ナチスの大虐殺の事件があって、アイヒマンがその首謀者として、裁かれた。彼は、命令に従ったのみとし、無罪を主張した。
社会心理学の実験で、普通の人が、相当残酷なことをしてしまうことを明らかにした。精神科医の予測をうわまわって、状況の力が働けば、人は、この力に抵抗できずに、思いがけない残酷なことをしてしまうという実験である。
アイヒマンは、普通の人間だったという結論になる。
トランプが来年大統領になって、選挙中に言っていたことを本当に実行するとすれば、大変なことになる。政権のスタッフにも、相当危険な人物が据えられるという。
彼らは、どんな状況を作り出すだろうか。
人類が抱える問題が、明らかになり、克服すべき課題が鮮明になり、矛盾が激化することで、人類は、一歩前進する可能性もあるが、簡単にそうなるとは予断できない。
ヨーロッパの動きも、アメリカの影響をうけてか、右寄りの傾向がでてきているという。日本も安倍政権の様子をみていても、右寄りである。民主主義というよりも、国家主義的な傾向が強い。
世界平和に真剣に向かう姿勢はない。怪しい雲が立ち込めている。状況の力を意識しながら、立ち向かい、これに負けてはいけない。
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