元旦の画像をアップするのを失念していた。
大晦日、圧力なべ大活躍で我が家で仕込み、実家へと持参し、お重に入れ替えたお節。
ささやかではあるが、我々如きの食卓を飾るには充分だ。いくらは諸物価高騰の折、姿を消した。棒だらもくわいも誰も喜ばないのでお引き取りいただいた。
料亭の3段重とか世の中にゃいろいろあるが、僕には我が家で手をかけたものの方が美味い気がする。実際の話、家人が作った黒豆と某料亭が作った黒豆の味のちがいは、そんなに驚くほどは違わない。
毎年、家庭争議の火種となるオヤジ製のお節は(なぜ揉めるかというと、衛生的でなかったり素材が古かったり、カビが生えていたりするから。それを指摘すると怒りだし、最悪の年越しになる)、年末から帰宅するたびに阻止しようと、紙に「作らないで下さい、こちらが全部やります」大書して来た。
が・・・・・・、今年も出来ていた。 シオシオのパー!
幸いなことに我々の目の前には出てこず、ご自分で酒の肴にされていたようだが。
さぁ、元旦だからといってじっとしてなどいられない。掃除である!
地震の後の如き部屋に入り、ともかくも住める状態にするのがテーマ。
兄一家も帰宅し、一族であたらねばどうしようもないレベルになっている。
こんなのが出てきた。小中学生の頃のだ。
なぜ、昔の人は裏の白いビラとか、空き箱なんぞを後生大事に取っておくのだろう。ワイドショーで取り上げられるゴミ屋敷のジイさんを笑ってなぞいられるものか。紙一重や。
甥や姪も大きくなって戦力になってくれる。
こっちは庭木編。ビニール袋が40いくつ。
元旦、家の前を歩いた友人から、「これでは福が来ない・・・」と
メールあり。さふだろうよ。これでは神さんも来るわきゃないわな。
悪霊も毒気に当てられて寄りつきゃしねえだろう。
夜ふけて、働いた一同でスーパー銭湯へ行った。
これが元旦の夜だっちゅうのに結構はやっているではないか。
風呂上りに元日のビールを飲み直した。
雲間から見える陽の光、神々しくもある。
いい一年にしてくれよ~。
寒いのでキムチ鍋でも・・・と思っていると、
生ガキが到来。ご近所さんが剥いて来てくれた。
有難い。この倍の量をワタシ、一人占め。
へへへ・・・いい死に方しねぇな。
牡蠣はもとより大好物。子供の頃はダメだったが。
この広島の大粒の牡蠣をギュッとレモンを搾って、
さっとバター醤油焼きにして、ついでキムチ鍋に入れていただいた。
安物は縮むのだが、これは一向に平気。
味が濃くて、もう、たまらねえっす。シビれる~!
年越しそばは「総本家新世界更科」にした。
ここは関西一円の更科の総本山。帳場を預かるご高齢の先代夫妻?
がいい感じ。
なたね450円 なんて一品がある。「おだしのいり卵」と書いてある。
確かにだしが多い。ちょいと甘いが、冷酒のあてに悪かない。
一杯やってたら、混んで来たぞ。合い席だってこっちはウエルカム。
上あんかけ900円 (おかめのあんかけ)
海老、蒲鉾、椎茸、だし巻き、人参のように見えるのは蟹かまぼこ
(最後のはない方が・・・)
生姜が天盛りになり、温まること。
これで収まらず、行列が引けたのを狙って、「だるま」へ。
カリッサクッとシメたい。
この夜は、新世界歌謡劇場(Studio210)の大西ユカリ&新世界の
特別興行ならぬ、大晦日特殊興行。
私もフィドルを小脇に抱えて、ジョイントさせてもらう。
それにしても、ユカリさんよく動く。舞台監督、進行もご自身が兼ねる。
芝居でいうと座長。だが、ふんぞり返るなんてとんでもない。
楽屋となった新世界会館。通天閣に集う歴代の芸人もここを使ったのだろう。弁当にまで一筆添えられている。気配り、心配り。
木村充揮さん、石田長生さん、新世界のお歴々・・・グルーブしてます。
いっぱいのお運び、有難うさんにございます。
ユカリさんの仕切り、完璧でございました。
暮れ行くジャンジャン町
景気は悪いけど、そんなこと云うたら、この街は誕生以来、ずっと
不景気な風が吹き抜けておる。
雑草は不景気にこそ強いのよぉ。
見ておれ、来年も行くぞ~!
「新世界更科総本家」 大阪市浪速区恵比須東1
「だるま 通天閣店」
「新世界歌謡劇場」
福島で打ち上げ。
ここ数年、この店で打ち上げることになっている。
去年は別の店でやったが、不評につきここに戻った。
生レバーも上出来。
ユッケ。なんとなく、女性に混ぜてもらう。
前にマネージャーが二人、隣にスタイリストさん。
遅れて、作家の先輩もやってきた。わいわい30人ほどで。
以前、野球評論家金村さんと元阪神の片岡さんを目撃した。
ホルモンもレベルが高い。
それにしても、なぜ「竜平」という屋号から「彩苑」に変わったのか、
気になりつつ、聞いたことがない。
焼肉彩苑 大阪市北区福島8