いのちの森の日

「自然観察」や「自然遊び」を通して、自然の大切さやいのちの大切さについて、遊びながら学んでいます。

河津桜の引っ越し

2010-01-25 06:08:41 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年1月 その23

<河津桜の引っ越し>
作業があると聞いて土曜日に森へ行きましたが、
訪問の目的の一つは桜のつぼみの確認でした。


行ってみると、桜があるはずの場所にユンボがいます。


桜があったところに新しい田んぼが作られていました。
田んぼを一列にするには、桜に引っ越しをしてもらわなくてはならないということでした。
もうすぐ、つぼみもついていたころと思っていたのでちょっとびっくり。

河津桜は、
引っ越し先でも、土とうまくやっていかれるように、
剪定されて、薬を塗られ、幹に着物を着て
静かに引っ越しを待っていました。

造園のお兄さんが、桜の引っ越し先の土を掘っています。
森の造園には、このお兄さんが来てくださり、
黙々と手際良く作業をしてくれます。

この日も一人で土を掘り、桜を移植し、土を入れてくれました。
たっぷり水も入れてくれました。

田んぼの前に引っ越しが決まりました。
根元の辺りを踏まれないように、
粘土山に登った子供たちが、桜の木の枝につかまらないように
木材で囲みます。

残っている枝には、つぼみが膨らんでいました。
今年は桜の花の数は少なくなってしまいますが、
長く長く先まで咲いてもらうためには、仕方がありません。
残りのつぼみたちで、
きれいな花を咲かせてくれることでしょう。

新しい場所は、校庭・校舎をよく見渡せます。
子供たちに近いほうが桜も楽しいはず。
桜もこの場所を気に入ってくれると思います。

剪定した枝のほうについていたつぼみ。
最後に生け花で咲いてもらえるように、枝切りしました。
つぼみがなくなった枝も、乾燥したらクラフトに使用します。

つぼみの枝たちは、作業部屋にいけました。
全部咲いたらものすごいことになります。
でも、楽しみかも。

コメント
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