日常生活において、国会、地方議会などに、関心をもち、さまざまな問題について自分の意見を持ちうるだろうか。ほとんど、どこからも、そんな問題を問われることもなくテレビや新聞をみても、自身の生活と、どう関係があるのか、簡単にはわからないのが普通だろう。
権力は、そんな無関心を、そんなものだと割り切っているのだろう。世論を気にしたり、意見を聞こうとする姿勢は、見られない。問題になる選択は、選挙の時になるのだろうが、選挙のときに、政策について深く検討したり、意見を言い合うということもない。かくして、政治は、庶民からは遠い世界のこととなる。
しかし、明らかに、政治こそ庶民の暮らしに大きな影響を与えるのであり、その方向性によって、庶民の暮らし向きは、大きく影響を受ける。
政治がどんな姿勢で、行われているのか、庶民の暮らしに目が向いているのかどうか、こうしたチェックが、入るかどうかで、大きな違いが出てくる。実際のところ、貧富の格差は、こうした政治のチェックの甘さの故といって、過言ではない。ぼーっとしているから、こんな事態になる。