Oh beautiful, for spacious skies, |
何と美しい 広大な空よ |
America America! |
アメリカ アメリカ |
ーBeautiful America
God Bless America, |
アメリカに神のご加護を |
From the mountains, |
山々を越え、平野を渡り |
This land is your land, この国は君のもの
This land is my land, この国はぼくのもの
From California カリフォルニアから
To the New York Island, ニューヨーク島まで
From the redwood forest, セコイアの森林から
To the Gulf stream waters, メキシコ湾流の流れまで
This land was made for you and me この国はぼくらで作ったもの
-This land is your land
たぶんアメリカ全土で歌われている、そんな3曲をお送りします。
最初のBeautiful Americaは、Katharine Lee Batesという大学教授がコロラドスプリングの美しさに感動して作ったとされる。米国第2の国歌として愛唱され続けている。僕が最初に聴いたのはフォークシンガー・ピートシーガーが歌ったもの。右も左もなく愛された歌なのだろう。
God Bless Americaは、米国の偉大なる作曲家、Irving Berlinの作。
最初は自分のミュージカルのために描き、ケイト・スミスが歌い戦時下、国威発揚の場で歌われるようになった。イラク戦争の時代にもよく各地で歌われたが、政治的な意味は毛頭ないだろう。
最後のはフォークシンガー、 Woody Guthrieの作。ウディはオクラホマ出身、「怒りの葡萄 」で描かれた深刻な砂嵐によって、故郷を捨てカリフォルニアを目指した。フォークの神様的に祭り上げられてしまったが、本人にそんな気はなく、さぞ迷惑な話だったかもしれない。ボブディランはガスリーに憧れて故郷を後にした。
ふっとみんなで歌えるような国の歌を持っていて、羨ましいったらありゃしない。俺達にゃなんにもなし。無宗教過ぎてGodも歌えない。
新しい時代に踏み込んだ大国アメリカ。向こうがクシャミすれば、こっちは風邪で寝込まねばならない。ともかくも、神のご加護を!