肺に影ありと診断され一学期遅れて入学した中学校。学業での後れを挽回させようと、家でこれ
も病気療養中の亡父が英単語を教えてくれた。この光景を見るといつも思い出す。下室田町にて
水田に苗をWednesday ちなみに他の曜日は
月桂冠をのMonday
火焔が空にTuesday
木刀腰にThursday
土産片手にごぶSaturday
金曜日と日曜日は忘れてしまった。
NHK基礎ラジオ講座から流れてくる松本亨先生の声が懐かしい。確か4月最初の講座のフレーズ
が I am a boy. だったと思う。 先生は私の出た高校の大先輩だった。
梅雨の季節の僅かな晴れ間に車で15分程度の我峰神社という鎮守の森でその鳥に出逢った。
バーウォッチングに興味はあるが、例により奥に入ろうとしないから、一般的な野鳥しか知らない。
それでも最低限の双眼鏡や図鑑は持っているので、気が向けば出かけることも。
森のてっぺんあたりから興味ある鳴き声が降ってくる。オオルリかホウジロに似た転がすような美
声。それにしては鳴き声が大きい。鳴き声の辺りを注視していると姿が見えた。ヒヨドリより大き
くハトくらいあるか。下から見た感じでは体色は薄い褐色で尾の部分が黒く見えた。夕方近くで薄
暗くはっきりとしないが写真に収め、鳴き声を録音しておく。帰宅して日本の野鳥図鑑見たが該当
する鳥はいない。
鳴き声の入った動画をYoutubeに投稿する方法を知らない。写真だけでも。
何という鳥なんだろう?
家の近くにある日本野鳥の会T支部に電話を入れる。来てくれれば写真を見ますという。翌日訪ねて
みた。支部長がおられ写真と鳴き声を聞き、即座に応えてくれた。
「ガビチョウです。」
「ガビチョウ?・・・」
「4~50年前に入ってきた外来種の鳥なので日本固有の野鳥図鑑には載ってません。」
帰宅してネットで調べた。
中国では人気ある鳴き声を楽しむ鳥、とある。多くの外来種と同様に愛玩用とし持ち込まれたものが
飼いきれなくて野に放たれて繁殖したとある。
bing.com/images より拝借
最近平野部のちょっとした森や山際の森でよく耳にする鳴き声の正体はこれだったのだ。ホウジロの
鳴き声に感覚的には似ていたが、とにかく大きな声なのだ。外来種でもあり、野鳥としてはかなり大
き身体なので当面天敵はいないのだろう。これからも増えていき、固有種の野鳥の住処を奪う迷惑な
鳥という位置づけになりそうだ。
久しぶりにサイクリング出かける。朝方火野正平のこころ旅をテレビで見ていたのがキッカケか?
走り切れるか不安だったが特に問題なく42kmを走り終えた。殆どが平坦部なのでさほどの負荷は
ない。ヒルクライムでなければもうしばらく楽しめそうだ。無風で湿度が高いが、それなりに高速な
ので風を切る快感。彼のヒラヒラした気負いのないウェアは格好いいな! と思う。凡々たる老人が
真似したらただただ貧相に見えるだけなので、サイクリスト定番のウェアにヘルメットとサングラス
の年齢不詳の恰好で出かける。老化した体形は隠しようもないが、気分だけは若返る。
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