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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

国家リーダーの記者会見の相違に思う

2019年06月29日 | 政治
G20 終了後、たまたま議長役を務めた日本の首相とゲストで訪れた米国大統領の記者会見を目にすることが出来た。
しかしその会見スタイルは相当違いがある。
首相の冒頭の発言はプロンプターを用いたいわば「読み上げ」なのだがそれだけにその内容はどこか作文調である。
その後の質疑応答では司会者が発言者を指名するのだが時間制限があるので発言者は限られる。
あれでは十分メディアからの質問を受け止めたものとは言えないだろう。
一方米国大統領の場合は冒頭の発言からしてアドリブが多く必ずしも理路整然というわけではない。(笑)
その後の質問は大統領自身が質問者を指名していたがとにかく多くの質問者に対応していた。
中には答えたくない内容や直接G20とは直接関係のない質問(例えば来年の大統領選に関する民主党候補者の動静など)も多く出たが驚くほど時間を割いて回答していた。
この違いは一体何なのだろう。
米大統領は乱暴な物言いで「メディアとも摩擦を起こしている」とよく報道されているが我が国の首相の記者会見とはそのオープンさで大きな相違がある。
現政権だけかもしれないが「我が国の政治はメディアをコントロールし過ぎではないか」と思うことがしばしばだ。