グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

自民党執行部の河井陣営一方的支援に思う

2020年01月31日 | 社会
自民党が昨夏の参院選・広島選挙区で河井候補者側に多額の選挙資金を提供していたことが波紋を広げている。
当該選挙区は自民党公認候補者が定数と同数の2名が並立していた。
もしも執行部の思惑通り2議席を自民党が独占していればこの問題はさほど大きく取り上げられることはなかっただろう。
仮に自民党が1議席獲得であってもそれが溝手候補者であればやはりこれほど話題になることはなかったと思う。
さらに河井陣営のウグイス嬢への法外報酬支給がなければそもそもこの問題が明るみに出ることすらなかったかもしれない。
ところが、ところが、である。
自民党執行部にとって最悪の結果になってしまった。
そして当該河井議員が1.5億円の選挙資金受領を認め「違法ではない」と言い放ってしまった。
これは残念ながら違法か、合法か、という問題ではない。
自民党内のガバナビリティの問題である。
総裁たる首相は「関知していない」と火消しに大わらわだが少なくとも幹事長、官房長官のどちらかは関与しているのではないか。
この問題は対野党との問題ではなく自民党内部の問題である。
もしかしたら政権の骨格を揺るがすことになるのかもしれない。
自民党執行部はとんだピンチを招いてしまった。

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