空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

正義とは

2010年06月04日 09時20分48秒 | 思考試行
日常生活のなかで、普通の人は、庶民は、いつもいつも、「正義」を念頭において暮らしているわけではないが、要するに、悪いことをしていては、生活そのものが、成立しない構造の中で、生きている。

ところが、裕福な特権を持つ階層は、日常生活そのものが、不公平な仕組みのなかで、生存そのものが、「正義」とはいえないぐらい、庶民の暮らしを犠牲にした仕組みを、存分に利用して、彼らは、生存しているのである。

巨万の富が、自然と、入ってくる。それは、どこから来ているのか。配分の問題であれば、当然正していくべきであるが、世の中の実態は、弱肉強食体制であり、この不公平は、力関係の闘争をくぐらなければ、解決不能である。彼らが、自発的にその特権を投げ出すことはない。

弱者の側から、自覚的な、意見表明、意思表示があって、現実にこの不当性を糾弾する行為ぬきに、彼ら支配層が彼らの特権を投げ出すことはないのである。彼らが、本当に、その特権を投げ出すときとは、権力構造が変わって、彼らの生存そのものが、その特権を投げ出すしか方法がないまで、追いつめなければ、そうはならない。

世の中は、結局そういう方向に、流れていくと思う。水が高いところから、低いところに行くように、必然であろう。こんな不公平を、いつまでも続けられるとは思えないからである。

彼らが、特権をなげだす状況が、直ちに来るとは思えないが、それまでは、彼等自身、可能な限り、正義を念頭において、暮らしを続けることである。日常のくらしぶりが、正義に貫かれていなければ、それは、必ず、迷惑する人を生み出し不幸のタネを撒いているのだし、それを軽減する意味でも、そうするのが当然である。