Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

ひょっこりひょうたん島

2006年12月16日 11時53分25秒 | Journal
 NHK放送博物館にあった、この「ひょっこりひょうたん島」も懐かしい。これが放送されたのは、小生が中学生にさしかかったころだ。特に思い出深いのは、命がロウソクの火になって見える話。自分の寿命をロウソクの長さに見てしまい、風前の灯にもうじき死ぬと主人公が慌てたり、こっそり命の長さを継ぎ足そうとするところは、切なくてリアリティーがあった。自殺する中学生が最近多いが、それだけ命というものに切実な思い入れがあるのが、あの年齢なのだろう。それも数十年もたてば、なんとなく惰性で生きることを余儀なくされる。
 なお、写真に、ダンディの姿がないのが、ちと淋しい。
 *参考:原作:井上ひさし、山元護久
     アニメーション:久里洋二
     人形劇:ひとみ座
     人形デザイン:片岡昌
     演出:雪正一
     音楽:宇野誠一郎
 *ストーリー:ひょうたん島に子供たちとサンデー先生が遠足に行ったところ、ひょうたん火山の噴火活動の結果、島が流れ出してしまう。子供たちとサンデー先生はこの島で暮らし始めるが、島には次々とへんてこな人が訪れ、またひょうたん島も奇妙奇天烈な所に流れ着いて事件が起きるというもの。
 小生の作品に、「瓢箪ビル」というのが登場することになっているが、あるいは、ひょうっこりひょうたん島の島影が頭の片隅にあるのかもしれない。
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