折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL1039~阿吽の呼吸

2017-02-12 | 写真&俳句


農作業     息の合いたる     親子かな


北風が吹く寒い日。

黒目川遊歩道沿いの畑で親子と思しき二人が農作業にいそしんでいた。

聞いてみるとニンジンの種を蒔いているとのこと。

見ていると、父親が耕した後を息子が機械を使ってビニールの不織布を張っていく。

息の合った手際よさである。

この辺は専業農家の畑が散在していて、農作業をしている姿を見かけるのだが、大抵は老夫婦が多く、親子の組み合わせはあまり見たことがない。

それだけに、若い息子が父親と一緒に作業する光景を見て、「後継者がいてよかったね」と心の中でお父さんに呼びかけた次第である。





写真&俳句VOL1038~別世界

2017-02-10 | 写真&俳句
電柱がなくなってすっきりとした街並み。



無電柱     開けし眺め     別世界


散歩がてらに志木市にある「田子山富士」に出かけた時の事。

角を曲がってメインの通りに出て、「あれ、何か様子が違うみたいだな」と感じた。

立ち止まって見渡すと、何と電柱がなくなっているではないか。

電柱がなくなるだけで、これほど眺めがすっきりするものかと、改めて無電柱の効果に思いを致した次第である。

写真&俳句VOL1037~ジャンボ&ミニ

2017-02-06 | 写真&俳句


犬たちの 散歩姿や 微笑まし 大はまったり 小はちょこまか


黒目川遊歩道を散歩中の時、対岸を大きな犬と小っちゃな犬を散歩させている人がいた。

ジャンボなほうは真っ黒なニューファンドランド、ミニの方はテリアのようだ。

まったりと歩くニューファンドランド、ちょこまかと動き回るテリア、その両者を巧みに操る飼い主さん。

大と小の絶妙な組み合わせ、対照的な動きにすっかりと魅入られて、立ち止まってしばし見入ってしまった。


写真&俳句VOL1036~水辺に集う

2017-02-05 | 写真&俳句







春めいて     水辺にどっと     親子連れ



前回に続いて立春の黒目川遊歩道で見た一コマである。

この日は、すっかり春めいて日差しも暖かく、しかも土曜日とあって河原には親子連れがどっと押し寄せていた。

これまでも親子連れを見かけたが、この日は水辺に降りてきて遊ぶ姿が多い。そんな光景を見るにつけ「春ももうすぐだな」と実感した次第である。

写真&俳句VOL1035~夢見心地

2017-02-04 | 写真&俳句
春分の日、河原で昼寝を楽しむ人。


枯草を     褥(しとね)に辿る     夢路かな


節分を過ぎ、今日は立春。

この数日は、風が強く吹いて寒かったが、立春のこの日は一転風もなく暖かい。

まさに「三寒四温」である。

散歩道の黒目川遊歩道では、枯草を褥にして昼寝をしている人が。

枯草は暖かくてさぞかし気持ちいいだろうと、おもいつつ通り過ぎ、約1時間ほど散歩を続けて戻ってきてみると、件の人はまだ爆睡中であった。

きっといい夢を見ているのだろう。