総論賛成、各論反対ということがある。平和こそ世界にとって大事なことである、といいながら、各論では、戦争もやむを得ないとする。
では、本当に世界を平和にするために、どういう行動を取っているだろうか。平和を作るというよりも、戦争になったら、どうするのかという論議になっている。
圧力があれば、これに対抗することを言う。やられたらどうするのかを言う。やられないためには何ができるかという考えは、あまりない。
武装し、戦争できるようにするために、そのように考えるのが自然であるかのように教育も、変えようとする。教師に対する弾圧も加える。
どこまでも、戦争の悲惨さを伝え、これを起こさないようにするにはどうするのかの観点では話されない。
平和の大事さが語られない。戦争やむなし、戦争に対処、がすべてであり、軸足はそこにある。それでは、本当に平和な世の中は作れない。否そもそも作る気がないのである。