※ネタバレ注
-----------この映画の監督ってカンヌで話題となった人だよね。
「『EUREKA/ユリイカ』だね。
あの映画は目の前で殺人事件を目撃した3人が、
疑似家族を築くことで自己回復する過程を
抑制のきいた演出で描いていた。
ところがこの作品は本格ミステリー。
『秘密』『@game』の東野圭吾の原作だけに、
またどんでん返しがあるのではと、
それを気にしながら観てたんだけど...」
-----------なかったってわけ?
「いや、あるにはあったのかなあ。
謎が解けてからの説明が長すぎて
これは今までの彼の映画化作品とは全く感触が違ったね。
物語はほとんど別荘の中で進む。
受験合宿で湖畔の別荘にやってきた3人の家族。
その中の一人のお父さんが
実は別居しているんだけど、
そこに彼の愛人がやってくる」
------------わかった。その愛人が殺されるんだ。
「そう。で、彼の妻が殺したのは自分だと名乗り出る。
しかし、こんなことが世間に知れたら、
名門校の受験なんて夢のまた夢。
一大スキャンダルだからね。
彼らは申し合わせて死体を始末。
しかし真相は思わぬところにあったというわけさ」
------------でも、キャスティングがオモシロいよね。
「役所広司が主人公。で、その妻に薬師丸ひろ子。
彼女が熱演だったね。ちょっと怖いくらい。
でも、この熱演というのがくせ者で、
それがみんなに伝播した感じ。
あの柄本明でさえ、怒鳴り声がスゴすぎて聞き取れない。
あっ、鶴見辰吾と杉田かおるが夫婦役。
実は『ON THE AIR/オン・ジ・エアー』でも夫婦役やってるけどね」
------------肝心の中身はどうなのさ?
「う~ん。会話が多くてまるで芝居を観てるみたい。
でも監督の青山真治は、家族や、親のあり方について
真っ正面から取り組んでるんだね。
これを言うとネタばらしになるから
あまり突っ込んでは言えないけど、
『EUREKA/ユリイカ』の頃からの彼のテーマといえるかも」
(byえいwithフォーン)
※どんでん返し度
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-----------この映画の監督ってカンヌで話題となった人だよね。
「『EUREKA/ユリイカ』だね。
あの映画は目の前で殺人事件を目撃した3人が、
疑似家族を築くことで自己回復する過程を
抑制のきいた演出で描いていた。
ところがこの作品は本格ミステリー。
『秘密』『@game』の東野圭吾の原作だけに、
またどんでん返しがあるのではと、
それを気にしながら観てたんだけど...」
-----------なかったってわけ?
「いや、あるにはあったのかなあ。
謎が解けてからの説明が長すぎて
これは今までの彼の映画化作品とは全く感触が違ったね。
物語はほとんど別荘の中で進む。
受験合宿で湖畔の別荘にやってきた3人の家族。
その中の一人のお父さんが
実は別居しているんだけど、
そこに彼の愛人がやってくる」
------------わかった。その愛人が殺されるんだ。
「そう。で、彼の妻が殺したのは自分だと名乗り出る。
しかし、こんなことが世間に知れたら、
名門校の受験なんて夢のまた夢。
一大スキャンダルだからね。
彼らは申し合わせて死体を始末。
しかし真相は思わぬところにあったというわけさ」
------------でも、キャスティングがオモシロいよね。
「役所広司が主人公。で、その妻に薬師丸ひろ子。
彼女が熱演だったね。ちょっと怖いくらい。
でも、この熱演というのがくせ者で、
それがみんなに伝播した感じ。
あの柄本明でさえ、怒鳴り声がスゴすぎて聞き取れない。
あっ、鶴見辰吾と杉田かおるが夫婦役。
実は『ON THE AIR/オン・ジ・エアー』でも夫婦役やってるけどね」
------------肝心の中身はどうなのさ?
「う~ん。会話が多くてまるで芝居を観てるみたい。
でも監督の青山真治は、家族や、親のあり方について
真っ正面から取り組んでるんだね。
これを言うとネタばらしになるから
あまり突っ込んでは言えないけど、
『EUREKA/ユリイカ』の頃からの彼のテーマといえるかも」
(byえいwithフォーン)
※どんでん返し度
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新作をいち早くご覧になっていて、
とても参考になるコメントを拝見できるので、
楽しみにしています。
「かわいいだけ」とか「ただただ、きれい」を
うまく抜け出せた女優さんは、
りっぱになっていくような気がしています。
「参考になるコメント」なんて言っていただけて、
とても嬉しいです。
ほんとうに励みになります。
ここは最初、猫の話をしようと思って始めて、
いつしか新作映画紹介のコーナーになったんです。
>「かわいいだけ」とか「ただただ、きれい」を
うまく抜け出せた女優さんは、
りっぱになっていくような気がしています。
そうですね。
さしずめこの映画では薬師丸ひろ子でしょうか
(異論があるかも知れませんが)。
彼女は、セーラー服でがんばってた時代の
チャイルディッシュなイメージから
なかなか抜け出せないでいましたが、
それは日本映画の損失ではないかと、密かに思ってました。
今回は、「かわいらしさ」をすべてはぎ取っています。
それだけでも一見の価値ありかも知れません。
良い役者さんが増えるのは、
とても喜ばしいです。
その方たちの成長をみるのも、
楽しみになります。
宮沢りえさんも、前よりずっと、
すてきになったと思います。
外見やイメージにとらわれすぎない、
ある意味での「開き直り」は、
エネルギーになるように思います。
最近は、映画を観る前に、
えいさんのコメント、出ていないか、
チェックしています。
これからも、よろしくお願いします。
やっと少し観賞後の作品が増えました。
この作品は、一度観ておけばそれでいいかな。
役所広司も好きなんですけど、ここでは少々浮いていたかも。そういう役どころだったかもしれないですけど。
どうなることかと思ってたんですけど
びみょーに寸足らずな印象だったです、この作品。
で、おいらはEUREKA、知らないのですけど、良い作品でしたか?
こんばんは。
『EUREKA』は3時間半を超す映画ですが、
息を呑んで観られますよ。
ぼくは感動した口です。
★えいさん、
私め、TBさせて頂いて以来、
ちょこちょこ覗かせて頂き楽しませて頂いております。
先日は拙ブログにTBを頂きありがとうございました!
この映画は僕に取っては十分に耽溺できる118分でした。
役者で言えば、
役所広司、薬師丸ひろ子の映画栄えは言わずもがな、
眞野裕子が映画に新鮮な驚きを加えていたというか、主人公夫婦と並んで映画の核になっていたように思え、
眞野裕子と出会えたことにも大いに感銘を受けました。
えいさん、今後とも宜しくお願いします、
また、拙ブログにもお気軽に遊びにいらしてくださいませ~。
コメントありがとうございます。
薬師丸ひろ子つて、あんなにかわいかったのに、
いつの間にか怪優の道を歩んでいるような気がします。
『オペレッタ狸御殿』の彼女もそうでした。
眞野裕子、確かに後を引く俳優ですよね。
ダーリン/Oh-Wellさんのところにも、
先ほど伺いました。
これからも、遊びに行きたいと思います。
よろしくお願いします。
えいさんの”芝居観ているみたい”ってことばで
納得でした。
湖畔の別荘での会話がほとんどで
役所広司が熱く語り、薬師丸ひろこが熱演する・・・
と、思ったら、彼女が主演した映画『ウーマン』を思い出しちゃった(笑)
今回カーテンコールでのご挨拶で幕が下りるってわけじゃありませんでしたけど
『EUREKA』まだ未見なので、今度探して観ようかな~
TBありがとうございました^^