人は、本人の努力の具合や、偶然性、環境、そして、社会の動向、方向性などによって、人生は多様な展開をみせる。地位や名誉、富、などなど、公正とはいえない結果が生まれたりもする。
生まれた環境は、本人が選択したわけではなく、その後の人生を思うとき、ある種の運命というものも感じる。そうした中で、相対的に有利な地位を占めた人は、オオモノとなる。
そこで、そのオオモノは、どう振る舞うか。尊大な態度がそなわり、富を武器にさらに支配欲を高めていくのか、それとも慈善事業に進むのか。
人生の勝利者として、誇りをもって、人生を謳歌するだけではなく、社会全体に思いを馳せて、とるべき行動をとってほしいものである。
弱者に救いの手を差し伸べ、社会の構造を改善していく事業に歩を進めてほしいものである。ライオンズクラブなどは、その種の活動をしているようにみえるが、「ささやか」にみえる。
多くの価値観が交錯するなかで、焦点をしぼり、効果的な手法を構築して成果をあげてほしいものである。年収が安定的に1000万円をえられるようなら、そういうクラブにはいってもらうことにすればどうか。