人間社会がどのように進化していくのか、それとも、さまざまな矛盾、困難に埋没して、滅びへの道をひた走るのか。
ずっと、危機的状況が続いているようにみえる。明るい未来が、なかなか見通せない。人間の質がどんどん下がっているのでないかと危惧する。
安部総理の議会での野次騒ぎで、彼の品性が暴露されたが、「談話」をめぐって、画策している話を聞いていると、どうやら、彼のガラの悪い思惑が通りそうで、日本が戦争のできる普通の国への道をどんどん進んでいるようだ。
こんな様子は、先の大戦で、多くの国民があれだけ苦しみ、悲しみの坩堝にあったことの教訓が、すっかり消滅してしまったかの如くである。
世論の動向も、厳しい反対の動きが見られない。まさに、危機的状況である。とりわけ、若者たちの反応が弱い。すっかり、管理されて、おとなしい羊のようになっている。
あちこちで、管理されてきた効果が、十分に効いてきているかのようだ。
生きている人間にとって、自らの意志を示せないような、管理された状態というのは、まさにごまかしの社会である。こんな状態が、まっとうな人間社会とはいえない。人間が生きているとはいえない社会である。