空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

憲法解釈

2013年08月02日 07時36分35秒 | 思考試行

政府の解釈、意見は内閣法制局という役所が行っている。これには、自民党は今のところ、表立っては変更するつもりはなさそうだが、いずれ、変えたいと考えているはずだ。

自衛隊が合憲かどうかについて、裁判になったこともある。ある住民が、自衛隊の施設にわざと損害を与えて、裁判になった。

自衛隊が合憲かどうか、いろんな裁判で違憲だったり、合憲だったり、いろいろになっている。小学生が憲法を読めば、一目瞭然だろう。どうして、自衛隊が存在するのか、不思議に思う他ない。

国にも自衛権はあるだろう。それだけのことである。だが、紛争を解決するのに、武力を用いず、国の交戦権はこれを認めない、というのだから、自衛隊が武器を使用するのは、どんな場面がありうるのだろうか。

憲法9条は、自衛隊の存在を許してはいないのだ。だが、今や、自衛権の行使は、常識的にありうるとしているのは大方の合意となっているようだ。

尖閣周辺では、中国の船が領海侵犯を続けている。直ちに、拿捕ないしは、沈没させてもいいということにならないのは、今の憲法では当然のことであるが、悔しがる憲法改正論者の気持ちがわからないではない。

韓国の竹島占領にしてからが、許せないことである。直ちにとりかえすのが筋というものだ。なぜできないのか。それは、憲法9条のためである。

アメリカが許容するならば、憲法9条をかえ、ついでに、国民の権利をせばめ、政府の言うとおりに、国の舵取りをしたいと、自民党は本音を公開している。

麻生副総理の発言は、まさに本音であろう。法律を盾にして、彼らアホボンのおもちゃとして、この国は変貌するかもしれない。もう、議席は足りているのである。宇宙に浮かぶ、ちっちゃい星。この地球がどうなるのか、全然考えてはいないようだ。