ドイツのメルケル首相との交渉の時に、相手の嫌いな犬を交渉の場に連れてきたという。それも並外れた大型犬の黒犬である。
心理戦でもある交渉、さまざまな手段がコウジラレルのだろうが、まことに「みどころ満載」の交渉ドラマが今日、展開される。
プーチンが何を言い、何をするのか、世界をどう考えているのか、日本をどう考えているのか。楽しみではある。
それに対して、安倍首相はどうするのか。おそらく、正攻法だろうと言われている。
そこで、ロシアの言い分を受け入れて、徹底的に「負ける」戦術を取ればどうだろうか。
負けて勝つ、というのも立派な戦術である。日本は戦争に負けて、損ばかりしてきただろうか。
そんなことはない。負けて始めて、世界にでられるようになり、また、世界を受け入れることもできるようになった。むしろ、戦争に負けたことにより、時代錯誤の封建時代から、ようやく、重い一歩を歩み始めたのではないだろうか。
となると、徹底的に、ロシアを立てて、立てて見せるという結果をみせるということもありうると思う。ごちゃごちゃ言わずに、さっさと負けることだ。相手はうらぎりの戦勝国である。負けてみせよう。
ロシアは面食らうことだろう。