空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

鳩山さんの何が悪いのか。悪くはない。

2010年06月01日 09時14分51秒 | 思考試行
今朝の朝刊をみると、何だか、彼のせいで民主党の支持率が下がったように書かれ、退陣が云々されている。小沢氏が、厳しい現状を告げたという。事実上の退陣勧告なのだろうか。

本当に、鳩山さんのせいだろうか。彼の言説が、ぶれているだの、親から金をもらっていただのと言われているが、それは、別の言い方をするならば、率直に、考えの変遷を述べているのであり、また、裕福な環境であることから、公的な政治に、寄付をして、政治活動をしているということである。そこには、善意こそあれ、自らの懐を肥やすいやしいたくらみがあるわけではない。

むしろ、政治のプロセスがみえて、わかりやすくなったし、なにを考えているのかが、見えるようになった。これは、明かに、政権交代の効果である。そして、政治家の姿勢が明らかとなってきた。

鳩山さんは、私腹を肥やすのに汲々とする世間一般の常識に反する、まことに得がたい人であるといえる。まさに、友愛の精神で行動しているのである。

民主のなかで、問題なのは、小沢氏だろう。かれが辞めるのは意味がある。個人的にも、政治と金の問題があり、簡単には会えないとか、何やら強権的である。鳩山氏とは対極の存在であるように見える。彼のおかげで、民主党の清新さは、相当に傷つけられた。

民主の組織が、一枚岩とはいえないのが、ある意味救いである。充分に、小沢強権政治と決別するならばやり直しも可能だと思う。

鳩山氏は、漢字も読めないような、ボッチャンではない。理系の学者でもある。頭は、良いのである。これを生かさなくてはならない。周囲に、相当足を引っ張られて、実力が充分に出せていない。このままでは、もったいない限りである。