現在に生きているわけだが、一瞬のうちに過去となり、未来が続いてくる。今の今のみを、体感しながらの人生だけれども、過去の反省、教訓をいかしながら、今の選択の資料とする。そして、未来の見通しのもとに、現在の努力なり、選択肢を考えることとなる。
道中には、さまざまな事件が起こる。辛いこと、悲しいこと、やるせないこと、楽しいこと。いろいろあるが、結局のところ、本人の心しだいという側面がでてくる。
同じ局面にあっても、それが、心の傷となる人もいる。そんなの関係ない、というのもいる。人間の心とは、脳細胞の中のニューロンの回路の「発火」状態のパターンということらしいが、そのパターンに異常が発生すれば、トラブルとなる。
薬物、怪我、病気などの原因、環境との適合具合で、発火パターンに異常が発生した場合など、また、原因のつかめないものなどあるという。
日常生活において、あまりに根を詰めると、異常をきたす可能性がある。たまには、気晴らしも必要だということになる。人間、生き物としての人間に生まれて、どう生きていくのか、おそらく、一度しかない人生である。あんまりウソで固めたりしないようにしよう。