ああいえば、こう言う式で、絶対に相手の言い分にはのらない。これが、原則のようで、殺伐とした世の中になっている。これではイカンですよね。
間違ったり、自分が悪いとはっきり思えば、それを是正するなり、謝るなりすればいいのだが、反撃して、相手こそ謝れなどといい、ロシアも先の戦争の結果を受け入れろと、言い出すなど、戦争で領土拡大はしないという原則など、全然無視の姿勢である。
だが、日本もいわば、自己都合で、他国へ軍隊を送り、被害をあたえたことも事実。戦争そのものが人類のレベルをあらわすというか、克服しなければならない事象であるが、いまだに、いつ戦争になってもおかしくないような論理の通らない世界は続いている。
鯨をとらないと、鯨に、魚を一杯食べられて、漁業がたいへんだとか、一定数を捕ることは、科学的にも、いいのだと、主張しても国際的には認められず、ついに、日本は国際会議から離脱した。
自分の論理が通らなければ、国際的な組織であっても脱退するというのは、他の問題でも生ずるわけで、論理の正当性の真実が、自分が主張することについては、真実であり、一歩も引かないとなれば、国際会議はその意味が減退する。
論理を軽視することなく、国際世論が間違っていることもあるだろうし、日本がどこまで正当な論理を言い続けることができるかは、憲法9条を持つ国であるかぎり、戦争をしない立場であるから、これを舐めてくる国には、厳しく対応しなければならない。真に尊敬に値する国家となる他、日本には道がないのであるから、論理はきちんとしたいものだ。