マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

That's 名古屋風味3  終章・味噌煮込みうどん

2012-07-09 11:57:49 | Weblog

関西へ帰る前にもうひと名古屋めし。

われながら涙ぐましい・・・しかし、次いつ来れるか分からないのだから。

名古屋駅地下、エスカへ。

名古屋人というのは、休日にデパートへお出かけするのを今だに家族の行事みたいに

しているのではあるまいか。それほど、なんとなく歩いてる感じの人が多い。

こっちはそぞろ歩く余裕もなく、ピンポイントで味噌煮込みでおなじみ「山本屋本店」へ。

「山本屋本店」と「山本屋総本家」があるが、比較検討したことはなく、

いつもこの駅チカの店を選んでしまう。







ほぅ、漬けものが取り放題である。  こんなサービスあったかな。

さらし玉ネギは漬けものに非ず。これは合わないと思うのだけど。

白醤油かけて、ま、箸休めとしては使える。







おや、名古屋コーチンの焼き鳥があるぢゃないの。







名古屋コーチン ねぎま  ¥997

純系コーチンは安くないのは知っているが、取りやがんなぁ。

身はプリッと締まり、旨いにゃ旨いんだけどね。

味噌煮込み屋で出す、ポテトサラダが気になり、注文す。

うん、まぁ、ふつう・・・。







ひとつ参考にすべきサービスを見た。 若い女性店員の中にどうみてもベテランホール係がいて、

そのおばちゃんの接客にみるべきものがあった。

メニューを決められないグループ客に、写真を示しながらお勧め商品をアピールして誘導する。

そうしなければ、いつまでも決められないということになる。

もう一つはその人が名古屋弁だということ。

名古屋弁のおばちゃんが一人いるだけで、味噌煮込みという一種もっちゃりした郷土料理が

一層引き立て合う。 つまり耳からも名古屋風味を体感できるということになる。

おそらくそれも分かって配置してるのだろう。 やるなぁ、山本屋。


私と家人は、ベーシックなごく普通の、味噌煮込みうどん¥1260








ほどなく、アツアツボコボコいう、味噌煮込み登場。







濃厚な赤味噌のつゆ。

相変わらずシコシコと固めの麺。

でも昔食った時のような違和感はなかった。慣れとは恐ろしいものだ。

量がちょいと少ないかな・・・

少なけりゃ大盛りにすりゃいい。 プラス¥420  取りやがんなぁ~part2







熱いうちはフタにとって食べる。 だからこのフタには、蒸気を逃がす穴など開いていない。

美味いにゃ旨い。 だが、高いにゃ高い。

第一、具が貧相である。 (ぼやきモードにはいってきた・・・)

鍋焼きうどんの味噌版だとあえて考えるならば、鍋焼きの具材の華やかなことよ。







それに比べこいつは、この値段からオプションのようにトッピングで値段が跳ね上がる。

天ぷら¥1837  かき揚げ¥1995  スタミナもつ¥2310  黒豚ロース¥2205  名古屋コーチン¥2205

今売り出しのシジミ・コーチンは¥2835

失礼承知で言うが、味噌煮込みうどんごときで3千円仕事は頭のセンがショートしてるとしか思えぬ。

ああ、ほとんどここで食ってる奴ぁ名古屋人ぢゃないのだろうなぁ~。







1260円も出して、満足感が得られないとはどういうわけだろう。

これにご飯をたのむと¥315プラスになる。

う~ん、おかわり自由でも高かろう。

直後はそれなりに、小満足もできたのだが、今ごろになって腹が立って来た・・・



店を出て、エスト内の手羽から揚げの店「風来坊」へ。

お約束の手羽元と手羽先を一人前ずつ。 店で食べる余裕なく、500円ずつテイクアウトす。







でも、こればかりは出来立てでないと美味しくありません。

ジューシーさも、甘辛のタレもどっかへ行ってしまいました。

こうして失敗を繰り返し、人間は進歩していく(のでしょうか)。


まだまだ、JR名古屋駅の高島屋地下食売り場に、今度は菓子を攻める。

愛知岐阜県内には魅力的な、素朴で洗練されない、田舎のお菓子みたいなのが生き残っているのだ。







知多、半田「田中屋」の生せんべい  ういろうの薄いのを考えるといいでしょう。

数ある中でも評判は聞いていた、「餅文」のういろう。  私はガキの時分から青柳育ちでした。

そして・・・たまたま、ないかな?と思って聞いたら、「銘菓百選」という売り場にあった、

元祖「小松屋本家」の大あんまき。

すごいでしょう?このネーミング。そのまんまやないかい…という。 

友人は、国道で「知立の大あんまき」の看板を見るにつけ、マッサージ器のことだと思っていたという。







カステラ生地でつぶあんを巻いてあるだけなんだけど、

重曹やみょうばんを添加してあるらしく、ほんの少し苦みのような違和感を覚えた。

皮なども今ではいくらでも美味しくできるはずなのに、あえてこうしてあるのが昔風なのかなぁ。


それにしても、地下街が多い名古屋。なのに、エレベーターが少なすぎやせんか。

健脚に優しい街名古屋。 年寄りや障害者にキツイ街名古屋と言われてもわしゃ知らんよ。

もちろん足がヘロヘロになって帰ったのはいうまでもありません。



コメント (2)
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