折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL1027~元気なお年寄りたち

2017-01-24 | 写真&俳句
寒風吹きすさぶ寒い日、グランドゴルフに興じるお年寄りたち。

強風にちぎれんばかりにはためくフラッグ。



寒風に はためくフラッグ 目がけてや 一球入魂 オールドパワー



北風がピューと音を立てて吹き荒れる寒い日。

黒目川遊歩道を歩いていると、すぐ横の広場にお年寄りたちが集まって「グランドゴルフ」に興じていた。

広場のあちこちに設置されたグランドゴルフのフラッグが、それこそ北風にちぎれんばかりにはためいているのだが、そんなことには一向にめげる風もなく、一球入魂、スティックを構えるお年寄りたちの元気さに、それまで襟を立てて歩いていた小生も思わず襟を正してしまった次第である。

写真&俳句VOL1026~子供の眼力

2017-01-22 | 写真&俳句


エゴイズム     子供にまでも     見透かされ


トランプ氏のいう「アメリカが良くなること」も大事だ。でも、世界中が良くなることはもっと大事だ。名指しして批判すれば、国々が敵対し合う世界になってしまう。国々は団結してテロなどの問題に取り組むべきなのに。

今朝の新聞の投書欄に掲載された13歳の中学生の投書の一部である。

トランプ新大統領の就任演説に世界中が喧々諤々だが、13歳の目は大人たち(政治家)のエゴイズムを見透かして、健全でなんとも心強い。

それにしても、世界一の大国がエゴイズムをむき出しにし、他の国がこれに追随してしまうと世界はどうなってしまうのだろう。

写真&俳句VOL1025~乱舞

2017-01-17 | 写真&俳句
餌を求めて乱舞するゆりかもめの群れ。


水辺にや 群れなし来たる ゆりかもめ 餌づけの時刻 違えざりしか


散歩道の黒目川には、はるばると海からゆりかもめが沢山やってくる。

散歩中に、このゆりかもめに餌をあげている人をよく見かける。

ゆりかもめのほうも、餌づけにすっかり慣れているみたいで、餌をあげる人がやってくるまでは橋の欄干でじっと待っている。

この日も、撒かれた餌めがけて多くのゆりかもめが乱舞していた。


写真&俳句VOL1024~落日と満月

2017-01-14 | 写真&俳句
1月12日 PM17:20撮影

1月12日 PM17:30撮影


西の空 お日様沈み しばしして 東の空に 昇る満月


昨日の続きである。

我が家の近くで富士山が見える場所は、20分ぐらい歩いた高台にある古刹の墓地。

午後5時頃、西の空にお日様が沈みかけ、富士山の周辺が見る見るうちに真っ赤に染まっていく。

その神々しい眺めに見入ってしまう。

しばし、移り行く茜色の富士の様子を写真に収めて家路につく。

そして、しばらく歩いて何気なく振り返ると、大きな満月が東の空にぽっかりと浮かんでいた。

「落日と満月」、この印象的な眺めをほぼ同時に見ることができて、この日はラッキーだったとルンルン気分で家路を急いだ次第である。

写真&俳句VOL1023~西日のマジック

2017-01-13 | 写真&俳句
散歩道にまるで巨人のように大きく伸びた影法師。


西日にや     わが影法師     長々と


雲一つない青空、湿度も低く、この分では落日の富士山がくっきりと見えるだろうと散歩の時間を夕方に変更した。

4時半を過ぎると太陽は徐々に低くなり、背中に当たる西日が作る自分の影法師が、前方に長く伸びてまるで巨人のようだ。

「西日のマジックだな」と独り言をつぶやきながら、その様をカメラに収めた次第である。