久々に運転された私市ハイキング号。機関車トーマス装飾の10000系を使用した快速急行として運転された。
5月5日木曜日。子供の日のこの日、京阪で臨時列車が多数運転されました。これは逃すまいと出遅れないように少し早目に朝起きて京阪沿線へと向かいました。茨木市7時02分の快速急行に乗り梅田へ出て、御堂筋線で淀屋橋へ出て京阪に乗り換え。ここから沿線を見ながら撮影地を決めます。第一希望は大和田、光線状態を考えれば大和田か、西三荘ぐらいしかいいところはありません。沿線を見ていると早めの時間が功を奏したのかまだまだどこも十分場所が取れる状態だったので、とりあえず大和田へと向かいました。大和田は…既に三脚が一杯並ぶ状態。とりあえず一旦改札を出て、再入場してホームに上がり、様子を窺います。三脚は立っているものの、キャパが大きいので、まだ場所は取れそうなので、とりあえず大和田に腰を落ち着けることに。臨時まで1時間以上の待ちがあるものの、ネタはそれだけではなく、月末の改正で姿を消す快急や区急もついでに撮れるので時間潰しは十分にできます。若干飽きてきたところで、まずは10000系機関車トーマスの送り込み回送が通過。続いてわかばエクスプレスの8000系送り込みが通過。いよいよ本番を迎えますが、まだまだ時間的には余裕が…。混色の2600系なども何本か運転されており、撮影対象には事欠かないので、相変わらずいい暇潰しができます。うるさいガキが連れ立ってやってきたものの、雰囲気としては落ち着いたもの。大して混乱もなく、三脚は多いものの白線の内側での撮影はされていました。
快速特急の幕が目新しいわかばEXPRESS。昨年は3000系が臨時で使用されることが多かったが、今年から8000系に戻っている。
1本目のわかばエクスプレスが通過。その後に駅員さんが来て、三脚組に注意が入りました。一部点字ブロックから大きく出ていた人がいたためですが、それはそれで素直に聞いてよかったのですが、後から駅員にいちゃもんをつける人間が出て、撮影地自体は落ち着いていたのに後味の悪い撮影となりました。本番と言える私市ハイキングの通過前に注意が入ったのでカチンと来たのかもしれませんが、あまりにも大人げないことを言っているのであきれ返りました。せっかく、運転士さんはヘッドライト点灯のサービスまでしてくれてほっこりするような気分で帰れたのに、最後に駅員に絡んでいた人間を見ると情けない思いになってしまいます。駅員が注意に入るタイミングは悪かったにせよ、ホーム上に三脚を立てるのは如何なものかと思います。それも2~3本程度ではなく、大半が三脚持ちで来ていたのには驚きました。そんなに手ぶれするもんなんでしょうか?そんなに手持ちでは構図がぶれるんでしょうか?確かに三脚があった方が安定した写真が撮れるので三脚は必須なんて本に書いているプロの鉄道カメラマンもいましたが、プロでもないアマの人間がそこまでする必要があるのか。迷惑がかからないフィールド(迷惑がかかるところもある)などで三脚を立てるのは勝手ですが、狭いホームで三脚を立てるのはやめた方がいい。ましてや脚立なんて論外です。手持ちで手ぶれするような写真なら撮らない方がマシだと思います。暗黙のルールしかない鉄道写真では規制をかけることは難しいところもあると思いますが、鉄道雑誌とりわけ撮影中心に掲載している雑誌などはもっと撮影マナーについて事細かに書いて、暗黙のルールを徹底化させるようにして欲しいものです。今の雑誌は綺麗事は書いているものの、ほとんどが撮影者を煽っているのではないかと思われるような内容が多いです。昔の写真でも立ち入り禁止区域で撮影されたものは掲載しないなどの処置もお願いしたいところです。撮影マナーについて色々考えさせられる京阪撮影でした。晴れ間ものぞき8000系特急が露払いしてくれた2本目のわかばEXPRESS