルッティ・トゥルネン:日曜日
(8)フィンランド民謡、カレリアの丘、笛を吹く羊飼い、民族の歌、
この国・わが祖国、フィンランド、みなし児のため息
(9)ヴァイノ・ライティオ:
ハメの夏景色(1935)-夏の夜、羊飼いの歌、花の女王
(10)レーヴィ・マデトヤ:青い鳥、私の手をとって 作品9-3
(11)エルッキ・メラルティン:交響曲第1番 ハ短調 作品30-1-スケルツォ
(1)ペーテル・チャバ (指)ヴィルトゥオージ・ディ・クフモ
(2)レイフ・セーゲルスタム (指)タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
(3)ソイレ・イソコスキ (S) マリタ・ヴィータサロ (P)
(4)カリ・クリーク (Cl) サカリ・オラモ (指)フィンランド放送交響楽団
(5)オッリ・ムストネン(P)
(6)レイフ・セーゲルスタム (指)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
(7)ヨルマ・ヒュンニネン(B) ウルフ・セーデルブルム(指)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
(8)エルッキ・ポホヨラ(指) タピオラ・シンフォニエッタ 
ヨルマ・パヌラ (編、指) タピオラ合唱団
(9)トゥオマス・オッリラ (指)タピオラ・シンフォニエッタ
(10)ヘレナ・ユントゥネン(S) グスタヴ・ユプショバッカ(P)
(11)レオニード・グリン(指)タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
フィンランドの短い夏のメランコリックで神秘的な気分に浸ることの出来る
アルバム。フィンランドのカメラマンたちが撮影した白夜の景色が16ページ。
まるで写真集のようなデジパックのブックレットに収まっています。

OCTO 412 \2080
リーロイ・アンダーソン:そりすべり、
ハワード・ブレイク:ウォーキング・イン・ジ・エアー、
マルック・ユーハンソン:
年月が速く過ぎると、民謡、毎日がクリスマス、クリスマスの輝き、
オスカル・メリカント:クリスマスがやってきた、
エーリク・リンドストレム:昨日のクリスマス、
マルック・ユーハンソン:クリスマスの星(メドレー)、
リューリ・ヴァルティオヴァーラ=カッリオニエミ:トントゥ、
ウォルター・ケント:アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス、
レイノ・マルックラ:踊るスノーマン、
リーロイ・アンダーソン:クリスマス・フェスティヴァル、
ハワード・ブレイク:ウォーキング・イン・ジ・エアー
マリ・パロ(S) ペトリ・ベクストレム(T) ラッセ・ヒルヴィ(P)
ヴァンター・ポップスオーケストラ、
ヴァンター・ポップスオーケストラ・スウィングバンド
マルック・ユーハンソン (Tp、フリューゲルホルン、指) 
ヴァンター音楽学校合唱団
イギリスの作曲家ハワード・ブレイクがTVアニメーション「スノーマン」の
ために書いた音楽からの1曲、《ウォーキング・イン・ジ・エアー》をメイン
に、ヘルシンキ国際空港のあるヴァンター市のミュージシャンたちと祝うポッ
プでハートウォーミングなひととき。ちょっとメランコリックな表情が、
フィンランドのクリスマス!




<BEL AIR>
BAC 016(DVD-Video) \4750
NTSC方式
ベルリオーズ:
(1)幻想交響曲作品14a
(2)イタリアのハロルド(ヴィオラ独奏付きの4楽章の交響曲(1834))
クリストフ・エッシェンバッハ(指)パリ管弦楽団
(2)タベア・ツィンマーマン(Vla)
エッシェンバッハ&パリ管の「幻想交響曲」、ついに映像が登場です。名手
ぞろいのパリ管による「幻想交響曲」とはなんとも贅沢なとりあわせ。各楽
章にちりばめられているソロのパートは、どれも見事。第五楽章の「怒りの
日」のチューバは壮絶なまでの迫力です。BEL AIRの高品質な映像でたのしめ
る貴重な映像といえます。また、カップリングの「イタリアのハロルド」は、
いまや室内楽、ソロ両面にひっぱりだこの名手タベア・ツィンマーマンがヴィ
オラ・ソロをつとめます。ベルリオーズはこの作品を、パガニーニに委嘱さ
れて作曲しました。オーケストラがヴィオラ・ソロを妨げることのないよう
に留意しながらも、パガニーニの技巧がくまなく発揮される華やかな技巧が
もりこまれた作品となっています。物語は、主人公のハロルドがさすらいの
旅に出て、自然、恋愛、様々な人生経験を重ねながらも最後は自暴自棄にな
って山賊の洞穴に飛び込み、壮絶な最期を迎える、というストーリー。ツィ
ンマーマンのヴィオラが時にむせび泣き、時に天地を駆け巡る様は圧巻です。
エッシェンバッハの指揮も、濃密な歌心たっぷりで、ベルリオーズの2大標
題音楽の魅力を余すところなくたのしむことができます。

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