満腹となれば、誰も、無理して食べたりはしない。それが、自然だが、満腹と思わなかったら、際限なく食べ続けることになってしまう。どこが、満腹か知らないと、それだけで、命を縮めることとなる。
腹八分ということは、自分の感覚を、我慢して、結果的に身体にとっての、適量を摂取する知恵である。自分の感覚のままに、食べないところは、自己コントロールが効いており、人間的にレベルが高そうである。
進化論的には、そもそも、こんなに食物が豊かでなかったから、人間の身体の仕組みは、多く食べ過ぎた場合は、溜め込んでおくようになっている。
溜め込みが過ぎれば、健康に影響する。食べることができなくなった時には、この蓄積があるかないかで、生命の維持にとっては、大事なのかもしれないが、今や、この機能は余計モノにさえ、みられる。
急いで食べたりすると、満腹中枢がはたらくまえに、大量の食物を摂取することになるから、ゆっくり食べることが食べ過ぎないコツとなる。