ウクライナ戦争勃発以降各種エネルギーの高騰が続いている。政府もいろいろと手を打っているよう
だが食料品はじめ諸物価の値上がりがきつくなってきた。私の命の水のお酒も2割近く値段が上がった。
酒なんて一般には必需品ではないが、これが楽しみに生きている者にとっては辛い。
自分の書斎は我が家の一階の一区画に設けてあるが、都市住民の悲哀でこの時期から春先まで前の家
の影になって日が差さずにストーブなしでは寒くて仕方ない。倹約倹約と言われると何か考えないと
いけない。
昔子供たちが育った2階部屋は日当たりは良いが、連れ合いの趣味の品々で殆ど物置と化してしまった。
改めてそこの一部畳2畳ほどを整理してもらい、簡単な机を設置して私の占有スペースとした。
幸い当地群馬県南部は冬の晴天率が全国有数。晴れていればこの部屋の温度は11時ころには19℃。
午後3時頃までは22℃を越える。冬季限定の格好の書斎ができた。このスペースには最低限の物し
か置かずに、必要なものは持って上がる。
写真左のかごには読書に必要なタブレットの他雑記帳のノート、世界及び日本の地図帳、スマホ、ちょ
っとしたおつまみなどが入る。これを持ってその日の天候に合わせて炬燵や一階の書斎、場合によって
は寝室まで持ち運ぶ。
今日もこのブログはぬくぬくとした温室のような2階の部屋で書いている。記事が完成したので投稿ボ
タンをクリックした。さあこれからお昼寝時間まで読書だ。
今読むのは電子本Kindle の半藤一利著「それからの海舟」。 先祖が新潟県出身の勝海舟の維新後の生
活の様子を雑談風に記述した内容。著者も長岡出身。江戸っ子の主人公をこれまた事実上の江戸っ子の
著者という組み合わせ。海舟を嫌う人例えば福沢諭吉や政治観の異なる小栗上野介らやこれまた意見の
合わない大久保利通とのやり取り、生涯の理解者だった西郷隆盛とのやり取りが面白く書かれている。
偉大な評論家、皮肉屋といった維新後の海舟の生涯だった。
日差しがたっぷりと差し込む部屋での湯呑に入った日本酒をちびりとやりながらの好きな読書は楽しい
ものなり。
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