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EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

さくらに乗る~九州遠征3~

2011年05月04日 | JR

110429kyusyusn700s2sakura N700系を使用するさくら403号。九州内での運転だが、車両はJR西日本のS編成。

110429kagoshimahakata4  4月29日金曜日。快晴のみどりの日…ではなくいつの間にか昭和の日となったこの日。5時30分に起床。6時過ぎにホテルをチェックアウトし、前夜のごとく博多駅まで歩く。早朝の空気は美味しい。緑が多いからだろうか。大阪よりも空気が澄んでいるように感じる。博多駅周辺の通りは歩道も広く、木々が植えられており散歩するにはいい。この日の最初のランナーは博多始発の鹿児島中央行きさくら403号。列車は博多を7時20分に出る。もっと遅くホテルをチェックアウトしてもよかったが、見物を兼ねて早く駅に入った。まずは在来線ホームを見物。早朝だけに夜行なき今は目当ての列車はなかったが、とりあえず博多シティとの組み合わせで色々撮影。貨物列車が停車しているのが目についたが、連休でも運転があるのだろうか?白いかもめの姿が見られたが、注目の787系かもめやみどりは見当たらなかった。

110429kagoshimahakata2_3九州の貨物列車も長大化が進んでいる。

110429sanyosn700n112_2  在来線ホームから新幹線ホームに移動して、今度はしばし新幹線の撮影を。早朝のため列車本数はそれほど多くないが、つばめとみずほの並び、N700系こだま、300系こだまなどが撮れて結構充実した時間を過ごした。せわしなくカメラを持って走りまわっていると時間が経つのが早い。気がつけばさくら入線の時間となっていた。博多総合車両所からの回送で、11番線入線のため入線写真は撮りにくい。入線後、とりあえずスナップを数枚撮って車内に乗り込む。本日のさくら403号はS編成。昨晩のみずほはR編成だったので、SR両方を制覇出来た…と言っても内装も外観もほとんど同じだが。6号車5Dに陣取る。車内は時間帯のいい列車だけに満席ではないものの7割方席が埋まっていた。発車までの時間はそれほどないので、あまり動き回れないが、隣のホームにはいつの間にか500系こだまが入線していて撮りたい衝動に駆られたが、残念ながら気づいた時点で発車の時間となった。発車間際に乗ってくる人も多く、座席は9割方埋まる盛況となった。さすがにゴールデンウィーク初日と言ったところだろうか。

110429sanyos300f5koda

300系を使用した岡山行きこだま 

110429sanyos300f5koda2こだま岡山の表示

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110429kyusyushakata 博多を出発してしばらくは博多南線で制覇している回送線の区間を走る。この辺りはまだゆっくり走っており、市街地のため最高速度の制限を受けているようだ。博多南線と博多総合車両所への線路を分岐する地点でいきなり速度が上がる。速度とともに高度も上がって行き、高い高架線を走るようになる。ここから35‰の急こう配を上り筑後トンネルに入って行く。九州新幹線は側壁が高いと聞いていたが、この辺りはまだそれほど高い側壁はない。短いトンネルを数本抜けて筑後トンネルに突入。筑後トンネルは九州新幹線で最長のトンネルで、急こう配があるため、N700系7000番台、8000番台は全電動車になっている。トンネルを抜ける前から減速していき新鳥栖に到着。デジタルATCなので山陽新幹線のように多段階の減速ではないので乗り心地はいい。新鳥栖は2面4線の贅沢な造り。ここで追い抜きを行うことは少ないが、将来的にはここから長崎新幹線が分岐する予定。新幹線開業前はフリーゲージトレインの軌間変換装置をここに置くことが考えられて110429kyusyusn700s2sakura4 いる。新鳥栖での出入りは少ない。さすがに博多からここまで利用する人は少ないだろう。次の久留米まではわずか5.7km。加速もそこそこに新幹線では徐行とも言える速度で惰性的な走りをして久留米に到着。ここでも出入りは少ない。後日訪れた時はかなりの降車客がいたが、自由席などでは博多~久留米間の利用も多いのかもしれない。久留米を出ると漸く本領発揮の260km/h運転を行う。博多~博多南付近での低速運転、筑後トンネルの急こう配に喘ぎ、新鳥栖~久留米間では徐行運転並みで走ってきたので、260km/hがかなり速く感じる。実際のところ昨晩のみずほの300km/hを体験しているので、N700系にしてはまだまだ余裕のある速度と言う印象を受ける。速度が抑え目なので乗り心地はすこぶるいい。新大牟田、新玉名をあっという間に通過。田原坂付近をトンネルで抜けて速度が落ちてくるともう熊本である。さすがにここでの出入りは多い。出入りと言うよりも出が圧倒的に多い。それでも車内はまだまだ混雑状態で、熊本より先に足を延ばす人が多いようだ。熊本を出ると左手に車両基地が見えるはずだが、残念ながら私は進行方向右側の110429kyusyusn700s2sakura3 D席に座っているため車両基地は拝めず。さくら403号は熊本からは各駅に停まる。新大阪直通のさくらは川内のみ停車が多いので、熊本以遠各駅は九州島内のさくらの特徴と言える。在来線との併設で第1次九州新幹線開業で賑わった新八代の活況も今は昔。停車はすれど出入りは少ない。新水俣、出水、川内と1次開業の各駅に停まって行く。各駅ともそれなりに降車があるが、鹿児島中央まで乗り通す人はやはり多いようだ。新八代以南は山陽新幹線同様トンネル新幹線なのであまり面白くない。川内を出るとシラス台地を突っ切る。ここにも35‰の問題を抱える薩摩田上トンネルがある。タチの悪いトンネルで、トンネル上の住宅の振動が激しいということで補強工事が終わるまで新幹線は徐行していた。その曰くつきトンネルを抜けると終点の鹿児島中央に着く。9時02分に12番線に到着。早速降りてさくら403号の撮影と鹿児島中央駅の撮影を行う。さすがに開業後初めてのゴールデンウィークとあって記念撮影をする人が多い。鹿児島中央からは新幹線を離れて九州満喫きっぷの旅をはじめる。

110429kyusyusn700s2sakura6 トイレと洗面所の隣には出入り口のドアがある奇抜な配置のN700系7000番台・8000番台

110429kyusyuskagoshimat桜島を遠くに望み、鹿児島中央のランドマークである観覧車と三位一体化するN700系さくら