昨日の埼玉県知事選で現職が4選を果たした。
得票率からもみても現職知事の県民からの支持は高く4選も問題なさそうだが一つ気になるのは現知事が10年以上前に(知事任期に関連して)多選自粛条例を提案していたことだ。
この多選自粛提起がいかほど自身の当選に寄与したのか数値化するのは難しいが少なくとも知事自身「多選は望ましくない」と考えていたはずだ。
それが今回の出馬、当選であっさり覆された。
知事自身は「まだやり残したことがあるから」と述べていたがいかなる理由があるにせよ心変わりは紛れもない事実だ。
やり残したことがあるのなら志を同じくする後継者を選び後事を委ねればいいと思うのだが今回の対応はどうも腑に落ちない。
本人は今回の選挙結果で「一定の理解を得たもの」と胸を張ったが投票率は20%台なのだから免罪符にはならない。
政治家は何よりも信義が重要だ。