グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

日米首脳会談を評価する

2018年04月20日 | 日記
窮地に追い詰められた首相が起死回生の場として向かったのがフロリダの米大統領の別荘だった。
会談を終えた今、首相は会談をどう総括しているのだろうか。
米朝会談での拉致問題採上げについては米大統領から期待通りの言質を得た。
拉致被害者がきわめて少ない米国のリーダーからここまで言ってもらうのは望外といってもいいくらいである。
ただ貿易関係の交渉ではほとんど得るものはなかった。
鉄鋼・アルミの関税引き上げについて除外を確約されることもなかったしTPP復帰についても全く溝が埋まっていない。
首相は米大統領の中間選挙事情をゴルフよりも軽く考えていたのではないか。
総じていえば首相は今回の日米首脳会談を自らの政権基盤維持に利することはできなかったようだ。
そればかりか財務次官の突然の辞任ニュースにも見舞われた。
このアクシデントまで含めて考えれば残念ながら今回の首脳会談は政権にとってマイナスだった。
首相は帰国後結構忙しくなるのではないか。