日本が、一内閣の決定により、とんでもない方向へ行くかもしれない匂いが漂ってきた。アメリカの後方支援の拡大、自衛隊の行動範囲の拡大、憲法を変えなくとも、集団的自衛権があるんだ、との考えでどこまでも、普通の軍隊に近づいていく。
テレビは、そんな問題を正面から取り組んだりせず、新聞もしかりである。世間は、景気の話ばかりしているようにみえる。事態がどんどんすすんでいるにも関わらずである。
どこかで、紛争が起これば、それみたことかと、一斉にこの方向が加速されるかもしれない。そのとき、国民がどんな選択をするのだろう。
昔のように、狭い視野のもと、戦争に飛び込んでいくのだろうか。いま、資本主義について、学者が、反省というか、新しい世界の到来を思わせるような学説を提唱し始めている。
儲け本位ではなく、共生の視点が色濃く入ってきている。この方向は、健全であると思う。日本の安倍内閣の動きが、いかにも安っぽくみえる。底が浅く、「取り戻そう日本」の本意が、これらの動きと真反対であることを危惧する。