----ありゃりゃ、この映画もリメイクされたんだ。
「うん。ただこれはずっとシリーズ化されていたし、
主役を変えて新作を作ったと考えた方がいいかもしれない。
もちろんブレイク・エドワーズは監督していないし、
デヴィッド・ニーヴンも出ていないけどね」
----あれ?主演ってピーター・セラーズだったんじゃニャいの?
「そこがややこしいんだけど。
第1作では怪盗ファントムに扮したデヴィッド・ニーヴンが主演。
しかし、その中で人気が出たのが
ピーター・セラーズ扮するクルーゾー警部。
そのため第2作『暗闇でドッキリ』からは
このクルーゾーを主人公として映画が作られたいったわけだ」
----ふうん。第2作が『ピンク・パンサー2』かと思っていた。
「あれは、その『暗闇でドッキリ』から12年後に作られている。
そのため原題も『THE RETURN OF PINK PANTHER』。
あっ、あとアラン・アーキン主演の
『クルーゾー警部』というのもあるけど、
これはシリーズに数えられていない。
音楽担当もヘンリー・マンシーニじゃないしね」
----えっ?ということは今度のは
『ピンクパンサーのテーマ』が使われているんだ。
ということはオープニングのアニメも?
「そうだよ。
しかもMGMの有名なライオン・マークを
乗っ取ってしまう悪のりぶり。
テーマに乗って物語は快調に進んでゆくしね」
----どういうお話ニャの?
「サッカーのフランス代表チームの監督が
中国チームとの親善試合中、
大観衆の前で殺害され、
彼が所有していた豪華なダイアモンド
“ピンクパンサー”が一緒に消えてしまう。
事件を任されたドレイフェス警視(ケヴィン・クライン)は
ドジなクルーゾー警部(スティーブ・マーチン)を抜擢。
世間の目をクルーゾーに引きつけ、
その間に、自分がのびのびと捜査をしようと言うわけだ。
ところが当て馬のクルーゾーが思わぬ活躍をしてしまう……。
ま、ふざけた話だけど、そこがこの映画のいいところ」
----どういうこと?
「すべてがジョークで作られていて、
しかもそれがソフィスティケイティッドされている。
たとえ下ネタが出てきても下品には見えない。
これってけっこう難しいと思うんだ。
いまの時代って映画が生々しくなっているからね。
この映画ではたとえばセーヌやノートルダム寺院といった
美しいパリの景観が絵ハガキのイメージのままに出てくる。
しかもその中をキュートなスマート・カーが走る。
乗っているのが主演のスティーブ・マーチンに加えて、
彼の相棒となるジャン・レノ。
大男が車から降りてくる姿はそれだけで微笑ましい」
----スティーブ・マーチンはどうだったの?
「最初は違和感あったよ。
だって彼はコメディアンのイメージが強すぎる。
ピーター・セラーズのように、
内からにじみ出るおかしさというのとは違う。
少なくともあの白髪を染めるくらいの思い切ったことはしてほしかった。
とは言いながらも最後の方では
この役を自分のものにしていたと思う。
でも、無性にオリジナルが観たくなったなあ」
(byえいwithフォーン)
※意外と楽しかった度人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はスウェーデン・オフィシャルの壁紙より
「うん。ただこれはずっとシリーズ化されていたし、
主役を変えて新作を作ったと考えた方がいいかもしれない。
もちろんブレイク・エドワーズは監督していないし、
デヴィッド・ニーヴンも出ていないけどね」
----あれ?主演ってピーター・セラーズだったんじゃニャいの?
「そこがややこしいんだけど。
第1作では怪盗ファントムに扮したデヴィッド・ニーヴンが主演。
しかし、その中で人気が出たのが
ピーター・セラーズ扮するクルーゾー警部。
そのため第2作『暗闇でドッキリ』からは
このクルーゾーを主人公として映画が作られたいったわけだ」
----ふうん。第2作が『ピンク・パンサー2』かと思っていた。
「あれは、その『暗闇でドッキリ』から12年後に作られている。
そのため原題も『THE RETURN OF PINK PANTHER』。
あっ、あとアラン・アーキン主演の
『クルーゾー警部』というのもあるけど、
これはシリーズに数えられていない。
音楽担当もヘンリー・マンシーニじゃないしね」
----えっ?ということは今度のは
『ピンクパンサーのテーマ』が使われているんだ。
ということはオープニングのアニメも?
「そうだよ。
しかもMGMの有名なライオン・マークを
乗っ取ってしまう悪のりぶり。
テーマに乗って物語は快調に進んでゆくしね」
----どういうお話ニャの?
「サッカーのフランス代表チームの監督が
中国チームとの親善試合中、
大観衆の前で殺害され、
彼が所有していた豪華なダイアモンド
“ピンクパンサー”が一緒に消えてしまう。
事件を任されたドレイフェス警視(ケヴィン・クライン)は
ドジなクルーゾー警部(スティーブ・マーチン)を抜擢。
世間の目をクルーゾーに引きつけ、
その間に、自分がのびのびと捜査をしようと言うわけだ。
ところが当て馬のクルーゾーが思わぬ活躍をしてしまう……。
ま、ふざけた話だけど、そこがこの映画のいいところ」
----どういうこと?
「すべてがジョークで作られていて、
しかもそれがソフィスティケイティッドされている。
たとえ下ネタが出てきても下品には見えない。
これってけっこう難しいと思うんだ。
いまの時代って映画が生々しくなっているからね。
この映画ではたとえばセーヌやノートルダム寺院といった
美しいパリの景観が絵ハガキのイメージのままに出てくる。
しかもその中をキュートなスマート・カーが走る。
乗っているのが主演のスティーブ・マーチンに加えて、
彼の相棒となるジャン・レノ。
大男が車から降りてくる姿はそれだけで微笑ましい」
----スティーブ・マーチンはどうだったの?
「最初は違和感あったよ。
だって彼はコメディアンのイメージが強すぎる。
ピーター・セラーズのように、
内からにじみ出るおかしさというのとは違う。
少なくともあの白髪を染めるくらいの思い切ったことはしてほしかった。
とは言いながらも最後の方では
この役を自分のものにしていたと思う。
でも、無性にオリジナルが観たくなったなあ」
(byえいwithフォーン)
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※画像はスウェーデン・オフィシャルの壁紙より
確かに、シモネタが下品じゃなかったですね。なるほど~。
これ、笑えましたねー。時間も短いし
楽しみにはもってこいな映画だったような気がします。確かに下ネタありましたが
全然気づかないくらいにサラっとやって
のけてましたねー。そして
パリ、キレイでした!
TBさせていただきますね。
この映画、ノスタルジックな味わいが
自分向きでした。
続編が作られるのか、気になるところです。
こういうライトコメディは
ランニングタイムも短い方がいいですよね。
嘘っぽい映画だけど、
それが逆に映画を観たって気になりました。
もう大笑いし過ぎで大変でした。一人で観に行ったのは正解だったかも。連れへの余計な配慮なしにゲラゲラと腹の底から気兼ねなく大笑いできました。
私は、クルーゾー&ポントンが全身タイツで登場するシーンで、生命の危機にさらされるくらいに笑いました。
>大男が車から降りてくる姿はそれだけで微笑ましい
こういう部分も好きでしたわ。たまにはおバカなコメディで大笑いするのも気持ちいいですね♪
名人芸を見せてもらいました。
ジャン・レノも、淡々とふざけたシーンをこなし、面白かったです。(仕事を選ばない人ですね。)
また、遊びに来ます。
こんにちは。
あのスマート・カーのアイデアはよく生きていたと思います。
ぼくも、この映画は思った以上に受けてしまいました。
シリーズ化されるといいですね。
スチーブ・マーチン主演作で
まともに日本公開された作品も久しぶりですし…。
■かめさん
先日、『ダ・ヴィンチ・コード』を観たのですが、
ジャン・レノはほんとうに、出まくりですね。
スティーブ・マーチンと組ませるなんて
よく考えたものだと思います。
ただ、スティーブ・マーチンは
あまりアニメチックな感じがしなかったのが残念。
ピーター・セラーズに比べて目が細いからかな。