放送大学の単位認定テストが終わって、ほっと一息。読みさしになっていた「永遠のゼロ」を、一気に読み終えた。、事実から多くを取材し、百田尚樹氏が作家として、小説という形にまとめられたが、フィクションとは思えないほどの現実感がある。
児玉清氏が、巻末に感想をのせている。心を洗われる思いを語られている。確かに、ドラマティックであり、どんでん返しのようなストーリもあって、小説としてすばらしいと思った。
取材の力といえばいいのか、背景の事実の重さと、ドラマとしての面白さ、もあるがむしろドキュメンタリーのタッチである。
戦争をめぐるその時代に生きた人々の人生が展開される。今また、時代が変遷し、中国や、韓国などの動きをみていると、またぞろ、ややこしいことになりそうな雰囲気がある。
戦争のできない憲法を持っている日本が、我慢できなくなってきたのか、憲法改悪を広言する自民党を、国民は勝たせた。発議をする条件が整ってきている。
今この小説を読んで、平和の大事さを感じる。どれだけの悲劇を体験すれば、人類は学ぶのだろうか。