阪神なんば線開業に向けて色々動きがあり阪神車の近鉄への貸し出しなどが行われたりしてきています。開業まで1年を切ったということもあり、次は近鉄車の阪神への貸し出しもあるのかなと思います。阪神本線では尼崎の改良工事が佳境を迎えているようですが、芦屋駅ではホーム延伸が完了したとのこと。近鉄車6連に対応したということですが、なんば線直通電車が芦屋に停まるということがこれで確実になったのかなと思います。現行ダイヤに照らし合わせるとデータイムは急行が西宮以西にも延長されて快速急行になるというのが有力で、朝ラッシュ時は区間特急、夕ラッシュ時は快速急行がなんば線直通になるという予想が妥当なところだと思います。しかし、区間特急は芦屋に停まるものの、快速急行は芦屋を通過します。芦屋に終日なんば線直通列車が停車するとは限りませんが、御影などでは改良工事が行われていないので、今のところ西宮以西では芦屋と魚崎あたりが有力なのかなと思います。御影は21m級6連の停車に目処がついているなら停車の可能性がありますが、果たして特急と同じ停車駅の列車になるのか、現行の快速急行に合わせた停車駅になるのか注目したいところです。
私の予想としては種別は近鉄に合わせて快速急行として、停車駅を変更するのが有力なのではないかと思います。現行の快速急行は直通特急との色分けから西宮以西で青木、岩屋に停車していますが、両駅とも“なんば直通”列車へのインパクトが小さいように思います。データイムでは西宮以西では増発列車扱いになるので、現行の快速急行とは違った停車駅の設定を行えばいいのではないかと思います。停車駅数は後続に直通特急が走るということから、直特と同じか少なくしなければならないのかなという感じはします。本来であれば直特と同じ停車駅が理想的ですが、西宮以東のダイヤでお釣りがなければ1駅削らざるを得ないかなという感じがします。直特停車駅から1駅削るなら…魚崎になるのかな。六甲ライナーとの接続は捨て難いところですが、根こそぎJRに持っていかれている感があるので、緩急接続の効果がある御影の方を取った方が良いのかなという感じがします。
西宮以東の停車駅は現行の急行置き換えにもなるので、基本的には急行と同じ停車駅とした方がいいのですが、西宮以西で直特から逃げきるための貯金をするなら武庫川を飛ばすことも考えられます。逆に直特を終日甲子園停車として、先行する快急に貯金を持たせる方法も考えられます。あくまで現行ダイヤを前提としたダイヤですが、阪神なんば線開業後のダイヤがどうなるのか楽しみです。