(原題:2 Days in Paris)
----今日は機嫌がよさそうだね。
観に行く前とは全然違う。
「うん。
久しぶりに、
心から楽しませてくれる映画に出会ったって感じ。
あのインテリ臭が強いジュリー・デルピーが監督。
しかも“パリのウディ・アレン”なんて言われていたから
絶対に、自分には合わないと思ってたんだけど、
まさかこんないい裏切りが待っているとは…」
-----ウディ・アレンということは、
自意識過剰のインテリ人の悩みを
コメディ・タッチで描いてるの?
「いやいや。
そうじゃなかったんだね、これが。
まず設定を話そう。
フランス人写真家マリオン(ジュリー・デルピー)と
インテリアデザイナーのジャック(アダム・ゴールドバーグ)。
付き合って2年。ニューヨークで一緒に暮らしているふたりは
マンネリ気味の関係をリフレッシュしようと、ヴェネチアに。
その帰途、マリオンの故郷パリへ寄ったところ、
彼女の過去が次々と明るみに。
英語が話せないジャックのフラストレーションはたまる一方で…」
-----ははあ。アメリカとフランスの
カルチャーギャップを描いたものニャンだニャ。
「そう。
しかもマリオンの両親が、これまたおおらかと言うか
いじわるな質問で彼を試したりするものだから
ジャックのイライラは最高潮に。
この両親を演じるのがジュリー・デルピーの実の両親
アルベール・デルピーとマリー・ピレ。
ここには、演技を越えたオモシロさがあったね」
-----楽しそうな映画ということは、
ニャンとなく分かったけど。
それだけで、えいが好きになるというのも不思議。
「うん。実を言うと
映画ファンを喜ばせるようなギャグが
至るところに散りばめられているんだ。
たとえば、ジャックがサングラスを選ぶとき、
『どっちがゴダールにみえる?』。
あるいはドアーズを好きでもないジャックが
ジム・モリソンのお墓参りをしたがる理由が
ヴァル・キルマーがジムを演じたから…」
-----あれっ、デルピー、
猫さんを抱っこしてるよ。
「この猫さんの名前がまたふるっている。
なんとジャン=リュック。
これはもちろんゴダールから取っている。
あっ、そうそうこのジャン=リュックは5kgを越えているんだ。
それで分かったんだけど、
5kg越えると、飛行機では客席に一緒に乗れないらしいよ。
フォーンも無理だね」
-----よっぽど、いいもの食べたんだニャ。
「ジャン=リュックが食べたのは
賞味期限すれすれのフォアグラ。
でもフォーンだって、あん肝食べて
病院で呆れられたことあったじゃない。
まあ、いい勝負だね」
-----そ、それは。
ちょっと映画の話からズレていない。
「いやあ、とにかく観てもらうしかないね、これは。
デルピーは、監督に加えて製作、主演、音楽、編集、
それに主題歌まで担当。
そうそう、撮影はさすがに彼女じゃないけど、
これも映画の雰囲気にピッタリ。
会話のシーンなんて
アップなのに手持ちで写していて、
ライブ感覚がとてもよく出ている。
おまけに、パリの風景もたっぷりと楽しめるしね。
これまで、巨匠たちの映画にたくさん出ているデルピーだけど、
変に肩肘張らず、
自分なりの世界をしかも映画的に出していて、
ほんと好感が持てたよ。
そうそう、忘れないうちに。
ダニエル・ブリュールも出演。
プレスとかには“意外な役柄”と書いてあったけど、
これは彼にピッタリだよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「楽しそうな映画だニャ」
※これがウィットだ度
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(他のタイトルはこちらをクリック→)
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※ここからはCM。
映画とは関係ありません。この車も出ていなかったと思います。
↑よかったらCLICKしてみてください。動画が現れます。
----今日は機嫌がよさそうだね。
観に行く前とは全然違う。
「うん。
久しぶりに、
心から楽しませてくれる映画に出会ったって感じ。
あのインテリ臭が強いジュリー・デルピーが監督。
しかも“パリのウディ・アレン”なんて言われていたから
絶対に、自分には合わないと思ってたんだけど、
まさかこんないい裏切りが待っているとは…」
-----ウディ・アレンということは、
自意識過剰のインテリ人の悩みを
コメディ・タッチで描いてるの?
「いやいや。
そうじゃなかったんだね、これが。
まず設定を話そう。
フランス人写真家マリオン(ジュリー・デルピー)と
インテリアデザイナーのジャック(アダム・ゴールドバーグ)。
付き合って2年。ニューヨークで一緒に暮らしているふたりは
マンネリ気味の関係をリフレッシュしようと、ヴェネチアに。
その帰途、マリオンの故郷パリへ寄ったところ、
彼女の過去が次々と明るみに。
英語が話せないジャックのフラストレーションはたまる一方で…」
-----ははあ。アメリカとフランスの
カルチャーギャップを描いたものニャンだニャ。
「そう。
しかもマリオンの両親が、これまたおおらかと言うか
いじわるな質問で彼を試したりするものだから
ジャックのイライラは最高潮に。
この両親を演じるのがジュリー・デルピーの実の両親
アルベール・デルピーとマリー・ピレ。
ここには、演技を越えたオモシロさがあったね」
-----楽しそうな映画ということは、
ニャンとなく分かったけど。
それだけで、えいが好きになるというのも不思議。
「うん。実を言うと
映画ファンを喜ばせるようなギャグが
至るところに散りばめられているんだ。
たとえば、ジャックがサングラスを選ぶとき、
『どっちがゴダールにみえる?』。
あるいはドアーズを好きでもないジャックが
ジム・モリソンのお墓参りをしたがる理由が
ヴァル・キルマーがジムを演じたから…」
-----あれっ、デルピー、
猫さんを抱っこしてるよ。
「この猫さんの名前がまたふるっている。
なんとジャン=リュック。
これはもちろんゴダールから取っている。
あっ、そうそうこのジャン=リュックは5kgを越えているんだ。
それで分かったんだけど、
5kg越えると、飛行機では客席に一緒に乗れないらしいよ。
フォーンも無理だね」
-----よっぽど、いいもの食べたんだニャ。
「ジャン=リュックが食べたのは
賞味期限すれすれのフォアグラ。
でもフォーンだって、あん肝食べて
病院で呆れられたことあったじゃない。
まあ、いい勝負だね」
-----そ、それは。
ちょっと映画の話からズレていない。
「いやあ、とにかく観てもらうしかないね、これは。
デルピーは、監督に加えて製作、主演、音楽、編集、
それに主題歌まで担当。
そうそう、撮影はさすがに彼女じゃないけど、
これも映画の雰囲気にピッタリ。
会話のシーンなんて
アップなのに手持ちで写していて、
ライブ感覚がとてもよく出ている。
おまけに、パリの風景もたっぷりと楽しめるしね。
これまで、巨匠たちの映画にたくさん出ているデルピーだけど、
変に肩肘張らず、
自分なりの世界をしかも映画的に出していて、
ほんと好感が持てたよ。
そうそう、忘れないうちに。
ダニエル・ブリュールも出演。
プレスとかには“意外な役柄”と書いてあったけど、
これは彼にピッタリだよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「楽しそうな映画だニャ」
※これがウィットだ度
人気blogランキングもよろしく
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※ここからはCM。
映画とは関係ありません。この車も出ていなかったと思います。
↑よかったらCLICKしてみてください。動画が現れます。
ナレーションに合わせてテンポ良く映るヴェネツィア、パリの風景が印象的でした。
写真ばかり撮る彼と、一緒にその瞬間を楽しみたい彼女の切ない気持ち。ファインダーで切り取った瞬間の空気感まで伝わってくるようでした。自分までイタリアーフランス旅行に行ったような気分で楽しかったです。
やはり自分が主演しているから
ファインダー覗くのには無理があったでしょう。
撮影監督という立場だったら可能だったかも。
ここに描かれているパリが素晴らしいのは、
その空気までもフィルムに収めてしまったことではないでしょうか?
生活を描きながら、人生に迫る。
まさにそんな感じでした。
自ら主演する映画にここまでシモネッタを盛り込んじゃうジュリーに惚れ直しました♪
ホントに愉快痛快な作品でしたよねー。
でぶ猫ジャ=リュックの存在感もよかったです。
フォーンはスリムなイメージなんですが、5kg越えているんですか?!(笑)
あん肝食べたとはさすがっ。
そうそう、この下ネタ。
それが決していやらしくない。
で、またそんな映画に実の両親が出演。
羨ましくなるような
ジュリーの家庭環境です。
はい。前の猫みゃん茶は3.5kgだったので、
フォーンの重さには閉口。
お腹の上で寝ているとき、「ギュグンッ」と声を出して
飛び上がる時の痛いこと痛いこと。
最近は体重を量るの怖いです。
そうそう、フォーンは
どこかに飛び上がるとき必ず声を出します。
「ギュグンッ」。
こんにちは。
ジュリーデルピーの才能は大したものですね
次回作にも注目したいです。
ダニエルブリュール、違和感なかった☆
ほんとぴったりでしたね~
ダニエル・ブリュール、
最初観たとき「あれっ、似ているな」という感じでしたが、
役どころで納得。
やはり彼でした。(笑)
結局東京では鑑賞できませんでしたが(笑)地元でチェックしました。
妖精・・・そういう意味もあったのか・・・なるほど~~っと
あとからうなづいたのでした(笑)
この映画は、弾むような
デルピーが本当に楽しんで作っている感じが好きで、
思わずオススメしました。
ここに出てくる、にゃんこさん、
なんとも言えなかったでしょう?