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病院の小さな有料テレビの画面に映し出される満開の桜のシーン。何とも味気ない。
病院の テレビ画面で 見る桜
「術後の傷の回復具合も順調だし、いつでも都合のいい時に退院していいよ」、朝の回診での院長先生の開口一番の言葉で入院、手術して5日にして我が家に帰って来た。予定より2日早い帰還である。
73歳にして初めて経験した5泊6日の入院生活であった。
ことの発端は、右の太ももの付け根付近がぽっこりと膨れていることに、つい最近気付き、病院に行ったところ「鼠径ヘルニア」との診断。「手術しか完治の方法はない」と言われて、手術することになった次第である。
入院、手術は4月1日で、折しも桜が満開を迎える一番のお花見の頃である。
例年ならば、花に浮かれてあちこちに花見に繰り出すところだが、今年は病院のベッドの上でテレビに映し出される各地の満開の桜を見て過ごす破目に。
テレビで見る桜は何とも味気なく、桜はやはりその場に行って実物を見、雰囲気を味わいながら見るものだ、ということを痛感させられた次第である。