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EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

みずほに乗る~九州遠征1~

2011年05月02日 | JR

110428sanyosn700r7mizuho3薄青い顔をしたN700系8000番台。この日のみずほはJR九州のR7編成だった。

 4月28日木曜日。仕事を終えて、とっとと帰宅して、着替えを済ませて、前もって準備していた荷物を持って旅に出ました。久しぶりの長期遠征…と言っても3日半ですが。本来であれば東北に足を運びボランティアでもすべきところだが、東北までの足が全く見えない上、クルマで行くには恐ろしく遠いところなので断念。とりあえずGWに何もしないのもどう110428sanyosn700r7mizuho4 かと思われるので、九州新幹線が開業した九州へと足を運ぶことにしました。思えば、九州もこの1月に新燃岳が噴火したり、口蹄疫などで地場産業がダメージを受けた地域でもある。少しでも経済活性化の一助になればいいかと… 。ええ格好な綺麗ごとはここで終わらせ、正味のところは九州満喫きっぷの存在を見つけたというのが九州行きの大きなポイントである。18のないこの時期に周遊きっぷでは新幹線に乗れないので値段の割に魅力半減。移動は18並みの切符で十分なので、それに代わるものはないかとネットサーフィンしているとJR九州の他、九州のほぼ全鉄道で使える九州満喫きっぷを発見。任意の3日間利用でき、10500円で、JRから私鉄まで乗れるお得な切符だ。これを利用して乗り直し路線を中心に活動し、行き帰りに九州新幹線を使用して乗り潰すプランを計画。計画したのが既に4月下旬に差し掛かるところだったので、九州新幹線の指定券は既に完売状態。4/29~5/1の予定で、計画を立てていたので、29日一番のみずほの自由席に並ぶ覚悟をしながらも計画を練った。練って出てきたのが前日移動。夜行なき今は前日移動することが少なくなったが、今回は新幹線で前日移動し、博多に入り、翌日博多から鹿児島中央までの新幹線初乗りを果たすプラン。乗車券は途中下車がきくので、特急券が嵩むのは痛いが、行程の効率はよい。と言うことでネット予約のe割を活用して、28日のみずほと29日のさくらを予約。いずれも窓側をGETして、意気揚々と28日夜に新大阪へと向かった。

110428sanyosn700r7mizuho  その前に茨木で鹿児島中央までの往復乗車券を購入。みどりでの発券は先に並んでいた人がややこしい注文をしたため、手間取った。私はすんなり購入できたが、時間に余裕がなかったので一人焦っていた。ネット予約でも往復乗車券を買えたが、起算日がどうなるのかよくわからなかったので窓口で買うことにしたのが仇になりかけた。窓口での購入でも帰りの日は関係なく、行きの日だけ言えば往復出てくるのがよくわかった。今後機会があればネットで購入しておきたい。新大阪まで快速で移動し、いざ20番線へ。さすがに連休前の夜とあって大荷物の如何にも帰省利用と言う人が多い。さすがに夜の列車だけに家族連れは少なく、学生や若い人が中心で、大人の落ち着いた感のあるメンツが揃っている。みずほは折り返し上りさくらとして入線。車内清掃を行うため、しばらく待ったを食らう。発車5分ほど前に漸く扉が開く。いつものことながら効率的な運用が増えたため、優等列車の出発までの時間に余裕がないことを感じる次第だ。

110428sanyosbento  みずほ607号7号車指定席に陣取る。売店で駅弁焼き鳥重を買い込んで車内で遅い夕食を取る。7号車はほぼ満席で、見動きはとりづらい状況。レールスター譲りの2列シートにゆったり身を任せて博多までの2時間26分をくつろぐ。新神戸、岡山、広島、小倉とまさにのぞみでも最近お目にかかるのが難しくなってきている最速スジで走る。当然300km/h運転を行い、みずほはのぞみ料金となっている。車内設備はさくらと同様でN700系7000番台、8000番台が共通運用されている。東のはやぶさのグランクラスのような目玉商品はないが、指定席は十分グリーン車レベルだし、グリーン車はそれ以上の設備を持っているので、はやぶさに見劣ることはない。むしろリーズナブルに贅沢できるという点ではみずほ、さくらの方が上を言っているものと思われる。これはレールスターからの伝統を受け継いだ結果と言えるだろう。300km/h運転時はさすがに微妙な揺れを感じるが、その他は至って快適である。あと乗車した車両はJR九州のR7編成で、内装などはS編成も同様だが、車内の案内放送で流れるメロディがJR九州独自のものとなっていた。九州新幹線内ではどの列車も中国語や韓国語での案内が流れるし、山陽新幹線内ではJR九州の車両でもJR西日本の商品を宣伝したりしている。東海と西日本ではそれぞれが自社の宣伝に躍起になっていた気がするが…今度東海道に乗った時に確かめておこう。文句を付けるなら山陽新幹線はトンネルが多過ぎて携帯の電波がキレまくってネット通信などが安定して出来ないことである。これは車両側の問題ではなく、地上側の問題だが、これでは競合交通機関である航空とほぼ同条件と言うことになる。直通する東海道新幹線では無線LANサービスも始まっており、ビジネス利用上不利であることを実感する。何らかの改善が必要だろう。これは九州新幹線についても言えることだし、東北新幹線の盛岡以北、北陸新幹線も同様だろう。岡山、広島で多少は降車があるかと思ったら、ほとんどの旅客が小倉、博多、さらにはそれ以遠まで乗って行った。博多ではさすがに大量に下車があったが、博多から先に乗り通す人も多く、GW前とは言え、みずほが直通列車の役割を果たしていることを実感した次第である。110428sanyosn700r7mizuho2 ひかりレールスターの伝統を守る2列シートの指定席