野へ山へ

2004年~

△氷ノ山 (戸倉峠ー県境尾根往復) スノーシュー登山

2019年02月06日 | 山行記

2/2(土) △氷ノ山に登りました。(戸倉峠から県境尾根往復)


山崎から一宮までは青空の広がる良いお天気でしたが・・
波賀以北、トンネルをくぐる度に曇り空から雪空になっていきました・・・
トンネル手前に車を駐車。珍しく他には一台も無く・・
スノーシューを履いて出発!


尾根で目印のヒノキ巨木
雪道用のショートカットをしながら旧国道を進むと、ワカンのシングルトレースが続いていました。
見るからに歩いたばかりの足跡。急いで追い付いてみると、ワカンの主、男性が尾根を登っておられました。
ここまでのラッセルのお礼を述べ、先に行かせていただきました。


やはり今年は積雪量が少ないことを実感しつつ、一年ぶりの県境尾根を味わいながら
静かな雪山を進みます。


木肌の剥がれた、ヒノキの枯れ木は今年もまだ凛と立っておりました、


ブナの林はこの時季だけの風景




この曇天も県境ならではの冬型気候・・青空はあきらめ。
水墨画の様な雪景色を目に焼き付かせて。


稜線が見え始めると、励まされます。


冬桜


稜線はグレー一色の世界。どこまでが稜線でどこからが空か分からず・・
うっかりすると方向を見失いそうでした。・・・


三ノ丸休憩舎に到着。
ここまでノートレースでしたが、やっとスキーなどのトレースと出会いました。


△氷ノ山 三ノ丸
数人のBCスキーヤーが休んでおられました。


山頂を目指します。


グレートーンの風景ですが、無雪期の地形を思い出し、今との違いを感じながら、
自然の生み出した造形を楽しみながら・・・山頂を目指します。


ネマガリザサが雪の下に埋まっていることを思うと、とても不思議な気持ちになります。
(スキーの人物はよその人)


△氷ノ山 登頂。


△氷ノ山1509.8m
△一等三角点
標高:1509.77m
点名:「氷ノ山」(ひょうのやま)
☆避難小屋の中にて、昼食休憩を取り、再び往路を戻ります。


外は吹雪。今日は残念でした。こういう日もあるよね!


凍てついた頂上休憩舎


三ノ丸まではトレースが固いですが、人のトレースにつられない様に方向を確認しつつ、
進みます。


モンスターは叶いませんでしたが・・・
この様な可愛いダルマ?さんをどなたか、造形されていました。




往復ルートとは言え、往きと帰りは風景が違い、それが山の面白いところと思います。


振り返れば、もう山頂は観えませんでした。


今日はBCの人が多かったです。


三ノ丸避難小屋
☆夏の氷ノ山ツアーの折、ここの前で積雪期の写真をお客様に見ていただきました。
笹が全部埋まっている雪原のシーンにとても驚かれておられました。
私が初めて雪の氷ノ山を訪れた時も、同じ驚きと感激でした。


県境からのトレースは半分、吹雪で消えていました。


シュカブラ


霧氷、樹氷は午後の日差しに溶けていました。


柔らかい陽光が当たる雪原


本日、県境尾根で出会ったのは、朝に会ったワカンの男性と、
登山口で出会ったご夫婦のみ。
3人の方々は無事に登頂されたのでしょうか・・


冬の空に伸びるカラマツはとても良いですね・・


△赤谷山のシルエットが見え始めたら、尾根も終盤。


すっかりグズグズと緩んでしまった雪の尾根、最後は一気に駆け下りました。


無事、旧道に下山。
長い県境ルート往復の終了。

2019.2.2(土)
 △氷ノ山 戸倉から県境尾根往復 スノーシュー登山
行程:(往復)神戸三田IC=(中国自動車道)=山崎IC=R29=新戸倉トンネル手前P
ー(県境尾根)-△氷ノ山三ノ丸ー△氷ノ山山頂
1/25000地形図:『戸倉峠』『氷ノ山』
昭文社 山と高原地図『氷ノ山・鉢伏・神鍋』
メンバー:夫・自分
☆今シーズンも待望の△氷ノ山 県境尾根スノーシュー登山に向かいました。
暖冬の折、積雪は例年には届かないものの、この時季限定の風景に出会えることが出来ました。

積雪の県境尾根登山は、積雪期に訪れた人だけへのご褒美に思えます。
夏季には猛藪が人の侵入を拒み、ブナ林や自然林地帯は野生の姿へ戻ります。
厳冬期だけ、踏み入ることが許される尾根として、後世まで残すべき
大切な場所だと思います。


オオカメノキ(スイカズラ科)の冬芽

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)



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旧スキーコースのコース番号板
今回はこれだけ写しました。
来る度、見つける番号板が違うのが不思議です。









翌年、県境尾根スノーシュー2020はこちら!

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