まず、前足がクタクタになり、力が入らなくなり、次に、後ろ足が同じになった。胴体と頭はしっかりしているが、これはもう、老衰かと観念したのだった。動物病院に行ったが、確たる治療方針がたたない。
オムツをつけて、無理をせずに、いくこととした。どういうわけか、小生の膝にのりたがる。胴体をゆすって、その要求をする。軽くて、・・・たまらない、感じがある。
ところが、食欲もまったくなく、水さえうけつけなかったのが、少し、元気がでてきているようにみえたので、水を口元にもっていくと、すごい勢いで飲み始めた。ついで、食欲もでてきた。スープ状のものを、しっかりと食べ始めた。
そして、足にしっかりした力がでてきた。なんだったんだろう。まだ、完全に元通りというわけにはいかないが、すごい復活ぶりである。
この間、なげき、うろたえるわけではなく、与えられた条件で、平然としているサマは、教訓的である。生身でいろいろと感じさせてくれる。まさに、「家族」である。