※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。
----フランスのスプラッター映画って、あまり聞いたことニャいなあ?
「うん。アメリカ辺りでも
最初はこの映画を軽んじていたようだけど、
後で驚きに変わったみたいだね」
----と言うことは、描写もかなり激しいんだ?
「そうだね。
この手の映画って設定がシンプルなほどいい。
殺人鬼が、ただひたすら追いかけ襲ってくる。
贅肉がないほど<恐怖>は研ぎすまされるからね」
----でも、ちょっとしたオチがあると言ってなかった。
「うん。そこなんだよね。
この映画はせっかくシンプルで通していながら
ラストで『ただのホラーじゃないぞ』となる。
でもあまりそこに言及すると<核>に触れることになってヤバい……」
----ははあ。だから※ネタバレ注なんだね。
「そういうこと。
ぼくは、冒頭に置かれた、ヒロインの恐怖の告白シーンを観て、
ある一本の映画の記憶が脳裏に甦った。
それは日本の変身怪奇映画の傑作『マタンゴ』。
さすがにあれと同じオチはないものの
ちょっとひねった結末を用意している。
実を言うと、ツッコミどころ満載のこの構成をどう捉えるかで、
この映画への評価は変わってくるだろうね」
----えっ、ちょっと待ってよ。
どんなお話なのよ?
「いや、だから説明の必要もないって。
殺人鬼の雰囲気は『ハロウィン』。
その殺し方は『悪魔のいけにえ』」
----でも、それじゃあまりにも不親切だよ。
「分かった分かった。
じゃあ少し説明するかな。
友人アレックスの実家で過ごす女子大生エリーの前に、
恐るべき殺人鬼が現れ、次々と殺戮を繰り返していく。
家族全員を殺し終えた殺人鬼はアレックスだけを生かして
車でどこかへ連れ去ろうとする。
惨劇を目の当たりにしながらも
息を殺して身を潜めていたエリーは車に忍び込み
友人を救出しようとするが……」
-----!!……よくもそんな危険なことを……。
えいだったら絶対にダメだね。
まず、<血>が苦手だし(笑)。
「自分の感性がマヒしたのかなあ。
確かに<痛覚>を刺激するシーンはたくさん出てくるけど
思ったほどでもなかったな。
ただアキレス腱に刺さったガラスを抜くシーンは貧血ものだったね。
でも、それよりも
この監督アレクサンドル・アジャは<生か死か>の極限状況の描写が巧い。
身を隠して殺人鬼が通り過ぎるのを待つ間の緊張感。
観る者の心臓の鼓動とあわせたかのようなサウンド設計も
実に効果的だったね」
----あれっ、途中からほめ始めたニャあ。
「いや、思うにこの監督は
ダイレクトなサスペンスを作れる要素を持っている。
脚本で変にひねくらない方がいいと思う。
次作がウェス・クレイヴンの『サランドラ』のリメイク。
これの結果を見守りたいね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「目を開けていられないニャ」
マタンゴ TDV-2754D
※これが噂の映画。傑作です。
※ハードゴア度
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はフランス・オフィシャルサイトより。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。
----フランスのスプラッター映画って、あまり聞いたことニャいなあ?
「うん。アメリカ辺りでも
最初はこの映画を軽んじていたようだけど、
後で驚きに変わったみたいだね」
----と言うことは、描写もかなり激しいんだ?
「そうだね。
この手の映画って設定がシンプルなほどいい。
殺人鬼が、ただひたすら追いかけ襲ってくる。
贅肉がないほど<恐怖>は研ぎすまされるからね」
----でも、ちょっとしたオチがあると言ってなかった。
「うん。そこなんだよね。
この映画はせっかくシンプルで通していながら
ラストで『ただのホラーじゃないぞ』となる。
でもあまりそこに言及すると<核>に触れることになってヤバい……」
----ははあ。だから※ネタバレ注なんだね。
「そういうこと。
ぼくは、冒頭に置かれた、ヒロインの恐怖の告白シーンを観て、
ある一本の映画の記憶が脳裏に甦った。
それは日本の変身怪奇映画の傑作『マタンゴ』。
さすがにあれと同じオチはないものの
ちょっとひねった結末を用意している。
実を言うと、ツッコミどころ満載のこの構成をどう捉えるかで、
この映画への評価は変わってくるだろうね」
----えっ、ちょっと待ってよ。
どんなお話なのよ?
「いや、だから説明の必要もないって。
殺人鬼の雰囲気は『ハロウィン』。
その殺し方は『悪魔のいけにえ』」
----でも、それじゃあまりにも不親切だよ。
「分かった分かった。
じゃあ少し説明するかな。
友人アレックスの実家で過ごす女子大生エリーの前に、
恐るべき殺人鬼が現れ、次々と殺戮を繰り返していく。
家族全員を殺し終えた殺人鬼はアレックスだけを生かして
車でどこかへ連れ去ろうとする。
惨劇を目の当たりにしながらも
息を殺して身を潜めていたエリーは車に忍び込み
友人を救出しようとするが……」
-----!!……よくもそんな危険なことを……。
えいだったら絶対にダメだね。
まず、<血>が苦手だし(笑)。
「自分の感性がマヒしたのかなあ。
確かに<痛覚>を刺激するシーンはたくさん出てくるけど
思ったほどでもなかったな。
ただアキレス腱に刺さったガラスを抜くシーンは貧血ものだったね。
でも、それよりも
この監督アレクサンドル・アジャは<生か死か>の極限状況の描写が巧い。
身を隠して殺人鬼が通り過ぎるのを待つ間の緊張感。
観る者の心臓の鼓動とあわせたかのようなサウンド設計も
実に効果的だったね」
----あれっ、途中からほめ始めたニャあ。
「いや、思うにこの監督は
ダイレクトなサスペンスを作れる要素を持っている。
脚本で変にひねくらない方がいいと思う。
次作がウェス・クレイヴンの『サランドラ』のリメイク。
これの結果を見守りたいね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「目を開けていられないニャ」
マタンゴ TDV-2754D
※これが噂の映画。傑作です。
※ハードゴア度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はフランス・オフィシャルサイトより。
>映像まで観客に幻を見せてたらいかようにも表現できてしまう
そのとおりだと思います。
観終わった後、なるほどと思わせる伏線がなければ、
いままで自分は何を見てきたんだと言うことになって、
バカバカしくなってしまいますよね。
アニメのライトノベルについては
ぼくの分からない世界ですが、
ライトノベルだと、
あの乙一がうまいところはそこだと思います。
彼の小説では最後にいつも
「またやられた」となりながらも、
その話術の巧みさゆえ、
怒る気にはまったくなりません。
どんでん返しも楽しいですが、
やはり観る者を納得をさせてくれるどんでん返しを希望します。
テンポはよかったですよね。
辻褄的なことを考えなければ、
それなりにハマれる映画かもしれないです。
血の色は、ぼくは赤い方が苦手です。
さすがにエイリアンは考えなかったです…(笑)。
冒頭でマリーの腕のたくましさに
何かあるとは思いましたが(笑)
お姫様を救い出す王子様は一人二役っていうのが
(あ、 ネタバレか、、、これ)
ちょっとスコンっと抜けましたけど^^;
テンポのよさで、辻褄合ってなくても、まぁいいや
なスカっと鑑賞で満足しちゃいました。
血がかなり凄かったんだけど、結構黒々としてたので
実はエイリアンも絡んでるかも?なんて
一瞬妄想しかけましたっけ、、、
ぼくも『ディセント』の方が怖かったですね。
ただ、いま思い返すと、
この映画はこの映画で、
見つからないように隠れているシーンが怖かった。
なのに、あのオチがだいなしにした気がします。
あのオチは確かにありきたりでしたが、それまでの展開がオチを完全に無視したものだったのである意味で意外でしたね(笑)。
映画自体は少々怖さが不足してましたね。この前に『ディセント』を観ていたのがいけなかったのかもしれません。
ぼくも、あのオチが読めたのがなあ…。
『マタンゴ』はスゴいですよ。
こちらのオチはなかなかです。
古い日本映画はあまり今までみたことがなかったのですが、今から楽しみです。
私もこれはストレート勝負にしてくれたら、ものすごく評価が良かったのに、あのオチは全く持って蛇足と感じました。
サスペンスとしてもよくあるパターンでしたよね。
しばらく忙しくて、
ブログに向かえなかったので、
すっかり遅くなりました。
この映画、ストレートなゴアホラー。
でも、少し凝りすぎと言う気がしました。
まあ、読みきってしまえばかえって
そのお話が陳腐に見えて…。
もっとストレート勝負でいいのになあ。
というタイトルを入れたのに、URLを間違えてその上に入れてしまいました。意味不明なタイトルで驚かせたらゴメンなさい。。。
この作品、テレビ朝日の香取慎吾くん司会進行『スマステーション』の月一ゴロー(by稲垣吾郎)にて、意外にも褒めていた為か。思っていたよりも客入りが良かったです。レディースデイだからっていうだけかしら。
私自身は、なかなか気に入りました。冒頭には、色々と伏線を挿入していたと受け取ったので。読み過ぎ!と言われればソレまでですけど。具体的に書くと激しくネタばれしてしまいます...汗。
予告編が何だかチープだったので。チープさを楽しもうなんて構えていたので、驚いてしまったのでした。91分という短い尺でギュッとまとめたのは、スゴイと思いました。えいさんは、どちらかと言うとイマイチな感じなのでしょうか...むむむ、残念。
この映画に争奪戦が行われたとは知りませんでした。
この手の描写を見慣れてしまったせいか、
思ったほど目を背けると言うことにはなりませんでしたが、
心理的なサスペンス度は高かったです。
一昔前の言葉で言えば「スリラー」って感じですね。
たしかに面白い作品で、僕的にはテキサスチェンソ-をすこしおもいだしたんだけど・・・
あの車のデザインがいいですよね。
海外版DVDとかでは人気でした。
仏公開から、随分時間が掛かりました。
当時、日本のバイヤ-達(結構争奪戦に)では、話題になっていた作品なのですが・・・怖すぎということで、見送られてきた作品でした。
と、いうことは、怖さが今の時代に合ってきたんでしょうか?さて・・・。