空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

事実が知らされないなかで

2013年08月24日 09時05分31秒 | 思考試行

「はだしのゲン」が、力を持ち始めた。皮肉なことに、表現がどうのこうのと、島根県松江市教育委員会が、いちゃもんをつけたことが、問題になり、作品に注目が集まり、力がついてきた。

作家が、心血をそそいで作り上げた作品が、いよいよ、その真価を発揮しようとしている。抹殺しようとした人間がいて、そのことが、意図に反して、作品の力を再認識させる。

否定という作業にも、反作用があり、否定した当事者の意図に反する効果をうむのだから、人間世界の不思議なところである。あるべき方向に向かって、人類社会が進化し続けているかどうかは、不明であるが、そう信じたい。

福島原発は、事実を隠蔽する東電の体質をくりかえし明らかとし、取るべき道を明確に示している。だが、支配層は、結託して、東電サイドに立つ。今や、原発ゼロは、マスコミも充分には、とりあげない。亡びへの道を、歩み始めた。

人類は、どうなっていくのか。滅びるのも勝手である。当面の、「国益確保」にきゅうきゅうとしているようでは、大したことは、できそうにない。滅びるものは、滅びる他ないのだろうか。

しかし、事実隠蔽のことが、事実解明につながる可能性も秘める。支配層の隠蔽作業が、構造転換の大いなるエネルギーに転化する可能性もある。