マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

ピザ、あいや、ピッツァと呼びたいのココロ

2006-08-18 16:15:17 | 

         
とmixiにも書いたが、まだ味の記憶が残っている間にこっちにも載せたい。京都・七条東山「イル・パッパラルド」北村さん製のピッツァ2種。
マリナーラ(トマトソース・ニンニク・アンチョビ・バジル)は最もシンプル。
ビアンコ(モッツァレラ・パルミジャーノ)はチーズ。

焼くのに1分。シンプル極まりないものだが、焼き上がりを安定させるのは簡単なことではないらしい。薪窯のお守も大抵ではない。火をつけて焼き始めるまで2時間掛かるという。簡単そうだから、やってみたいなぁと思うが、毎日この単純な作業に情熱を燃やしてできるかというと、この飽き性にできるわきゃないわな。やはり食うのが関の山だ。
          
宅配ピザのCMでは「海老マヨマヨ、海老マヨ~」とか「耳まで美味しい」とかいって、耳にソーセージを通したりしているが、ピッツアはあくまで生地を食うもの。具ではない。シンプルがベスト。もちもち、子供の頬っぺたのようなこの食感を楽しむためにある。ああ~また食いたい!
食いたさを伝えるために、写真は大きめにした。


  紹興酒もとめて

2006-08-18 15:44:20 | 

 
ミナミ三休橋にある四川ダイニングの「えにし」へ。紹興酒の勉強に行く。行くったって、飲んでるだけなのだが。気鋭の料理人はいても、中国酒に詳しいソムリエっていないから、この時期狙い目かもしれない。  
飲んだのは「古越龍山5年」、呉越同舟に非ず。スッキリとロックでいただく。

中国酒は大きく「黄酒(ホワンチュウ)」と「白酒(パイチュウ)」があり、黄酒の代表が老酒。老酒の中で最も有名なのが浙江省の紹興市で作られる紹興酒というわけ。
でも中国全土では圧倒的に白酒。この中には周恩来と田中角栄が乾杯していた茅台酒(マオタイチュウ)のような高嶺の花もあるが、庶民が飲む高梁(コーリャン)酒はクッサイ。度数は50度ほど。現地特派員O氏によると、こいつで「乾杯、乾杯(カンペー)!」と酒の強さを競ったりするというのだから、中国キライになりそう。翌朝ゲップにこの匂いが上がってきて、また吐いてしもたりする。
そこへいくと、紹興酒は16~18度と日本酒なみ。紹興ではこいつを酒屋で量り売りで飯茶碗みたいなのに受けて、飲むそうな。でも他の小吃店(食堂)などでこれを頼むと、店員にニヤッとされて「女の子の頼むもの飲んでやがらぁ」と馬鹿にされるのだそうだ。

普通は常温、冬場はヤカンで燗付けたりして飲む。日本みたいにザラメ入れたりはせぬ。紹興梅という梅干の砂糖漬けをポトリと入れて飲んだりするようで、いずれおかずを摘まみながら、お茶がわりにガブガブ飲むものらしいのだ。

浙江省のもち米と、かん湖の水が原料。あとカラメルやハーブ系の香菜を混ぜることであの風合いがある。かん湖も家庭排水か工業排水で
汚れ始めているとか。アミノ酸が多くて悪酔いしないともいうが、そんなことない。呑みすぎたら一緒で手痛い目にもあっている。
    
烏骨鶏・家鴨二種のピータン。麻婆豆腐は山椒もしっかり効かせてある。坦々麺もコクがある。青島麦酒の黒、金なども飲んだ。小さいカウンターだけだが、中華の一品を取って静かに飲める居心地いい店だ。