原因があるから、出来事が起こるのであって、その原因を把握できていれば、同じような失敗をする可能性はドンとすくなるなることは間違いない。
とりわけ航空機事故など、ブラックボックスを回収して、その事故原因が徹底的に究明される。一度起こると大きな事故となるが、自動車や、他の事故原因と比べると、確率的には安全度が高いらしい。
最近、世界中の飛行機の運行状況が一目でわかるというサイトをみたが、ものすごい数の飛行機が運行されている。軍事用のものとか、政治向きのものはもちろん入っていないらしいが、その数の多さに圧倒される。その数が分母にくるわけで、事故があれば、直ちにカウントされるが、極めて安全度の高いものとなる。
事件の原因をどうやって調べるか、ここに、いろんな意図が入り込む。事件の本質を、回避しながら、自らの利益を確保しようと、原因をねじまげてくる。そんなことが、まかり通っている。改善は、このあたりからも、手をつけなくてはならない。