人間は、力をあわせて、何事かなす。個人の力では、どうしようもないほどのことを、どんどん成し遂げる。大阪駅周辺など、子供の頃の風景を覚えているが、今や、モノスゴイことになっている。
誰の力か、道具を使い、知恵を駆使して、町を変貌させた。歩いている人々は、昔と同じような顔をしている。ファッションは、かなり違うけれども、あれから60年は経っているから、それは、仕方のないこと。
ひとりでは、できないことを、多くの力でなすのだが、基本というか、具体的には、一人ひとりの力をよせあつめたモノである。個人がどのような役割をはたしたのか、何をしたのか、それは、それに携わった本人しか知りえないこともあるだろうが、システムとして、それは、存在している。
いつの間にか、あちこちで、できていて、ぼーっとしているうちに、世の中全体が変化、進歩していく。情報は世界をかけめぐり、改善すべき問題は、次々と明らかになっていく。
共に何かをするなかで、人々は、新しい世界を築いていく。