空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

利他と利己

2010年06月22日 10時17分18秒 | 思考試行
利己は、結局のところ、自分のためにならず、利他は、逆にまさに、自分のためになっている。不思議なことに、利他を心がける人は、すばらしい人生を送り、周囲の人のみならず、多くの人に、希望や生きがいや、感動を与え、自らも、豊かな人生を送ることになる。

利己は、富をなしても、それは空しく、周囲の人々を、失望と困難と、悲しみに苦しませ、本人もまた、金の力で、偽の幸福感を持つものの、その空しさに、ココロの底では、気付いている。死ぬまえに、感想をきけば、人生はつまらない、というだろう。

自然の振る舞いは、どうだろうか。とりわけ、動物の世界は、弱肉強食であることは、疑いないがしかし、限度をこえない。越えたときは、滅びるほかない。植物の世界でも、日光を求めて、すさまじい場所取りが行なわれている。与えられた環境から、自己保存の、方策をとる。方向を変えて日光を求めて、枝を伸ばす。変形を厭わない。無理とみれば、小さく生きる術を探る。

生きとし生けるものは、必死に努力をしている。利己とみえるが、そこには、限度の塩梅がはたらき、根こそぎ利己ではない。そういう種別は、生存の継続ができない。

人間は、知恵を持ち、産業革命以降、格段の繁栄を謳歌し、今や、地球環境に影響を与えるまでに、増殖してきた。ある分野では、先の先まで、見通すことも、可能となりつつある。そうした中で、日常生活についても、メスをいれて、個々人の生き方についても、深い考察が必要となってきている。

基本の姿勢が大事になってきている。個々人の考え方が、社会に影響をあたえ、仕組みに反映される。いろんなあらわれから、変化の兆しを掴み、また、変化をあたえるべく、ささやかな力を、出していこうと思う。