損保代理店手数料が、普通の手数料の五分の一となった。保険商品の手数料が、ここまで減らされると、完全な赤字となるものがでてくる。
キャッシュレスがすすみ、銀行の振込手数料は代理店負担となっているが、この振込手数料だけで赤字になってしまうのである。これでは、ビジネスとはいえない。
銀行のボランティア?保険会社は、当方から取り上げた手数料部分をどこへ持って行っているのだろうか。顧客の保険料は、どんどん値上げしてきているし、社員の数も減っているようだし、それは、株主の配当へ回っていることになる。
何の仕事もせず、ただ、資本を投じるだけのものが、一番儲かる世界になっている。こんなの不公平だし、経営陣も株主の意向は絶対だから、彼らの言い分がすべてとおり、かれらが、一番力があることになる。
それにしても、簡単に手数料を五分の一にされても、なんでまだ仕事を続けるのかであるが、ここへくるまでには、顧客との関係がある。頼りにされたり、信頼されたり、たまには、アンタでなければダメだ、なんと言ってくれる方もいる。
それで、ついつい続けることになる。それにしても、ひどいもんである。こんなことを平気でやる連中がいるということ自体が、「イスラム国」が発生する原因ではないか。当事者は、不満に満ちている。
ビジネス自体が成り立たないのだから、どこかの時点で、けたぐりをかますか、背後からどないかするか、なんて考えるのも、無理はない。