マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

新世界レビュー

2008-03-10 00:00:31 | 


北風に揺れるめしの暖簾
新世界の大衆食堂  時間が停まっている



総本家更科 ここの初代が東京で修業し、更科の蕎麦を大阪へ
広めた。各地にある更科の源流がここになる。
店内にはレジでなく帳場がある。
おかめ、けいらん、花巻・・・などのオールドファッションな蕎麦がある。
いりどりや、なたねで一杯やりたい!



通天閣 南東の角から見上げる。
通天閣の名前は作家藤澤桓夫の父、漢学者藤澤南岳が名付けた。
よくできたネーミングだ。



その足下にある「三吉うどん」。
うどん¥170 きつね¥220 今年10円アップしたからと
おにぎりを10円下げた。
通天閣の足下だが、おそろしく目立たない場所。
串カツ屋Dの店長もここのだしを愛する。



三吉うどんの斜め前にできた、新しい串カツの店。
昨年オープン「ひろたか」。
ハンチング系の兄弟二人で開いた店。
刺身で勝負したかったが客に串カツを熱望され、ついに串カツを
始めた。だだっ広い店で、ライブだってできるだろう。



同じ種だが、好みで天ぷらにもできる。こちらはアンデスの岩塩で。
お造りは一品¥300 これはお得。



通天閣から北へ上がると、放射線状に街が構成され、
小さなスナックが点在していて、その多くはゲイの店。
キタの堂山が有名になる前は、新歌舞伎座裏・難波新地。
それ以前はここ新世界北だった。
男娼が立つ陰間茶屋がいくらもあったという。
そんな歴史を引きついでいる。



この目にも眩しい看板群はほとんどアチラ系の店。
かつて、界隈で一二のベテランである「お島」というスナックに
宵の口に行ったら、ステテコ穿いたおじいさんが一人いて、
「あら、化ける前なのよ~」と恥ずかしそうに言われた。
彼も数年前、銭湯で溺れて亡くなったと聞く。



通天閣の足下のすぐ北側にある「バーBABY」。
壁に東郷星児の落書きがあることで有名。
マスター田中さんは何しろ事情通で、いろんなことを教えてくれる。
カウンターで噺家さんと一緒になることもある。
ここで串カツの喧騒を逃れ、ハイボールでクールダウン。

コメント
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