4月に入る。 スキー日和の日には、春めいた大気を通して高崎のメインストリートからも堂々たる谷川連峰の主峰が望める。( 4/7 あら町交差点から北を望み、3倍ズーム+簡易望遠レンズで)
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3月24日、シーズン最後のスキーを楽しむ。 晴れていなければ行かない自由が
あるというのはなんとも贅沢な境遇。 3日ほど前から天気図に注意する。 西高
東低の気圧配置が緩み、高気圧の中心が日本の南を通過するタイミングを狙う。
100%安定した晴れが期待できる。高気圧が北に偏ると、期待した晴れが訪れ
ず、曇天になるケースが多い。 この日高気圧の中心が列島の南にある。定石と
おりに絶好の晴れ。
しかし暦は既に彼岸を過ぎた。 気温が高く快適に滑れたのは10時半まで。その
後は雪が緩み期待した滑りにはならなかった。
元気だといっても古希を過ぎた。 急斜面でのターンはもう駄目。 無理に挑んでも
フォームが崩れて始末に負えない。さすがに転倒する事はないが、腰が引けて板
をコントロールできない。スキー場の2/3以上を占める緩斜面では、一応理論ど
おり優雅に滑れるのだが・・・ このあたりで妥協することも長く滑るためには必要
な心構えだろう。
スピードに体の感覚ががついていかない。 車の運転もしかり、高速道で100km
を越えるスピードは緊張を強いられくたびれる。 90km~100km/h 程度がもっ
とも快適スピード。
スキー場の最高地点から眺める谷川連峰。右端が平標山、左端が谷川岳、 中央が万太郎山辺りか? 前景の樹林はシラビソ。
東京電力奥清津揚水発電所。 原発が停止した今、こうした水力発電所が電力需要の一端を担っている。
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帰途、旧月夜野町にある名胡桃城址を見学する。 太閤秀吉が小田原城攻めの
理由にした真田と北条との城の争奪戦が展開され、歴史の転換点になった城。
当時の城は後の時代に建設された天守閣があったわけではない。 利根川が侵
食した崖の上に堀と土塁をめぐらし、簡単な住居があっただけのようだ。城という
より砦といったほうが正確かも知れない。
名胡桃城の本丸前の空堀。 空堀が非常に良好に保存されている。
同じく本丸があった場所。 本丸といっても天守閣ではない。 城主真田氏の六文銭の旗印。
そして利根川が作った河岸段丘を上手に利用して築城された城。北、東および西は急峻な崖で攻め入るのは困難か?
敷地の一部に記念館があり、そこに陳列されていた城の復元模型。
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