また今年も終戦記念日が巡ってきた。
今年は終戦から70年という一つの節目にあたるが今年は平年と比べいささか騒がしい。
国会や首相官邸周辺では安保関連法案絡みで白熱した議論やシュプレヒコールが続く。
先日も広島原爆記念日での首相のスピーチに(例年盛り込まれてきた)「非核三原則」が触れられなかったことが衆議院の予算委員会で取上げられた。
首相は「長崎の原爆記念日にはこの文言(非核三原則)は存在する」とかわしたが野党議員の「何故長崎では言及(する予定)になっていて広島では割愛したのか」との質問に対する明快な回答はなかった。
14日には戦後70年談話が閣議決定されるというが周辺各国との摩擦が起こらないことを願うばかりである。
終戦記念日は我が国にとって鎮魂の日でもある。
終戦ウィークはやはり静かな方がいい。