寿司っ食いにしたら風上に置けないかもしれぬが、寿司屋にゃいい肴がいっぱいあるからして、その辺のしょむない居酒屋に入るならば、寿司屋で一杯やりたい、とかねがね思っている。ってなわけで、下寺町の「まさる」。ここは仕事系の寿司屋だが、アテ系も充実している。まずビールで清めて酒にする。魚には誰が何と言おうと瑞穂の国の日本酒でなければならぬ。
造り盛り合わせ 締め鯖、戻り鰹、いか、うに、太刀魚、煮あわび…
牡蛎の煮びたし 縮まらせず火を入れる方法を知りたし。
小柱の串焼き いちいち串に刺すのは手間だなぁ・・・
白子の醤油焼き パラッと山椒。クリーミー。
鮟肝。フォアグラよりこっちの方が好き。
煮穴子のつまみ。海苔との相性抜群。
小肌 もうちょいきめ細かく、酢を効かせたのが好き。
雲丹かに寿司 握ってなくて一口どんぶりのよう。芸が細かい。
ああ、いつもこの店に来ると、飲み過ぎる。ここはアテが旨すぎるのが難といえば難だ。それと、いつ行っても迷う・・・方向音痴と笑わば笑え。もちろんシラフの時に迷う。
この酔次郎、自慢じゃないがここ何年も寿司といえば回転寿司。
ご存知のとおり寿司屋にも当たり外れがあって、ろくなつまみを出すところがない。客は俺の握った寿司だけ食って帰れ!みたいな。また、酒も名の通った酒しか置いてない所ばかり。
で、遠ざかっていたのですが、ここはいいっすねえ。
おっしゃるとおり飲み過ぎてしまいそう・・・。
東京は割りかたそういう店が多いですねぇ。
主人がアドバンテージを取る店が。
今日び、回転でもそこそこいい店ありまさね。
うちの近場だと「函館市場」のヤリイカ。
「長次郎」のマグロもまぁそこそこ旨い。
でも、あんまり飲む気分にはなれないんだな。
回転寿司も最近はバカにできないっすね。
何より店の主人や勘定に気を使わなくてすむ。
最近はなかなかいけるツマミを出す店もありますし。
でも確かに飲む気にならないですねえ。
回転寿司だけにすぐ回ってしまうからかな。
なんとなく人生を感じるからでしょうかな。
花の命はみじかくて…という気もいたします。